毎日新聞英語版の毎日デイリーニュースが英文コラムの「WaiWai」にて「変態ニュース」を世界に向けて発信していたニュースが2ちゃんねるやブログやミクシィを中心に随分と話題になっているのを目にします。
今回紹介するのは『Japan Probe』という日本在住のアメリカ人を中心とした英米豪の15人が共同運営する日本の話題を扱う英語ブログと、『Japundit』というやはり日本在住のアメリカ人を中心にした英米の8人が共同運営するこちらも日本の話題専門という、これら二つのブログで「WaiWai」打ち切りの話題が取り上げられ、コメント欄に「WaiWai」の読者が集まって随分と議論になっており、そのほぼ全訳です (関係ない話題をしている数点を省略)。
前回紹介した『秋葉原の無差別殺傷事件、英米ではどう見られているか 英タイムズ紙の読者コメント 』では、一部日本在住を含む英米人が中心になって日本社会のストレスに関してコメントしていたのが多かったのに対し、今回ここに投稿している人達は恐らくその多くが日本在住で、中には日本紹介のブログをやっていたり、英語版Wikipediaで日本関連の項目を執筆したりなどかなりの強者の日本マニアもいて、タブロイド(週刊誌ネタ)を好んで読むような読者層などは、日本人に対して歯に衣着せぬ言い方で露骨に2ちゃんねるやオタクの批判をしたり、今回は大分様子が違います。
このニュースは6月20日にJ-CASTニュースが報じ、21日に「WaiWai」が閉鎖、23日に毎日新聞が日本語で謝罪文を掲載、そして24日に朝日新聞、読売新聞、産經新聞などの大手メディアが報じ、25日に毎日新聞が紙面で謝罪文を掲載するという顛末になっています。
ちなみに英語メディアでは「WaiWai」のニュースは読売新聞英語版のデイリーヨミウリが25日に報じているのみで、日本国外メディアでは一切話題になっていない模様(仏独中メディアでもヒットなし)。

毎日新聞は「WaiWai」コラムを打ち切り
June 22nd, 2008 by James
数年間、毎日新聞の英語サイトは日本の最新の有名タブロイド雑誌から奇妙なストーリーを翻訳、「WaiWai」と題された特別コラムで発表して来た。その病的に変態じみた奇抜なストーリーは毎日新聞のウェブサイトに多くの人々を惹き付けたのは疑う余地はないが、それらの記事が根拠の乏しいタブロイドを基に書かれたと知らない読者層に晒される事となった。予想通り、これは日本に関する愚かで誤った情報を世界に広める事となった。
この数ヶ月、日本のブロガーや2ちゃんねらーの間では、国際メディアでの日本の扱いが、異常性変態や奇妙な売春やダッチワイフに溢れた狂った国としてのバイアスがかかった取り上げられ方をするとの話題が増加していた。彼等は特に日本の社会的信用のある新聞社に属する「WaiWai」コラムが日本を変態国家として不正確で不当な描き方をし国を辱める最大原因であると、そのターゲットにした。彼等の努力は2日前に実り、J-Castニュースがその話題を取り上げYahooジャパンニュースに掲載された。
本日の時点で、毎日新聞の「WaiWai」は打ち切られ閉鎖された:
読者の皆様
ワイワイのコラムで発表された複数の記事が毎日デイリーニュースにとって不適切な内容を含むとのご指摘が複数の読者の方からありました。この批判に対してコラムの掲載を見合わせる事と致しました。将来的にはワイワイに取って替わる新たなコンセプトのコラム集を始めたいと考えております。
皆様のご理解のほどをお願いいたします。
毎日デイリーニュース
毎日新聞はストーリー発信を金輪際行わないように見えるが、毎日新聞のライアン・コネル編集長代理は『タブロイド・トーキョー』を書き続けると期待出来るかもしれない。それは「WaiWai」スタイルの記事をより明確にタブロイド本として出しているものである。
