Red Fox

ニセ君が代

 国歌斉唱拒否をした教員の退職後の採用問題の判決が話題になっていますが、それに関連して1年半ほど前に話題になっていた『ニセ君が代』を取り上げてみます。これはご記憶にある方も多いと思います。

 この「ニセ君が代」の『Kiss Me』は、『君が代』の斉唱を拒否する代わりに日本語の歌詞と発音の似た英語に置き換えるという、一種の空耳アワー的な替え歌で、その英語の内容が慰安婦に関するものであるとの事。産經新聞によればこの替え歌は1999年の国旗国歌法制定の後に出て来たものとの事で、2006年の5月に産經新聞が取り上げた事で一気に話題になっていました。しかし当時は英詩の内容に関しては余り突っ込んだ議論もなく、産經新聞自体が一部不明確な書き方をしていたために、むしろ誤解を与えたまま話題性ばかりが大きくなってしまった印象があったので、このテーマは以前から取り上げようと思っていました。

「君が代」替え歌流布 ネット上「慰安婦」主題?
産経新聞 2006年5月29日 3:16

 卒業式、入学式での国歌斉唱が浸透するなか、「君が代」の替え歌がインターネット上などで流布されている。「従軍慰安婦」や「戦後補償裁判」などをモチーフにした内容だが、本来の歌詞とそっくり同じ発音に聞こえる英語の歌詞になっているのが特徴で、はた目には正しく歌っているかどうか見分けがつきにくい。既に国旗掲揚や国歌斉唱に反対するグループの間で、新手のサボタージュの手段として広がっているようだ。

 替え歌の題名は「KISS ME(私にキスして)」。国旗国歌法の制定以降に一部で流れ始め、いくつかの“改訂版”ができたが、今年二月の卒業シーズンごろには一般のブログや掲示板にも転載されて、広く流布するようになった。

 全国規模で卒業式、入学式での国旗掲揚、国歌斉唱に反対する運動を展開するグループのホームページなどでは、「君が代替え歌の傑作」「心ならずも『君が代』を歌わざるを得ない状況に置かれた人々のために、この歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となる」などと紹介されている。

 歌詞は、本来の歌詞と発声が酷似した英語の体裁。例えば冒頭部分は「キス・ミー・ガール・ユア・オールド・ワン」で、「キー(ス)・ミー・ガー(ル)・ヨー・ワー(ン)」と聞こえ、口の動きも本来の歌詞と見分けにくい。

 歌詞の意味は難解だが、政府に賠償請求の裁判を起こした元慰安婦と出会った日本人少女が戦後補償裁判で歴史の真相が明らかにされていくのを心にとどめ、既に亡くなった元慰安婦の無念に思いをはせる−という設定だという。皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で、「国家は殺人を強いるものだと伝えるための歌」と解説したホームページもあった。

 ≪陰湿な運動≫

 高橋史朗・明星大教授(教育学)の話「国旗国歌法の制定後、正面から抵抗できなくなった人たちが陰湿な形で展開する屈折した抵抗運動だろう。表向き唱和しつつ心は正反対。面従腹背だ。国会審議中の教基法改正論議で、教員は崇高な使命を自覚することが与野党双方から提案されている。この歌が歌われる教育現場では、論議の趣旨と全く反する教育が行われる恐れすらある」

■「君が代」の替え歌 歌詞と訳

 【詞】

Kiss me, girl, your old one.
Till you're near, it is years till you're near.
Sounds of the dead will she know?
She wants all told, now retained, for,
cold caves know the moon's seeing the mad and dead.


【訳】

私にキスしておくれ、少女よ、このおばあちゃんに。
おまえがそばに来てくれるまで、何年もかかったよ、そばに来てくれるまで。
死者たちの声を知ってくれるのかい。
すべてが語られ、今、心にとどめておくことを望んでくれるんだね。
だって、そうだよね。冷たい洞窟は知っているんだからね。
お月さまは、気がふれて死んでいった者たちのことをずっと見てるってことを。

(産経新聞) - 5月29日3時16分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000000-san-soci

 英語圏で暮らしている立場から、この「Kiss me」を最初に見た第一印象は僭越ながら:

   英語になっていない

でした。文法自体が破綻していて文章の体を成していません。発音を真似た替え歌に無理矢理意味を持たせようとすればこういう結果にしかならない。こういう事をネイティブの言語感覚のない外国人がやった所でウィットに富んだジョークにすらならずただ寒いだけ。

 そして更に産經新聞で紹介されている訳自体が:

