米国のABCニュースが2008年2月15日に報道特集『20/20』で米国のプレミア・エキシビション社の人体展『BODIES展』(BODIES... The Exhibition) で中国の死刑囚の死体が用いられている疑惑を報じて以来、ABCニュースが半年にわたってこの関連ニュースを継続的に報じて来た記事を中心に、当ブログではシリーズを組んで来たが、今回はプレミア社が開催するもう一つの人体展『人体の暴露展』(Bodies Revealed) で今年の夏に発覚した献体同意書偽装事件に関して扱ってみる。
動画![]() 『人体展:彼等はどこから来たのか』 ABCニュース報道スペシャル『20/20』 2008年2月15日放送 (18'46") [訳・字幕=岩谷] |
『20/20』で問題にされた『BODIES展』に関してプレミア社側は、中国公安局から医学研究用として医療機関に提供された引き取り人のない死体であると入手元の大連医科大プラスティネーション社から保証されたとこれまでも説明しており、これはクオモ検事総長の調査でも確認されている。[>>11a][>>12][>>13]
一方で『人体の暴露展』に関しては「北京医科大学生命科学研究院から入手した故人の意思による献体」と説明。[>>4a]
「故人の意思による献体」というのは、中国の南京蘇芸生物保存実験工場から死体を入手している日本の『人体の不思議展』も同様の説明をしているもので[>>14]、抗議団体による献体の証明の質問に対して主催者は「中国国内で正規の手続きを経た献体との説明を受けた」と主張するのみで、その確認したとする「証明文書」の提示はプライバシーを理由に一切拒んでおり[>>15a]、つまりそれが献体である事が何一つ証明されていない状態のまま7年間開催されている。
プレミア社も同様に『人体の暴露展』は献体と説明しており[>>16]、2月15日にABCニュース『20/20』でプレミア社の死刑囚使用の疑惑とゲラー代表の「中国の引き取り人のない死体を使用している」との発言が放送されカンザスシティで人体使用への批判が高まったために、2月29日開始の『人体の暴露展』のカンザスシティ展の前にその悪評判を払拭しようと、開催会場のユニオン駅が地元メディアやキリスト教団体に配布した「献体同意書」がニセモノだったというスキャンダルが今年8月に発覚している。
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