1. Comment by トオル
2008-06-22 17:23:44
これはいいニュース。ポルノ雑誌からの抜粋を大手新聞が載せるべきではない。英語やその他の言語で書かれた日本の話題に関して日本人はもっと気付くべきである。 * 日本人と見られる。
|
2. Comment by Codexus
2008-06-22 17:53:14
ふざけるな。たまに「WaiWai」を読んで楽しんでいたのに。
|
3. Comment by ドインキーズ
2008-06-22 17:42:54
妙なタブロイドストーリーは読むのは楽しいけど、大手新聞の英語ページに載せるべきではないし、これらの記事はタブロイド雑誌が出所であって実話であると受け取らないよう明確な注意書きが必要だと思う。これまで「WaiWai」の記事が日本の真面目なニュースとして転載されていたのを何度見たかもう数えきれない。なぜかと言うとそれが毎日新聞のウェブサイトに掲載されていたから...-_- * WikiUserの自己紹介によれば日本好きなアメリカ人の女子高生。英語版Wikipediaで日本関連の項目の執筆を行っている。日本語の読み書きはかなり出来る模様。15、31と同人物。
|
4. Comment by feitclub
2008-06-22 18:14:10
真面目な話これが良い形での結末。もしニューヨークタイムズのウェブサイトの一セクションが何の説明もなしに完全にウィークリー・ワールド・ニューズからの複製であったら、実際これは全くのナンセンスである。
「WaiWai」はたまのお笑いとしてはいいかもしれないが、本物のニュースと並列されるものではないと単にそういう話。 * 兵庫県在住のアメリカ人。英語版Wikipediaで映画『南京の真実』を含む日本に関する記事を書いている。YouTubeでも日本の生活を紹介。
* ウィークリー・ワールド・ニューズ:「ヒラリークリントンが宇宙人の子供を養子に」「エデンの園が発見される」「エルビスは生きていた」「赤ちゃんがミシガン湖の水を割る」「来週史上二番目の大恐慌が起こる」「南太平洋で人魚捕獲」など嘘八百を面白可笑しく書くアメリカのタブロイド紙。
|
5. Comment by sleepytako
2008-06-22 18:41:02
「WaiWai」は面白かったが、実際これらの翻訳の元記事がどこから来たかを知っていたから。しかしYahooアンサーやその他のサイトで人々が日本に関して馬鹿げた事を書いていたのを見ていたので、この決定は妥当だと思う。 * カリフォルニア出身のアメリカ人。日本を紹介するブログを運営。
|
6. Comment by アレックス
2008-06-22 20:19:45
「WaiWai」のせいで、毎日新聞を信頼出来る情報源とみなした事はなかった。このイメージはもう変わらないと思う。 * 日本と韓国に在住経験があるらしい。
|
7. Comment by onceuponatime
2008-06-22 20:20:15
残念に思う。どれだけのタレント、警官、教師や政治家などが病的フェチで逮捕されたかを考えれば、これらのストーリーの多くは信頼出来るのは確かだ。しかし大手新聞との提携はベストではないだろうという意見には同意する。 * 英語のミスから英語ネイティブの人物ではないと思われる。
|
|
【続きを読む】
日頃ランキングにご協力頂きありがとうございます。

