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9日前に失踪した中学生、白骨死体で発見…中国での報道

 6月14日の大紀元時報の記事『遺体で発見された行方不明の中学生、臓器窃取の疑い=中国広州』で、中国で行方不明の中学生が失踪9日後に全身の皮膚、肉、臓器がない白骨死体で発見されたという、にわかに信じがたいキャトルミューティレーション顔負けのオカルトチックなニュースが報じられましたが、これは2ちゃんねるや『痛いニュース』をはじめあちこちのブログでも話題になっているのを見かけます。

 ただし日本語で報じられているものが大紀元一紙のみと情報が限られ過ぎていて、ソースとして心許ないため、グーグルチャイナで検索したところ9種類の記事が複数メディアに延べ90掲載されているので、どうやらこれは実際にあった事件のようで、これらの記事が中国の掲示板などに随分と転載されているので中国のネットでも話題になっているようです。英語メディアでは大紀元英語版のみ。

 ただし、人民日報など多くのメディアに掲載されていても記事自体は同一のものが多く、その情報源の多くが地元紙の広州日報が遺族や近隣住民に行った取材の記事を元に書かれているため、警察発表などの正式な情報は一切見られない状態ではあります。

 大紀元時報の中国語版英語版には以下の広州日報の6月10日の記事からの情報と明記されており、現在数種類ある記事は以下の広州日報の記事と、9日の南方都市報を基に書かれています。


9日前に失踪した優等生は骨だけが残っていた
2008年6月10日 広州日報 (中国)
文/写真:李立志記者


中学進学以降の小龍君の唯一の写真は学生証用写真であった

【速報ニュース】9日前に失踪した黄埔区の少年が、白骨死体で荒野に捨てられていた

 本紙は5月28日A21版『中学一年男子生徒が7日前から行方不明』において、黄埔区石化中学1年2組の周小龍君の奇妙な失踪を報じたが、その二日後の失踪9日目の5月30日についに発見された。小龍君の遺体は通学路の途中の目立たない小さな丘の上で発見、全身の皮膚と筋肉と臓器は無くなっていて、骨とわずかな毛髪が残っていたが、制服を完全な形で着ていた。このような残忍な殺害方法は周囲の村民に不気味な恐怖を与えた。現在黄埔区の警察はこの事件を捜査している。

 小龍君が失踪して9日目の5月30日17時30分、小龍君の伯父は近くの北山村に住む知人からの電話で、村人が辺鄙な山の頂上で少年らしき白骨死体を発見したとの知らせを受けた。

 噂を聞いて小龍君の伯父と両親が現場に駆けつけた。警察は15時30分にすでに現場に来ており、山の中腹で人民警察が鞄や自転車などの遺品を広げていた。小龍君の伯父は「一目でこれら全てが小龍のものだと分かった。小龍の自転車は以前借りた事があり、鍵の使い方も知っている」と記者に語った。

 9日後に荒れ果てた山野で小龍君が発見された不運に、彼の両親はその場で卒倒し、小龍君の伯父が現場に立ち会う事になった。人民警察の捜査員は現場の状況が余りにも痛ましいため彼等に見ない方がいいと勧めたが、見るなら心の準備が必要だと言った。

 「どうして見ないでいられるか」と疑問を持って、伯父や親戚が現場に来たが全員がショックで呆然とした:遺体は骨だけが残り、全身の皮膚、筋肉、臓器は全てなくなり、眼球も無くなり、指にわずかんな残存物があり、わずかな毛髪が残っていた。当時遺体の身元を証明出来るものはないにも拘らず、奇妙な事に彼は石化中学の制服を完全な形で着ていた。


事件は小道から約1キロ離れた場所で起こった

 石化中学は小龍君の家がある黄埔姫堂村から比較的遠く、自転車で30〜40分かかる。通学路は2通りあり、そのうちの一つの石化通りを走るルートは多少遠回りであるが、小龍君は通常は隣村の同級生と一緒に帰る時はこのルートを通り、一人で帰宅する時は比較的辺鄙で近道の北山村の小道を通る。

 昨日の午後、記者は北山村の小道を訪ねた。これは小道と言っても自動車で運転可能であり、この道を通って通学する石化中学の生徒は少なくなく、付近の村人もこの道を利用し、一目がない場所ではない。しかし小龍君の伯父は記者に対し、小龍君が発見された場所は山腹の中程の非常に辺鄙な場所であり、小道からは500-600メートル離れていて、地元民の多くがこの道を知っているとは限らないと語った。