   凄まじい拡大解釈の「超訳」

という事です。産経の記事上に引用されている「君が代替え歌の傑作」「心ならずも『君が代』を歌わざるを得ない状況に置かれた人々〜」「国家は殺人を強いるものだと伝えるための歌」は全て『日の丸・君が代に対抗するネットワーク』(反ひのきみネット) [魚拓]という、国旗国歌法の反対団体のウェブサイトからの引用で、産經新聞に載っている「Kiss me」の「超訳」自体も産經新聞によるものではなく、このウェブサイトからの転載です。

 産經新聞が何故記事上でウェブサイト名も団体名も出さず、誰による訳なのかにも言及せずにまるで産経の訳のような誤解を与えるような記事になった意図を理解しかねますが、恐らくこの団体の宣伝に加担したくなかったのであろうと思われます。


 産経の記事には「本来の歌詞とそっくりな発音に聴こえる」「はた目には正しく歌っているかどうか見分けがつきにくい」とありますが、英語式の発音で歌えば全く『君が代』には聞こえない部分が多く、カタカナ英語にしても当て嵌まらない部分が多いという、日本人が歌ってもアメリカ人が歌っても君が代に聞こえないという、非常に中途半端な出来になっています。



『ニセ君が代』の破綻した英語と訳になっていない超訳

 ここで最大の問題は、産經新聞に引用された『反ひのきみネット』に載っている訳自体が、この英文をどう訳してもこの日本語にならないという凄まじい「超訳」であるという事です。要するにこの日本語は「訳」ではなくてむしろ「日本語原案」に近い代物という事になります。

 『反ひのきみネット』のウェブサイトには『君が代』の替え歌が2種類掲載されており、産經新聞に掲載されているのは2番目の『Kiss Me Girl』の方です。

 以下に「ニセ君が代」の『Kiss Me Girl』を書いてある通りそのままに和訳してみました。もともと英語として破綻していて文章になっていないものは訳しようがないのですが、破綻した文章をそのまま訳せば必然的に日本語としても破綻するので、それで何となくニュアンスは伝わると思います。


Kiss Me Girl (「反ひのきみネット」掲載の2番目、産經新聞に掲載された方)
英語詩:
  Kiss me, girl, your old one.
Till you're near, it is years till you're near.
Sounds of the dead will she know?
She wants all told, now retained, for,
cold caves know the moon's seeing the mad and dead.


「反ひのきみネット」ウェブ上の日本語版:
  私にキスしておくれ、少女よ、このおばあちゃんに。
おまえがそばに来てくれるまで、何年もかかったよ、そばに来てくれるまで。
死者たちの声を知ってくれるのかい。
すべてが語られ、今、心にとどめておくことを望んでくれるんだね。
だって、そうだよね。冷たい洞窟は知っているんだからね。
お月さまは、気がふれて死んでいった者たちのことをずっと見てるってことを。

英文に忠実な訳:
  キスしておくれ少女よ、あなたの古いもの。
あなたが近くにいるまで、近くにいるまで何年もかかった。
死者のざわめき彼女は(これから)知るのか?
そのために、彼女は全てが語られる事を望み、今記憶した、
冷たい洞窟は、月が怒りと死者を(今)見ている事を知っている。

 実際書かれているのはこの程度の内容で、「難解」というよりも文法自体が破綻しているので、これを作った人が慰安婦を想定していたなら、この英語では全く意味不明で、英語圏の人に見せても理解不能な代物です。「反ひのきみネット」の日本語版は「だってそうだよね」など口語調の表現が大幅に加えられていますが、英詩にはそもそもそういうニュアンスは殆どありません。

  1. 「おばあさん」のことを「your old one」とは言わない。これはむしろ「古い方のもの」、つまり「あなたが使い古したもの」になる。代名詞はそれに先行する主語が必要になるので、この文章は主語不明。

  2. 詩全体の主語が「少女」「あなた」「彼女」とあちこちに飛ぶので、結局何を言っているのか分からない。

  3. 「Till you're near」は形容詞の目的語の「何のそばなのか」の指定がないので、単独では意味不明。少なくとも「来てくれるまで」の意味にはならない。

  4. 「Sounds of the dead」は、「何の音なのか」「何が死んでるのか」など、これは大抵は形容詞に続く主語が来る文型であり、単独文では通常は意味不明になる。「The dead」を名詞とすれば「死者」の意味も持つのでこれは間違いではない。ニュアンスとしては文語調。ちなみに「Sounds of the Dead Records」というメタル系のレコード会社が存在する。