6月14日の大紀元時報の記事『遺体で発見された行方不明の中学生、臓器窃取の疑い=中国広州』で、中国で行方不明の中学生が失踪9日後に全身の皮膚、肉、臓器がない白骨死体で発見されたという、にわかに信じがたいキャトルミューティレーション顔負けのオカルトチックなニュースが報じられましたが、これは2ちゃんねるや『痛いニュース』をはじめあちこちのブログでも話題になっているのを見かけます。
ただし日本語で報じられているものが大紀元一紙のみと情報が限られ過ぎていて、ソースとして心許ないため、グーグルチャイナで検索したところ9種類の記事が複数メディアに延べ90掲載されているので、どうやらこれは実際にあった事件のようで、これらの記事が中国の掲示板などに随分と転載されているので中国のネットでも話題になっているようです。英語メディアでは大紀元英語版のみ。
ただし、人民日報など多くのメディアに掲載されていても記事自体は同一のものが多く、その情報源の多くが地元紙の広州日報が遺族や近隣住民に行った取材の記事を元に書かれているため、警察発表などの正式な情報は一切見られない状態ではあります。
大紀元時報の中国語版と英語版には以下の広州日報の6月10日の記事からの情報と明記されており、現在数種類ある記事は以下の広州日報の記事と、9日の南方都市報を基に書かれています。

9日前に失踪した優等生は骨だけが残っていた
2008年6月10日 広州日報 (中国)
文/写真:李立志記者
 中学進学以降の小龍君の唯一の写真は学生証用写真であった
 |
【速報ニュース】9日前に失踪した黄埔区の少年が、白骨死体で荒野に捨てられていた
本紙は5月28日A21版『中学一年男子生徒が7日前から行方不明』において、黄埔区石化中学1年2組の周小龍君の奇妙な失踪を報じたが、その二日後の失踪9日目の5月30日についに発見された。小龍君の遺体は通学路の途中の目立たない小さな丘の上で発見、全身の皮膚と筋肉と臓器は無くなっていて、骨とわずかな毛髪が残っていたが、制服を完全な形で着ていた。このような残忍な殺害方法は周囲の村民に不気味な恐怖を与えた。現在黄埔区の警察はこの事件を捜査している。
小龍君が失踪して9日目の5月30日17時30分、小龍君の伯父は近くの北山村に住む知人からの電話で、村人が辺鄙な山の頂上で少年らしき白骨死体を発見したとの知らせを受けた。
噂を聞いて小龍君の伯父と両親が現場に駆けつけた。警察は15時30分にすでに現場に来ており、山の中腹で人民警察が鞄や自転車などの遺品を広げていた。小龍君の伯父は「一目でこれら全てが小龍のものだと分かった。小龍の自転車は以前借りた事があり、鍵の使い方も知っている」と記者に語った。
9日後に荒れ果てた山野で小龍君が発見された不運に、彼の両親はその場で卒倒し、小龍君の伯父が現場に立ち会う事になった。人民警察の捜査員は現場の状況が余りにも痛ましいため彼等に見ない方がいいと勧めたが、見るなら心の準備が必要だと言った。
「どうして見ないでいられるか」と疑問を持って、伯父や親戚が現場に来たが全員がショックで呆然とした:遺体は骨だけが残り、全身の皮膚、筋肉、臓器は全てなくなり、眼球も無くなり、指にわずかんな残存物があり、わずかな毛髪が残っていた。当時遺体の身元を証明出来るものはないにも拘らず、奇妙な事に彼は石化中学の制服を完全な形で着ていた。
事件は小道から約1キロ離れた場所で起こった
石化中学は小龍君の家がある黄埔姫堂村から比較的遠く、自転車で30〜40分かかる。通学路は2通りあり、そのうちの一つの石化通りを走るルートは多少遠回りであるが、小龍君は通常は隣村の同級生と一緒に帰る時はこのルートを通り、一人で帰宅する時は比較的辺鄙で近道の北山村の小道を通る。
