
「オペレーション・トモダチ」(トモダチ作戦) で仙台空港の復旧作業に携わった米軍特殊部隊の指揮官が、空港近くの浜辺に木材で「ARIGATO」と書かれた地上文字を機上から発見したというニュースが16日に各メディアに報じられ話題になっていた。
報道によれば、米空軍第353特殊作戦群のロバート・トス大佐は4月15日に、嘉手納基地でワシントンDCの報道陣との電話会見において、仙台での任務終了間際の4月3日頃に最後に仙台空港に着陸した時にその着陸間際に浜辺に書かれた「ARIGATO」の文字に気付き[>>1]、「苦しくても感謝の気持ちを忘れない日本人の心に感動した」と語っている。[>>2]
地震発生当時、韓国で演習中だった大佐は急遽特殊部隊を率いて横田基地に戻り、3月16日朝より空港の復旧作業に加わった。[>>3]
当初は瓦礫に埋まって浸水し早期復旧が困難と見られていた仙台空港を「救援物資の輸送拠点として最優先で復旧すべき」と判断し[>>4]、16日に管制機能と滑走路の一部を仮復旧、20日には滑走路を全復旧させ救援物資の輸送ルートを確保し、4月1日には管制業務を日本側に引き継ぎ、6日には米軍の任務が終了、そして13日には旅客便が再開という、この規模の災害では異例の超スピードでの空港再開となった。
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