  5. 「She wants all told, now retained」は、「retained」(記憶した) が「wants」と並列動詞になっているため、「記憶した」が「望む」にはかからない。そもそも文章が細切れになり過ぎて意味不明になっている。

  6. 「the mad and dead」は、冠詞がついているので「mad」と「dead」は並記された名詞となるが、その場合は「怒りと死者」又は「不機嫌と死者」としか訳せない。

 ちなみに『ひのきみネット』に載っている2つの「君が代替え歌」の1番目の「kiss me」の詩は以下です。

Kiss Me (「反ひのきみネット」掲載の1番目)
英語詩:
  kiss me, girl, and your old one.
a tip you need, it is years till you're near this
sounds of the dead "will she know
she wants all to not really take
cold caves know the moon is with whom mad and dead"


「反ひのきみネット」ウェブ上の日本語版:
  僕にキスしたら君のその古臭いジョークにも(サヨナラの)キスをしておやりよ
君に必要な忠告をあげよう、 死者たちのこの声が君に届くまで何年もかかったんだよ
「国家ってのは本当に奪ってはならないものを欲しがるけど
そのことに気がつく日が来るんだろうか?

冷たい洞窟だって知ってるんだ
(戦争で傷つき)気が狂ったり死んでしまった人たちを
お月さまはいつも見てるってことを」

註:古臭いジョーク (old one)
たとえば「南京大虐殺は無かった」とか、「鉄道や学校の建設など植民地にも良いことをしてあげた」とか、「従軍慰安婦は商行為」などの嘘八百。

心ならずも「君が代」を歌わざる得ない状況に置かれた人々のためにこの歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となることを願って

英文に忠実な訳:
  キスしておくれ少女よ、そしてあなたの古いもの。
あなたに必要な助言、あなたがこの近くにいるまで何年もかかった。
死者のざわめき彼女は(これから)知るのか
彼女は (人々の) 全員が本当に取る事を望まず
冷たい洞窟は、月が怒っていて死んでいる誰かと一緒にいる事を知っている」

 これは更に輪をかけて酷いですね。英語の破綻の仕方もこちらの方がダイナミックで、日本語版の内容の逸脱の仕方も訳と言える代物ではなく、さすがに産經新聞もこちらの掲載を見合わせたのは理解出来ます。

 英語の古臭い言い方では「国家」を「she」で表現する場合もありますが、この「kiss me」の場合はその前に「国家」という主語が一度も出て来ないので、この「she」が「国家」と解釈される事はあり得ません。

 ここで作者は「old one」を「古臭いジョーク」としていますが、これは「the old one」と冠詞がついた場合であり、冠詞なしに「your old one」の場合は「買い替えなどで新しいものに対して使い古した古い方の物」などの意味にしかならないので、文脈の前振りなしに辞書で引いた取ってつけたような表現を突っ込んでも、そういう意味には誰も読んでくれないでしょう。





「反きみネット」の呼びかけ人は大学教授ばかり

 ところで「反ひのきみネット」のウェブサイトですが、このサイトはご丁寧にも日英韓の三ヵ国語となっています。

 ここに載っている「反ひのきみネット」の呼び掛け人と運営管理人は、ウェブサイト上には肩書きが載っていないのですが、調べてみたら大学教授ばかりで、それもアメリカの大学教授やら外語大教授などが多数。

反ひのきみネット 設立趣旨 1999年10月

「日の丸・君が代に対抗するネットワーク」呼びかけ人
岩崎 稔(東京)[東京外国語大学助外国語学部教授]
鵜飼 哲(東京)[一橋大学教授(フランス文学)]
岡 真理(大阪)[現代アラブ文学専攻。京都大学人間環境学研究科助教授 元在モロッコ日本国大使館専門調査員]
酒井 直樹(イサカ、ニュー・ヨーク州)[コーネル大学人文学部教授]
田崎 英明(大阪)[立教大学映像身体学科教授]
中野 敏男(東京)[東京外国語大学外国語学部教授]
タカシ・フジタニ(サン・ディエゴ、カリフォルニア州)[カリフォルニア大学サン・ディエゴ校助教授]
米山 リサ(サン・ディエゴ、カリフォルニア州)[カリフォルニア大準教授]
吉田 俊実(東京)[東京工科大学バイオニクス学部助教授]

「日の丸・君が代に対抗するネットワーク」運営管理
駒込 武(京都)[京都大学大学院教育学研究科助教授]
李 孝徳(ラ・ホヤ、カリフォルニア州)[東京外国語大学教員]
実村 文(東京) [明治大学英語助教授]