 DNA検査の結果、遺体は周小龍君に間違いないと警察が家族に知らせた。捜査が進展を見るまで詳細は発表されていない。小龍君の伯父によれば、現在事件は黄埔区公安分局の刑偵隊が捜査を引き継ぎ、昨日午後、警察が小龍君の家に来て手がかりを捜査したとの事。


両親:小龍君の残す写真は少ない


Photo: Chinanews
 小龍君の母親は記者に対し、彼は一人息子で、物事を非常にわきまえ、小さい時から利発であったと語った。母親が毎朝3時に起床し、5-6里離れた魚市場で一日働く準備をし、父親は5時頃に起床して小龍君の朝食を作り、6時に小龍君を起こし朝食を与え学校に送り出し、それから野菜売りの仕事に出かけ、小龍君は昼頃に自宅に戻って食事をするという暮らしだったそうだ。

 石化中学の担任教師は記者に対し、小龍君はほとんど遅刻も早退もない大変規律正しい生徒で、失踪当日に丁度家長会が開かれ、この学期に最も進歩があった生徒として表彰されていたと語った。

 このごく普通の家庭に突然この不幸が訪れるとは誰も想像しなかった。更に小龍君の両親が心を痛めているのは、小龍君が突然いなくなった後に、小さい時の数枚以外に彼の映った写真がとても少ない事に気付いた事だ。小龍君の映っていた写真はクラスの集団写真か、活動の記念写真か、小学校卒業の記念撮影などしかない。中学に進学して以降の唯一の写真が、学生証写真であった。


同級生:とても厚い追悼寄せ書きの積み重ね

 同級生の一人は「当日にもし小龍君ともう少し長い事遊んでいたなら、彼が帰るのが遅れてこのような事件に巻き込まれていなかったのかもしれません」と書いた。これは小龍君の事件を知った後に、同級生達が事件に関心を持った事が彼の両親を慰めた。「クラスの全ての同級生達が私達のために激励と慰めの、寄せ書きを書いた紙を届けに来て、そこにはとても厚い積み重ねがありました。明日は小龍の遺品を整理しますが、同級生達には感謝しています」と小龍君の母親は記者に語った。石化中学の担任は、今回の事件で同級生達は多かれ少なかれ動揺しており、学校としても対策を考えていると語った。

 村民は記者に対し、彼等もこのような残忍な事件の事を聞いており、今後子供達を単独で登下校させずに送迎が必要で、小龍君の事件のあった北山村の小道は通る事が出来ず、やはり大通りを通るのが比較的安全であると語った。

 小龍君の母親は、今一番望んでいる事は公安機関が早く刑事事件を解決する事で、小龍君のような生徒が道を通る事が出来、村人を安心させ、事情を知っている人物が刑事事件解決のための情報提供をする事であると記者に語った。


噂されている4種類の死因

 小龍君殺害のニュースは伝わり始め、村の中でも議論になり、恐怖の空気が広まっている。一体誰がこのような残忍な危害を加えたのか?

誘拐で人質を殺害するのか?

 小龍君の両親は普通の野菜売りで裕福ではなく、当時小龍君は手元に現金を持っていた訳でもなく、身代金目当ての誘拐で人質が殺害されたとは考えにくい。

交通事故の後に死体損壊をするのか?

 交通事故の後に死体損壊をして痕跡をなくすのか?小龍君の伯父もこのような見方は否定する。小龍君が着た制服の状態がとても良く破損の痕跡もなく、発見された後に親族は周辺の村民をもれなく訪問したが、いかなる交通事故の手がかりも見つけていない。

変質者による猟奇殺人か?

 村民らは変質者が故意の殺害の後に皮膚や肉を取り去ったのではないかと懸念をしている。

殺害後にネズミに食われたのか?

 様々な推測の中で、小龍君が殺害され野に遺棄された後にネズミに食べられて骨だけになったのではないかと推測する声もある。

訳:Red Fox (クレジットのない写真は元記事付録のもの)

 この記事は国営メディアの人民日報新華社を始め、中国の全国の82のメディアに転載されているので、これが政府公認の記事という事になりますが、ここでも大紀元と同様の内容が書かれており、失踪後9日で白骨死体になり制服を完全な形で着ていたという奇異な状態からいろいろ憶測がされているようです。

 以下は遺体発見2日前に広州日報で報じられた記事。

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