
昨年1月より世界で猛威をふるっている、新型コロナウイルスこと「SARS-CoV-2」*1が、中国の武漢ウイルス研究所から流出した遺伝子改変ウイルスの疑いがあるという「研究所流出説」を、米国の大手メディアのFOXニュースが、政治コメンテーターのスティーヴ・ヒルトン氏の報道番組『ネクスト・レボリューション』で数回の特集を組んでいるが、その内容が興味深いので動画ニュースの全訳を試みてみた。
コウモリ由来とされる2001年のSARS流行を受けて、米国の国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) が推進をしていた、ウイルスの病原性や感染性の増強(機能獲得変異研究)を伴うコウモリコロナウイルスの研究が、中国の武漢ウイルス研究所に2014年に外注されていた問題で、コウモリSARSウイルス等を使って遺伝子操作も含む実験を行なっていた同研究所から、人間への病原性や感染性が増強された人工SARSウイルスが何らかのミスで漏洩した可能性を疑うのに十分な理由があるというのが、1月26日放送分の第一回の内容である。
また、新型コロナウイルスの起源を調査する国際タスクフォースのチーフで、先日武漢入りしたWHOの調査団に参加し、研究所流出説を強力に否定している人物が、2014年に武漢ウイルス研究所にウイルス改造研究を外注し共同研究を行なっていた張本人だという事も指摘されている。
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