 ところが『反ひのきみネット』ウェブサイトのトップページの英文はケアレスミスが多く、日本語を辞書を引いてそのまま直訳したような不自然な英文で、更にこのサイトの英語版のページは日本語版に比べて内容がかなりスカスカです。それに対して韓国語版の方がまだ内容があります。

 呼び掛け人がこの会の運営にどこまで絡んでいるかは疑問ではありますが、ここら辺のアメリカの大学教授や日本の外語大教授がこの『ニセ君が代』に限らず、「反ひのきみネット」のサイト運営自体に絡んでいるとも考えにくくあります。




『ニセ君が代』の作者

 このニュースを扱っているメディアは産經新聞の他にはもう一つ、Japan Timesの英語記事。

敵は「君が代」に風刺的混乱を与える
中村あけみ
ジャパン・タイムズ 2006年5月30日

 国旗としての「日の丸」と国歌としての「君が代」の制定に対抗する市民団体が、ウェブサイト上にぎこちない英語の替え歌2つをポストし、役人や保守議員をいら立たせた。

 その団体は「(学校行事において) 心ならずも『君が代』を歌わざるを得ない状況に置かれた人々のために、この歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となる」とウェブサイト上に書いている。

 保守派の日刊紙の産經新聞は昨日月曜日に、この替え歌は国歌の「サボタージュの手段」と報じた。

 軍国主義の再燃という幅広い層の懸念にも拘らず、日本政府は1999年に「君が代」と日の出の旗を正式に採用した。天皇の長寿を願う古代の詩に基づくその歌は非公式に『陛下の治世』を意味する題名がついている。

 日本語の原詩に近い韻を踏んでいながらも、その内容は全く異なる。英語の替え歌のタイトルは『Kiss me』と『Kiss Me Girl』で、南京大虐殺や日本帝国軍に性奴隷を強要された「慰安婦」を含む日本の戦時中の侵略行為を思い出すように人々に促す内容である。

替え歌の詩は以下:
Kiss me, girl, your old one.
Till you're near, it is years till you're near.
Sounds of the dead will she know?
She wants all told, now retained,
For cold caves know the moon's seeing the mad and dead.

 この替え歌は作者不詳となっている。

 東京都教育委員会は、卒業式と入学式で2003年10月から『君が代』の斉唱を公立学校の教師と生徒に義務づけ、300人以上の拒否した教師を罰した。文科省のガイドラインによれば、学校は日の丸の掲揚をし教師と生徒に国歌を歌わせなければならない。

 風刺的副産物が人々の間に広まっているかに拘らず、政府はオリジナルに拘るように人々に促している。ある政府職員は「法律で定められた『君が代』を歌うべきである」と話した。

 君が代斉唱を拒否している江戸川区の都立葛西南高校で英語を教えている近藤徹教諭は、メロディがオリジナルと同じであるためこの替え歌を却下している。「私は日本の軍国主義を彷彿させるこの歌(君が代)の全て、メロディも歌詞も好きではない。そして教育委員会が教師と生徒に学校行事で斉唱を強制する事も好まない」と話した。

 新潟大学法学部の成島隆教授は「権力側が教師や生徒に押し付けるのであれば『君が代』のパロディが出て来るのは自然な反応である。それは消極的抵抗であり、『君が代』とパロディのどちらを歌うのか、それとも拒否するかの選択である」と話した。

 一方、東京にある武蔵野大学の杉原誠四郎教授は、国歌は敬意を払われるべきであると話した。

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20060530a6.html

訳:Red Fox

 ジャパンタイムズでも「作者不詳」、反ひのきみネットでも「詠み人知らず」と書いてあったこの「ニセ君が代」、『反ひのきみネット』の2000年3月11日の会合の「まつろわない言葉たちの祭り」のページに作者名が載っています。

