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【FOXニュースの研究所流出説報道③】中国を追求できない欧米の学界

 FOXニュースの『ネクスト・レボリューション』での新型コロナウイルス「研究所流出説」報道の全訳の第3弾。

 コウモリ由来とされる2001年のSARS流行を受けて、コウモリコロナウイルスが人獣共通ウイルスへの変異や進化する事を予測するために、既存の天然コウモリウイルスをヒトへの感染性や病原性を増強するように武漢ウイルス研究所で遺伝子操作されたウイルスが、何らかのミスや事故で流出した可能性を疑うのに十分な理由があるというのが、FOXニュースがこれまで展開して来た特集の内容である。

 2月8日放送分の第3回は、過去2回の復習が中心だが、後半ではこのFOXニュースの報道に呼応したようなワシントンポスト紙の社説と、武漢ウイルス研究所に研究資金を提供をしていた国立衛生研究所 (NIH) のFOXニュースに対する2回目の声明が紹介されている。

FOXニュースの研究所流出説報道
1. 中国に委託されたウイルス改造研究 (1月26日放送分)
2. 2つの隠蔽工作 (2月1日放送分)
3. 中国を追求できない欧米の学界 (2月8日放送分)
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【FOXニュースの研究所流出説報道②】2つの隠蔽工作

 FOXニュースの『ネクスト・レボリューション』での新型コロナウイルス「研究所流出説」報道の全訳の第二弾。

 武漢ウイルス研究所は昨年2月に、同研究所の2013年の収集サンプルに新型コロナウイルスに極めて近いコウモリコロナウイルス「RaTG13」が確認されたと発表しているが、それは実際は同研究所が2016年に発表していたコウモリSARSコロナウイルス「BtCoV/4991」と同一のものであり、同研究所が2016年時点でこのウイルスを研究していた事が指摘されている。

 武漢市から1500km以上離れた廃坑で採取された、ヒト間での感染性は当時認められなかったこのコウモリSARSコロナウイルス「BtCoV/4991」と酷似しながら、ヒト間の感染力が非常に高い今回の新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」*1がなぜ突然武漢市内で発生したのかという疑問を、更に踏み込んで解説しているのが2月1日放送分の第二回の内容だ。

 また、武漢ウイルス研究所に、病原性や感染性の増強(機能獲得研究)を伴うコウモリコロナウイルスのウイルス改変実験を委託し、資金を渡していた米国の国立衛生研究所 (NIH) の責任をFOXニュースは指摘しているが、NIHから送られて来た返答は露骨な誤魔化しであった事も指摘されている。

FOXニュースの研究所流出説報道
1. 中国に委託されたウイルス改造研究 (1月26日放送分)
2. 2つの隠蔽工作 (2月1日放送分)
3. 中国を追求できない欧米の学界 (2月8日放送分)
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【FOXニュースの研究所流出説報道①】中国に委託されたウイルス改造研究

 昨年1月より世界で猛威をふるっている、新型コロナウイルスこと「SARS-CoV-2」*1が、中国の武漢ウイルス研究所から流出した遺伝子改変ウイルスの疑いがあるという「研究所流出説」を、米国の大手メディアのFOXニュースが、政治コメンテーターのスティーヴ・ヒルトン氏の報道番組『ネクスト・レボリューション』で数回の特集を組んでいるが、その内容が興味深いので動画ニュースの全訳を試みてみた。

 コウモリ由来とされる2001年のSARS流行を受けて、米国の国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) が推進をしていた、ウイルスの病原性や感染性の増強(機能獲得変異研究)を伴うコウモリコロナウイルスの研究が、中国の武漢ウイルス研究所に2014年に外注されていた問題で、コウモリSARSウイルス等を使って遺伝子操作も含む実験を行なっていた同研究所から、人間への病原性や感染性が増強された人工SARSウイルスが何らかのミスで漏洩した可能性を疑うのに十分な理由があるというのが、1月26日放送分の第一回の内容である。

 また、新型コロナウイルスの起源を調査する国際タスクフォースのチーフで、先日武漢入りしたWHOの調査団に参加し、研究所流出説を強力に否定している人物が、2014年に武漢ウイルス研究所にウイルス改造研究を外注し共同研究を行なっていた張本人だという事も指摘されている。


FOXニュースの研究所流出説報道
1. 中国に委託されたウイルス改造研究 (1月26日放送分)
2. 2つの隠蔽工作 (2月1日放送分)
3. 中国を追求できない欧米の学界 (2月8日放送分)

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