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「スゴブロ2009」で『Red Fox』が今年のベスト20に

 去る2月6日に当ブログが「スゴブロ2009」のベスト20で14位に選ばれたとの発表があった。これはもともと『このブログがすごい!』(宝島社) という書籍で行われていたブログランキングが2007年からウェブサイトに移行したもので、昨年当ブログを日経BPに取り上げて頂いた関係でお世話になった岡部敦史さんが運営されているので、そのご縁で今回も取り上げて頂いたのではと思う。

 ここでトップ20に入っているブログはテーマやジャンルはとにかくまちまちであり、これに順位を付ける事が果たして可能なのかとは思うが (笑)、それぞれが個性的でテーマがはっきりしているものが多いと思う。ある意味印象的なのは20位の『Googleマップ ストリートビューのまとめ』ように一時的に運営されていた、ブログというよりもむしろウェブサイトのようなコンセプトの物が入っている事など。これは読者クリックのランキングサイトではあり得ない事である。

 当ブログに関しては以下の事が書かれている:

 アメリカ在住の作者が、ニュースを多角的に分析するブログ。秋葉原で起こった連続殺傷事件の翌日にアップされた「秋葉原の無差別殺傷事件、英米ではどう見られているか 英タイムズ紙の読者コメント」という記事では、表題にもあるように、海外の新聞を翻訳することでこの事件が海外ではどう見られていたかを報じていた。こういった世界の視点を絡めたニュース解説がブログで読めるのは実に貴重。力作です。

スゴブロ. 『2009年のベスト20 《14位》 Red Fox』, 2009年2月6日.

 そういえば昨年前半は、『「善光寺が発した静かな怒り?」2ちゃん発の怪文書 』『秋葉原の無差別殺傷事件、英米ではどう見られているか 英タイムズ紙の読者コメント』、それから『毎日新聞「変態ニュース」打ち切り、英語圏読者の反応は?』など、特に英語圏読者のコメントを翻訳したものなど、狙った訳でもないのに予想外にヒットしてまとめウィキサイトにも載ったエントリーが幾つかあり、その関係で他にもメディア取材を受けた事もあったが、それはそれとしてこのブログを知って頂くきっかけにはなった。

 当ブログのような、更新も頻繁ではなく、マニアなテーマが多り、読むのに忍耐が必要な (笑) 地味なブログは、巷のランキングサイトではなかなか目立たない存在にしかならないのだが、更新頻度が条件になるようなクリックシステムでは漏れてしまうようなこだわりブログにスポットを当てる『スゴブロ』のような企画はむしろ意義深いものと思う。


 ちなみに『スゴブロ』の選考基準に「ニュースなどを取り扱う二次情報系のブログよりも、自身の体験や考えを綴る一次情報系のブログを優先して選ぶ」とあるが、うちの場合はニュース記事を扱う事は多く二次情報に変わりはないので本当にいいのかとも思うが (笑)、特に政治系やニュース系ブログに多い「記事を1本持って来てそれに対して見解を述べる」的なやり方は敢えて避けてはいた。

 でも一方で、ブログを読むという事はやはりそのブログのカラーがなければ面白くも何ともないと以前読者の方に指摘された事もあって、極力コンセプトにカラーを出す事に重点を置いていた。

 昨年手がけたのは『人体展と中国の人体闇市場』や『Students for a Free Tibet』の特集などテーマを絞ったエントリーが多いが、選ぶ題材として心がけているのが「日本語資料だけでは手に入らない情報」であり、特に日英中の三か国語の情報を他人の翻訳に頼らずに一括して集めるられる事によるメリットのあるテーマを選んで来た。
 ブログ開始時は比較的右派的なスタンスでのニュース翻訳ブログとしてスタートしたが、昨年の春以降はむしろ人権・文化・宗教にリンクしたオルタナティブなリサーチ系に方針を転換した。これは10年以上も在外邦人をやっている立ち位置では国内の右派左派というカテゴリーに押し込められるのに無理が生じて来たためである。


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