「まつろわない言葉たち」を集めて
2000年3月11日 ひのきみネット

(7)鈴木香織さんの言葉
今日の集まりに参加できなかったことがとても残念です。
私がこの歌を作りながら思ったのは
「いつかきっと、歌うことを禁じられるような歌にしよう」
ということです。
私たちの暮らしの中の、あらゆる場面から、君が代を追放したいからです。
でも、「禁じられた歌」になっても歌い続けられるように
もうひとつ、メロディーを選びました。
Can't Help Falling In Love?好きにならずにいられない?という歌の
メロディーに乗せて歌いましょう。
Can't Help Standing Up ?立ち上がらずにいられない?という歌にして。
この歌は LOVE SONG です。
子供たち、孫たち、生徒たち、そしてすべての愛する人たちに
「国家は殺人を強いるものだ」と伝えるための歌です。
戦争が無ければ愛する人たちと暮らせた日々を、アジアや沖縄の人々から
奪ったことを忘れないためにも、歌い続けられるようにと願っています。
                  鈴木香織
~~~~~~~~ KISS ME ~~~~~~~~~
発声は(ほぼ)そのまま、でも歌詞の意味をガラリと変えた君が代の替え歌
英語が読めないときはフリガナにそって歌ってください

き  み が  あ よ  お  わ
kiss me, girl, and your old one
ち  よ  に い い や ち よ  に
a tip you need, it is years till you're near this
さ   ざ  で   い  し  の
sound of the dead "will she know
し わ お と な り  て
she wants all to not really take
こ  け の  む う す う  ま あ で
cold caves know moon is with whom mad and dead"
訳:
僕にキスしたら君のその古臭いジョークにも(サヨナラの)キスをしておやりよ
君に必要な忠告をあげよう 死者たちのこの声が君に届くまで何年もかかったんだよ
「国家ってのは本当に奪ってはならないものを欲しがるけど
そのことに気がつく日が来るんだろうか?
冷たい洞窟だって知ってるんだ
(戦争で傷つき)気が狂ったり死んでしまった人たちを
お月さまはいつも見てるってことを」

註:古臭いジョーク (old one)
たとえば「南京大虐殺は無かった」とか、「鉄道や学校の建設など植民地にも良いことをしてあげた」とか、「従軍慰安婦は商行為」などの嘘八百。

心ならずも「君が代」を歌わざる得ない状況に置かれた人々のために この歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となることを願って


(15)「Kiss me」からのリードイン・スピークアウト
     板垣竜太(大学院生、現在韓国在住

 板垣竜太と申します。大学院生で、現在韓国の一農村にてフィールドワークをしています。インターネットを通じて今回の「祭り」の実行委員として参加していますが、本当にそんなことができる時代が来たのだなぁとつくづく感じています。

 さて「Kiss me」については、歌それ自体と鈴木香織さんの訳と註とメッセージでほぼ全て言い尽くされていると思うのですが、鈴木さんに代読出演を依頼した者として、経緯説明をかねて、少しだけ私なりのリードイン・スピークアウトをしてみたいと思います。

 私の知る限り、もともとこの替え歌は、いわゆる「思いやり予算」違憲訴訟・東京原告の一人である高校教師との会話から生まれたとのことです。できあがった替え歌は、「女性国際戦犯法廷」という、日本軍によるいわゆる「慰安婦」問題をはじめとする戦時性暴力を裁くための女性による国際的な民間法廷を今年末に準備しているVAWW-NET Japanのメーリングリストに投稿されました。替え歌自体は鈴木さんの創意から生まれたものであるにしても、その背景にはそうした場との積極的な関わりがあったということは記憶にとどめておく必要があると思います。そこからさまざまなメーリングリストに転載されたり、ネットワークを通じて配布されたりと、今この瞬間にもあちこちにひろまりつつあるようです。

 私も最初この替え歌を見て、あまりに見事にできているので驚きました。やや内幕話めきますが、それがちょうどこの「祭り」の企画段階のことで、この歌が「まつろわない言葉」としてとてもふさわしい、つまり君が代の強制に抵抗しなければならない場面でそのまま使えるとても役に立つツールであると思い、さっそく知り合いをたどって鈴木さんに「祭り」への参加を依頼しました。残念ながら鈴木さんは会場には来られないとのことでしたが、その後代読メッセージや「祭り」での使い方をめぐっていくつかメールをやりとりする過程で、鈴木さんがとても言葉を豊かに使う方だということがわかり、私もそこからいろいろ触発されました。