昨日の午後、記者は北山村の小道を訪ねた。これは小道と言っても自動車で運転可能であり、この道を通って通学する石化中学の生徒は少なくなく、付近の村人もこの道を利用し、一目がない場所ではない。しかし小龍君の伯父は記者に対し、小龍君が発見された場所は山腹の中程の非常に辺鄙な場所であり、小道からは500-600メートル離れていて、地元民の多くがこの道を知っているとは限らないと語った。
DNA検査の結果、遺体は周小龍君に間違いないと警察が家族に知らせた。捜査が進展を見るまで詳細は発表されていない。小龍君の伯父によれば、現在事件は黄埔区公安分局の刑偵隊が捜査を引き継ぎ、昨日午後、警察が小龍君の家に来て手がかりを捜査したとの事。
両親:小龍君の残す写真は少ない
 Photo: Chinanews | 小龍君の母親は記者に対し、彼は一人息子で、物事を非常にわきまえ、小さい時から利発であったと語った。母親が毎朝3時に起床し、5-6里離れた魚市場で一日働く準備をし、父親は5時頃に起床して小龍君の朝食を作り、6時に小龍君を起こし朝食を与え学校に送り出し、それから野菜売りの仕事に出かけ、小龍君は昼頃に自宅に戻って食事をするという暮らしだったそうだ。
石化中学の担任教師は記者に対し、小龍君はほとんど遅刻も早退もない大変規律正しい生徒で、失踪当日に丁度家長会が開かれ、この学期に最も進歩があった生徒として表彰されていたと語った。
このごく普通の家庭に突然この不幸が訪れるとは誰も想像しなかった。更に小龍君の両親が心を痛めているのは、小龍君が突然いなくなった後に、小さい時の数枚以外に彼の映った写真がとても少ない事に気付いた事だ。小龍君の映っていた写真はクラスの集団写真か、活動の記念写真か、小学校卒業の記念撮影などしかない。中学に進学して以降の唯一の写真が、学生証写真であった。
同級生:とても厚い追悼寄せ書きの積み重ね
同級生の一人は「当日にもし小龍君ともう少し長い事遊んでいたなら、彼が帰るのが遅れてこのような事件に巻き込まれていなかったのかもしれません」と書いた。これは小龍君の事件を知った後に、同級生達が事件に関心を持った事が彼の両親を慰めた。「クラスの全ての同級生達が私達のために激励と慰めの、寄せ書きを書いた紙を届けに来て、そこにはとても厚い積み重ねがありました。明日は小龍の遺品を整理しますが、同級生達には感謝しています」と小龍君の母親は記者に語った。石化中学の担任は、今回の事件で同級生達は多かれ少なかれ動揺しており、学校としても対策を考えていると語った。
村民は記者に対し、彼等もこのような残忍な事件の事を聞いており、今後子供達を単独で登下校させずに送迎が必要で、小龍君の事件のあった北山村の小道は通る事が出来ず、やはり大通りを通るのが比較的安全であると語った。
小龍君の母親は、今一番望んでいる事は公安機関が早く刑事事件を解決する事で、小龍君のような生徒が道を通る事が出来、村人を安心させ、事情を知っている人物が刑事事件解決のための情報提供をする事であると記者に語った。
噂されている4種類の死因
小龍君殺害のニュースは伝わり始め、村の中でも議論になり、恐怖の空気が広まっている。一体誰がこのような残忍な危害を加えたのか?
誘拐で人質を殺害するのか?
小龍君の両親は普通の野菜売りで裕福ではなく、当時小龍君は手元に現金を持っていた訳でもなく、身代金目当ての誘拐で人質が殺害されたとは考えにくい。
交通事故の後に死体損壊をするのか?
交通事故の後に死体損壊をして痕跡をなくすのか?小龍君の伯父もこのような見方は否定する。小龍君が着た制服の状態がとても良く破損の痕跡もなく、発見された後に親族は周辺の村民をもれなく訪問したが、いかなる交通事故の手がかりも見つけていない。
変質者による猟奇殺人か?
村民らは変質者が故意の殺害の後に皮膚や肉を取り去ったのではないかと懸念をしている。
殺害後にネズミに食われたのか?
