今日は3月2日のニューヨークタイムズの大西哲光記者の記事です。海外メディアでも際立ってトップクラスの反日記事を書く彼の立ち位置は非常に分かり易いのですが、安倍首相を「国粋主義者」と呼んだり、慰安婦問題に疑問を呈する層を「保守派」と表現したりなど、この人の言うところの「nationalist」や「conservatives」の定義自体が一体何なのか、極度に偏った主観的な視点であります。
そう言えばNYタイムズは売り上げ低迷による経営の悪化から、紙面縮小も余儀なくされているとか。アメリカにおいてもこういうリベラル系メディアの凋落と言うのも時代の流れなのでしょうか。
大西記者は4歳でカナダ移住、外国で育ったと言う点、マイケル・ホンダ議員と同様に日本に対する格別な思い入れでもあるのでしょう。

安倍首相は日本の戦争セックスの記録を拒絶する
大西哲光
ニューヨーク・タイムズ 2007年3月2日
【東京:3月1日】安倍晋三首相は木曜日に、日本政府の長年の見解に矛盾して、第二次大戦中に日本軍が外国人女性に強制的に性奴隷にしたことを否定した。
安倍首相の発言が、女性達の売春斡旋への日本軍の直接又は間接的な関与を認めた1993年の政府談話を否定するための準備であることは明らかである。この談話は婉曲的に「慰安婦」と呼ばれる女性達に対する謝罪であった。安倍首相は記者団に「強制性を裏付ける証拠はなかった。従って談話に関しては定義が大きく変わったことを前提に考えなければならない」と述べた。
米議会下院は、戦時中の性奴隷への軍の関与に関して、日本政府に対して「謝罪と事実を認めること」を求める決議案に関して協議中である。
しかし一方で日本の最近の傾向、日本の戦時の歴史を見直す動きに対応して、与党の自民党の保守派に1993年の談話の撤回を求める声が高まっている。一連のスキャンダルやリーダーシップの弱さから支持率が低下している安倍首相は、その保守派の側にいるようである。戦争の歴史の見直しに尽力して来た国粋主義者の安倍氏は、昨秋の首相就任以降はそのトーンを柔らげている。実際、彼は当初この談話の有効性を承認して、支持母体の保守派の不評を買っていた。
「慰安所については,民間企業の経営する大学のカフェテリアに例えてみるといいと言っている人たちがいます。独自に従業員を募集し、食料品を仕入れ、価格を設定するわけです」と1日に語ったのは、談話見直しを求める120人の国会議員からなるグループの会長を務める中山成彬氏。
「需要のあるところに商売は起こります。しかし、女性たちが日本軍によって奉仕を強要されたというのは見当外れの言い方です。この問題は真実に基づいて再考しなければなりません。日本の名誉のために」と中山氏はAP通信の取材に対し語った。
歴史学者らは、20万人余りの女性(朝鮮人、中国人、台湾人、フィリピン人、そして日本人、オランダ人その他ヨーロッパ人の女性)が日本軍慰安所で働いていたと考えている。過去数十年の間、日本は軍の関与を否定し、民間売春業者や売春婦と称して来た。
しかし1992年に、政府の否定で憤慨した日本の歴史学者の吉見義明氏は、防衛庁防衛研究所図書館での2日間の調査で、慰安所設置への軍の関与を示す文書を発見した。この一つは「軍慰安所従業婦等の募集に関する件」と言うタイトルであった。この証拠に直面して、政府はその関与を認め談話を発表したのである。
しかしこの対応は政界や関係者の不評を買った。女性達やその支援者は、これは河野官房長官(当時)の談話であり国会採択ではないため、政府は完全にその責任を認めていた訳ではないと語った。これは日本国内では「河野談話」と呼ばれている。
そして更に支援者達は、女性達への保証として民間基金を設立することで政府は直接の責任を回避していると日本政府を非難した。多くの元性奴隷達はこの基金からの保証を拒否した。
しかし保守派は、この談話が女性募集への軍の関与を認めることに関して行き過ぎたもの、軍が施設を設けたことが文書に書かれていても、軍が強制的に募集したとの文書を吉見氏が発見した訳ではないとした。保守派は談話を非難するためにこの
女性達の支援者は、日本当局が証拠書類を焼却したり隠蔽しているのは有名な話と言っている。同時に近年では、多くの元性奴隷達が自らの経験を語るようになった。最近は米国議会で3人が、日本兵に連行され一日に何十人と性行為を強要されたと証言した。
最近巷では大西記者の在日説も根強いのですが、その拠り所とされるものは、週刊新潮2006年7月13日号の帝京大学・高山正之教授のコラムに反論していない、本人が否定してないと言う程度のものなので、それをもって根拠とは出来ない訳ですが、さすがに彼は最近ではかなり有名なようで、反日的な記事を書く度に2ちゃんねるには訳がアップされてたりします。
この人の論調は、概略をなぞったり、他人の言葉で語らせたり、反対意見も紹介する事で、冷静な客観中立を装いながらも、その根底にあるものは「日本の保守派=国粋主義者=悪」という主観的前提がかなり強く、一方で韓国に対して無条件に思い入れがあるという、ニューヨークタイムズの提携社の朝日新聞の語り口とも通じるものがあります。しかし例えば反日的な在日韓国・朝鮮人や反社会的な日本人の場合でも、日本で生まれ育った人にとっては日本は故郷である訳ですが、大西氏の場合それとは明らかに異質な、日本に対する偏執狂的な憎悪を感じます。そこら辺なんでしょう、彼がカナダ育ちの在日朝鮮人系移民と噂されているのは。
大西記者は『嫌韓流』の時にある種の頓珍漢な日本分析と騙し撃ち的取材方法を見せてくれたので、今回の記事などまだ大人しいもんでしょう。その『嫌韓流』に関して大西記者は「日本人は西欧コンプレックスがあるから日本の漫画のキャラクターデザインが白人的である」という薄っぺらい仮説を支持しているようですが、それは日本を知らないアメリカ人が言いそうな台詞でもあり、そういう発想が出る事自体、誰よりも一番白人コンプレックスがあるのはむしろカナダ育ちの大西記者本人に見えます。
アイデンティティを否定する自己否定型・自滅型の人物は大抵は、何らかの自我に対するトラウマがある人です。日系人などどちらかに極端に分かれる傾向があります。