 鈴木さんは最初にこの歌が、「公(オオヤケ)の場で禁止されるような歌にしたい」とおっしゃいました。ご本人は特に意識していなかったようですが、「オオヤケ」という言葉はもともとは、「大きな家」などと書いて、天皇家を意味していました。そういう意味では、「君が代」とは文字通りオオヤケの場で天皇を賛美する歌だったわけです。それがこの鈴木さんの替え歌によって、完全に逆転されます。オオヤケの儀式で発声される「コッカセーショー」というかけ声を、「国家殺生」すなわち「国家とは殺人を強いるものだ」と聞きまちがえ、また「君が代」を「Kiss Me」と聞きまちがえることによって、オオヤケの儀式を追悼の場に変えてしまう。そうなれば大声で歌えば歌うほど、「Kiss me」はオオヤケを揺るがすものとなる。禁止されるべきものとなる。鈴木さんご自身のことばを使わせてもらえば、まさに君が代それ自体が「今世紀最大のジョーク」となるのです。

 そのときオオヤケを揺るがす主体として、そして君が代を追放する主体として、「私たち」というものが想定されるのだと考えます。それをオオヤケに代わる新たな公共性とよぶこともできるかと思います。その「私たち」とは、まず言語によって区別されえません。「Kiss Me」は日本語ではありませんし、だからといって、単純に英語であるともいいきれません。それはしかるべき場において通用するコトバであるとしかいえないと思います。〈後略〉

http://www1.jca.apc.org/anti-hinokimi/archive/matsuri/kotoba.htm [魚拓]


religion-cults.com

 黒魔術ですかこれは? (呆&苦笑)

 なるほどバウネットも絡んでいると。「反ひのきみネット」のウェブ上にある1番目の『Kiss Me』が鈴木氏のオリジナルをそのまま引用したもので、産經新聞に載った2番目の『Kiss Me Girl』が幾分マシになっているため、恐らく第三者による改訂版ではないかと思われます。

 ちなみにこの板垣竜太氏は「反ひのきみネット」の管理人だそうで、韓国在住の人物が運営しているからウェブサイトに韓国語表記があり、英語が余り得意でないと云う、この「Kiss Me」の破綻した英語を「見事」と言い切ってしまう辺り、それなら合点が行きます。


「反ひのきみネット」を広げようネット参加者一同

阿久沢悦子、足立妙子、石川求、板垣竜太、入江輝之、岩崎稔、鵜飼哲、岡真理、長志珠絵、柏原登希子、河かおる、川瀬貴也、喜田デシケイラ由美子、熊谷伸一郎、コリン・コバヤシ、駒込武、酒井直樹、坂田進、佐藤秀夫、杉浦厚、鈴木香織、炭谷昇、竹本研史、竹森真紀、田崎英明、辻智子、寺尾光身、徳永理彩、中井義高、永井栄俊、中野五海、中野敏男、西原博史、野崎優子、長谷部弘、畑顕、花村健一、早尾貴紀、タカシ・フジタニ、牧原憲夫、松岡勲、水嶋一憲、三輪隆、村井寛志、村山徹郎、本橋哲也、安岡正彦、山田敏正、吉田俊実、米山リサ、李孝徳

(2001年4月14日時点、名字五十音順)
http://www1.jca.apc.org/anti-hinokimi/network/index.html


 この「kiss me」を作った鈴木香織氏は、肩書きとしては「メディアの危機を訴える市民ネットワーク事務局」や「書店員」との記述をネット上で見る事が出来ます。ちなみにあの西荻窪の便所落書き男も肩書きは書店員でした。




余談:

★独断と偏見★
『ニセ君が代』の作者が普段聴いてそうな音楽

 それにしてもこの「Kiss Me」の英語で使われている言葉の傾向が何か非常に特徴があり、「Sounds of the Dead」という言い方が聖書系と言うか悪魔崇拝系と言うか、メタル系と言うか、オカルト系と言うか、黒ミサ系と言うか、この『ニセ君が代』で使われている言葉は「死者」だの「狂気」だのもう何ともデスメタル系趣味のオンパレードです。ひょっとして鈴木香織氏は実はデスメタル愛好者なのか何となく興味深い所ですが (笑)、デスメタルは80年代後半辺りから90年代にポピュラーになったジャンルなので、デスメタルファンなら30代以下の若い世代が中心です。

 参考までにデスメタルを代表するナパーム・デスのアルバム『Scum』の曲名リストを以下に示します。このアルバムは数秒から数十秒の超短い曲が大量に詰め込まれているアルバムなのでトラック数がやたらと大量にあります。


Metalsites.net
ナパーム・デス『Scum (1987)
The Kill殺人
Prison Without Walls塀のない刑務所
Dead
Deceiver 嘘つき
Lucid Fairytale 明らかな作り話
In Extremis 死の瞬間
Blind To The Truth 真実に盲目な者
Negative Approach 否定的接近
Common Enemy 共通の敵
Obstinate Direction 執拗な指示
Life? 命?
You Suffer 苦しめ
Multinational Corporations 多国籍企業