様々な推測の中で、小龍君が殺害され野に遺棄された後にネズミに食べられて骨だけになったのではないかと推測する声もある。
|
この記事は国営メディアの人民日報や新華社を始め、中国の全国の82のメディアに転載されているので、これが政府公認の記事という事になりますが、ここでも大紀元と同様の内容が書かれており、失踪後9日で白骨死体になり制服を完全な形で着ていたという奇異な状態からいろいろ憶測がされているようです。
以下は遺体発見2日前に広州日報で報じられた記事。
【続きを読む】
日頃ランキングにご協力頂きありがとうございます。

前エントリーの『秋葉原の無差別殺傷事件、英米ではどう見られているか 英タイムズ紙の読者コメント』は、1ヶ月ほど前に15000アクセスになった「善光寺絶賛の海外報道」エントリーを越すアクセス数になって、はてなブックマークでも500以上ブックマークされたりあちこちのブログやネットニュースサイトに取り上げられるなど大反響になって驚いておりますが、日本に関して英米人が語っている内容にそれぞれ考えさせられる所がいろいろあったという、そういう反響が目立っていました。
前エントリーを取り上げて頂いたブログやブックマークでも、タイムズ紙のコメントから共感出来るものをそれぞれ引用しているというものが多い中、私がコメントを取捨選択した事に対する若干の批判が一部ありました。実際は135のコメント中68を掲載したのでおよそ半分という事になります。いずれにしても元サイトのURLとその魚拓を表示してあるので誰でも原文の参照は可能であります。
むしろ当ブログの開設時からのモットーとしては「原典に手を加えずに提示する事で編集による印象操作を排する」ではありましたが、しかしエントリーとして掲載出来る量には読む側の許容量として限りがある点、それからタイムズのコメントでも特にテ−マと関係のない所で話題が盛り上がったりなどの書き込みまで全てを含めてしまえば焦点がぼけてしまう点、そして何よりも訳す手数が馬鹿にならないので、選択という形を取りましたが、エントリーを書いていた時点では想像もつかないほどの反響になったため、私がどういう意図を持って割愛したのかをはっきりする意味も兼ねて、もう少し時間をさいて、その後増えた2つのコメントを含めて137のコメントの全訳を掲載する事にしました。
以下の全訳をご覧になればお分かり頂けると思いますが、前回割愛したものは殆ど全て最初の頃の「悪いのは全てアメリカである」的なコメントに関してアメリカ人とイギリス人が言い合いになっている部分で、後半部分はほぼ全てを前エントリーで掲載しています。
その他割愛したものは、原文が奇妙な英語など訳が困難なもの、無関係なもの、ある程度リサーチが必要な手のかかる内容のもの、それから掲載する必然性がないものの他、レス投稿など単独で掲載しても意味不明になるものや重複投稿などです。
なお、トラックバックも随分頂きましたが、それだけ日本国内でこのニュースへの関心が高いという事が伝わって来ます。
写真:東京で7人の犠牲者を出した刃物通り魔事件で人々は花を捧げて犠牲者のために祈りを捧げる。 (Katsumi Kasahara/AP) (Times Online)
・コメント番号は元々はないものを整理の都合で追加
・前エントリーで既出のものは緑のコメント番号
・今回初出のものはオレンジのコメント番号
【続きを読む】
日頃ランキングにご協力頂きありがとうございます。

今回の秋葉原での通り魔殺人事件で不幸にも亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
この事件は英語メディアでも随分と報道されていて、現時点で145種類の記事が複数のメディアに延べ1034掲載されています。
以前の善光寺のエントリーでも言及したように、日本発のニュースの場合、特に発生して日も浅い時点では海外メディアは殆どがAP通信やロイター通信の記事を基に、更にそれらの日本に特派員のいる海外の記事発信メディアも情報の多くを日本メディアの報道を参考にしているため、海外記事を見ても内容的には日本で報じられている以上のものは特にないのですが、今回は英国のタイムズ紙の秋葉原の事件の記事に1日で100を越す大量の読者コメントがついているなど、イギリスなど英語圏読者も自国と関係のないニュースとしては異例に関心が高いようなので、コメントの訳を併せて紹介します。
タイムズ紙の記事には目撃者に対して独自のインタビューを行ったような記述があり、その辺りが日本の報道内容とは若干異なる可能性はあります。

From The Times
「人生に疲れて嫌になった」日本人の男が東京で凶行。7人を殺害
You need Flash Player 8 or higher to view video content with the ROO Flash Player.
Click here to download and install it.