Instinct Of Survival 生存本能
Stigmatized 汚名を着せられる
Parasites 寄生生物
Moral Crusadeモラルの粛正運動
Worlds Apart 別世界
M.a.d.相互確証破壊
Divine Death 神聖な死
(Conservative Shithead) (Eminent) (保守主義者の糞ったれ) (身分の高い)
Control コントロール
Walls
Raging In Hell 地獄での激怒
Conform Or Die 服従か死か
S.o.b. Son of Bitch
Unchallenged Hate 問題にされていない憎悪
Mentally Murdered 精神的殺害
From Enslavement To Obliteration 奴隷化から抹殺まで
Suffer The Children 子供達に苦痛を
Retreat To Nowhere 逃げ場がない
Scum 人間の屑
Social Sterility 社会的不能

 『ニセ君が代』と使っている言葉の趣味が結構近いような気がしますが...

 以下はナパーム・デスのビデオ。『ニセ君が代』を作った人はきっとこんな音楽が好きなのでしょう。轟音マニアに『君が代』では刺激が足りないのかもしれません。(笑)

ナパーム・デス『Scum』
Napalm Death - Scum (2'51")

rafapunkbass




参考サイト:
逆空耳アワー:英語の「君が代」は今世紀最大のジョークだ! (ヒロさん日記 2006.2.20)
共同通信がスクープ「マスコミは朝鮮総連関係者だった」 (Irregular Expression 2005.2.7)



関連エントリー:
日本の変な英語 (2006.6.1)






ご訪問有り難うございました。

日頃ランキングにご協力頂きありがとうございます。
  • 『With2人気ブログランキング』は、ランキングサイトからのアクセスが多いので参加しておりますが、これはバナーアイコンをクリックしてこのブログ上から直接ランキングサイトにアクセスする事でカウントされる仕組みになっており、1つのIPアドレスは1日に1カウントまでです。クリックを宜しくお願い致します。m(_ _)m

  • 『ブログ拍手』はFC2独自のデフォルト機能で、これはランキングではありませんが、各エントリーの反響に関する参考にさせて頂いております。

当ブログからの引用
  • 当ブログはリンクフリーとするので、私の文章及び訳の引用にその都度許可は必要とはしませんが、引用元の明示を必ずお願いします。また当ブログ上の引用記事や写真等は著作権の関係上可能な限り出典元を明記しておりますが、それらの二次転載によるトラブルに関しては責任を負いかねます。

リンク先
  • 引用記事や写真には出典元提示のために元サイトのリンクを埋めてありますが、特にウィンドウズユーザーの方に関しては中国サイトなどウィルスに関する安全の保証は出来ないので、海外サイトのうち大手メディアを除く個人サイトなどはクッションURLを埋め込む事で対応しておりますが、そこから先は十分注意して個人の責任でお願い致します。

コメント
  • 基本的マナーの欠落したコメントや返事の必然性のないコメントに対してはレスはしません。リンクやメアドのないステハン投稿者(こちらから追跡出来ない相手)による中傷、荒らし目的などのコメントは予告なしに削除およびアク禁に、悪質なものに関してはIP公開などの手段を取る事もあります。なお、レスがついたコメントを削除または内容の差し替えを行う行為はルール違反なので以後閲覧禁止とします。

トラックバック
  • コメント欄やTBを解放していないブログ、キーワード系や宣伝・営利目的ブログ、および当ブログとは著しく無関係の内容のTBは受け付けておりません。

コメント

自己満足

「君が代」の反日的「英語版」の存在は知っていましたが、改めて記事を読むと何とも稚拙でパロディとしても低レベルだということがよくわかりました。

>。「Kiss Me」は日本語ではありませんし、だからといって、単純に英語であるともいいきれません。それはしかるべき場において通用するコトバであるとしかいえない
こうなると「隠語」の世界ですね。所詮、戦争を知らない世代(まあ私もそうですが)の自己満足なのでしょう。

  • 2008/02/09(土) 09:27:24 |
  • URL |
  • 三四郎 #D6on0lU.
  • [ 編集]

三四郎さん

実は最後の余談がこのエントリーのメイントピックです (笑) つまり、どういう人達が日の丸や君が代を憎悪しているのか、そういう人達が作ったものはどういうレベルでどういう内容なのか、彼等は一体日本をどうしたいのか、そして何が彼等をそうさせるのか、その根底にあるのは「平和」でなく「ヘイト」であり、「調和」でなく「破壊」であるという、これは様々な事に共通するテーマだと思います。