2008年6月9日 ザ・タイムズ紙 (英国)
レオ・ルイス(東京特派員)
 加藤智宏容疑者は東京での通り魔騒動の後警察に逮捕された (Jiji Press/AFP/Getty) |
世界的に知られる東京の電気街で、レンタルトラックで人をはねた後、狂乱のナイフ無差別殺傷事件で7人を殺害した男は自ら「人生に疲れて嫌になった」と供述している。
日本 (の過去30年) で最悪の無差別殺傷事件の恐怖は秋葉原に大混乱を起こした。東京の最も有名な交差点の一つでの殺戮によってテレビ番組は中断され、この暴力行為で国全体が停止をした。
この白昼の事件で17人が死傷した。その時間帯は「買い物客パラダイス」のピーク時で、秋葉原電気街のネオンに彩られた通りは歩行者天国で通常時の数倍の買い物客で賑わっていた。
静岡県裾野市から来た加藤智宏容疑者 (25) は犯行の後すぐに捕えられ、その場で殺人容疑を認めた。犯人は警察の取り調べに対し「人生に疲れて嫌になったから秋葉原に人を殺しに来た。誰でも良かった。単独でここに来た」と供述していると報じられている。
 世界で最も名高い電気街の一つの秋葉原での事件直後の様子 (Issei Kato/Reuters) | 日本の史上最悪の学校での殺傷事件の7周年の日に起きたこの犯行は計画的と見られる。
車の部品工場勤務と言われる殺人犯は、地元の県で2トンのトラックをレンタルし、秋葉原の歩行者ゾーンまで運転したと見られている。目撃証言によれば彼はそこでアクセルを踏んでトラックは道路を蛇行して走りパニックと混乱を引き起こしたと言う。現場にいた人によれば、トラックがショッピング街に向けて走った時にはねられた人が宙に飛んだのを見たそうだ。殺人犯は車から飛び出して猟刀で群衆に斬りつける前に数人をはねたと言う。
タイムズの取材に対する目撃者達の証言によれば、ナイフ通り魔の凶行が始まった時、犯人は「動物のように吠え」、秋葉原駅に向かう道で次々と犠牲者に襲いかかっている時、意味不明の言葉を発していたと言う。被害者は肋骨や背中を刺され、警官も負傷をした。
 死者を出した通り魔事件で、救急隊員は東京の現場に急行した (Itsuo Inouye/AP) | ある目撃者は犯行が始まった横断歩道に「血の海」を見たと言った。犯人が通行人に注意を向けた時、彼女も多くの人々と同様に、パニックになり近くの電気店に逃げ込んだ。別な目撃者は、加藤容疑者がトラックでひいた人々に飛び乗り踏みつけ刃物でメッタ刺しにしたと言っている。
秋葉原のスーパーハイテク通りには世界中から毎年数百万人の訪問客がある。多くの人にとってそこは日本の新しい物好きの文化の中心地であり、急速に高齢化を迎える社会で、そこは数少ない若者文化の中心地の一つである。電気店街と共にあるのが漫画、流行玩具、ビデオゲームや「hentai」ポルノなど日本の「otaku」サブカルチャーを扱う無数のブティック (特選店) である。
通り魔事件の犠牲者は21歳の女性と、19、20、29、33、47、74歳の男性で、秋葉原の幅広い年代の人気を証明している。多くの人は事件が秋葉原を変えてしまうかもしれないと言っている。秋葉原に定期的に通うコイズミ・シュンさんは、この地域の安全が失われたならここに来るのは気が進まないと語った。
|
以下がコメント欄の訳ですが、これはタイムズ紙には秋葉原の事件を扱った記事が4本あって、そのうち「犯人によるネットの書き込み」に関する記事とこの記事の2本に対して共通したコメント欄となっています。
尤も英語メディアのコメント欄ではお決まりのように「アメリカが悪い」的なコメントがつくので、そういう論点の逸れた関係のないものは省いて、比較的日本の社会に関して書いているコメントを選んでいます。
【続きを読む】
日頃ランキングにご協力頂きありがとうございます。