私も一応英語圏で生活している人間なので、その立場から言えば、英語はパズルや暗号ではなくて言語なのだから、「隠語」どころかこういう語呂合わせにもならないようなレベルの幼稚な事をやって満足してるような人達を見ても笑えないですね。痛過ぎます。

  • 2008/02/09(土) 14:05:28 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

母国語でもない言語の、しかも意味の通らない言葉の羅列なんて、よく憶えられるものです。
高橋史朗・明星大教授の言葉を借りれば「陰湿で屈折した」、そんな反国家主義的な情念を持つもの以外、憶えようって馬鹿げた根気は湧かないんじゃないですかね。

それにしても、肩書きの立派な先生方が呼びかけ人として名を連ねていながら、やってることはこの体たらく。呪文を唱える運動なんて普通なら恥ずかしいと思うところでしょうが、やはり皆さんアノ邪教に帰依していらっしゃるのでしょうか、世俗の感覚から超越・・・、いや、はっきり言えば「ズレて」おられるようですな。そういえば、こういうグループに属す人達って、普通なら何でもない言葉に激昂したり根に持ったりするような印象もありますから。
・・・・あんまりお近づきになりたくない人達ですね。

  • 2008/02/10(日) 00:28:36 |
  • URL |
  • 虎御前 #WzzJX4NY
  • [ 編集]

虎御前さん

高橋教授の言葉は言い得て妙ですね。誰も分からない所で勝手に呪文を唱えて呪いをかけて満足しているという、これこそ黒魔術的発想です。これも発想としては念仏さえ唱えていれば何とかの「南無阿弥陀仏」の他力本願と余り変わらないのですがw

作者の言葉を借りれば「禁止されるような歌にしたい」だそうですが、猥褻用語などを使って放送禁止にされるロックスターが恰好いいみたいな「権力に抵抗する自分達に酔いしれている」という辺りがガキ的発想と言うか。

大学教授、それも外語大の先生方がこういう幼稚な語呂合わせの賛同人として名を連ねているという事自体が彼等のキャリアの傷になる行為としか思えないので信じられませんが、呼びかけ人として名前を貸しただけで、ウェブサイトの内容すらも把握してないなんて体たらくなのかもしれません。

  • 2008/02/10(日) 09:02:44 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

なんつう陰気な事やってるんでしょうかね。

http://www.youtube.com/watch?v=q1hNnPoX_Jg&feature=related
君が代のアレンジだと一番最初にこれが浮かぶわけですが、式の時にいきなりこれを流すぐらいのノリが日教組の中の人にあったら多少は見方が変るんですけどねw
なんていうか、こういう陰気な替え歌で・・・ってのはどうにもネチネチしてて、考え付いた奴は器が小さいんだろうなぁと思いますね。







  • 2008/02/10(日) 13:26:56 |
  • URL |
  • 祥平 #-
  • [ 編集]

祥平さん

このパンクバージョンの『君が代』は発売停止になったんでしたっけ? ただ彼の場合はいつでもレコード会社の自主規制というケースであり、作った動機もむしろジミー・ヘンドリックスの『星条旗』を意識していたように思えるし、いわゆる「権威」というものは固定観念を持った人達が勝手に作り上げている実体のない虚像なんですよ。

そして自らその「虚像」を作り上げた人達がその実体のない「虚像」を破壊しようとやっきになるから、法制化せざるを得ないという悪循環ですねこれは。これは自ら作り出した悪魔に取り憑かれた黒装束集団です。

  • 2008/02/10(日) 15:44:50 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

何とも言いようのない気味の悪さですね。
国を風刺したいなら、せめてモンティパイソンくらいのセンスはほしいです。
嫌われたくて仕方ない人々・・・そんな気がしてとても気味悪いです。

  • 2008/02/10(日) 17:40:29 |
  • URL |
  • bao #uP0j07LY
  • [ 編集]

この英詩、初めて読んだ時には「相当英語に慣れているか、相当文法や口語ルールを無視して無理矢理こじつけているかのどっちかだろうな」と受験英文法しか知らない一浪人生は思ってましたが、やっぱり後者でしたかw 普通の日本人が日本語の歌の制限から作った前提を考えれば頑張ったと言えなくもないと思いますが、センスゼロなのをまずは自覚してほしいところです(笑)
それにしても英語になっているかなっていないかより、こういうくっだらねー空耳を利用してまで君が代を歌いたくない病的な連中がいるというのが情けないです。

余談中の余談です。友人にカラオケで映像みたいな「ヴぉおおおお!」的な声を出す奴がおりますが、「僕の友人」である奴のヘイトは特定アジアに向けられておりますw 3月にポリープの手術をするとか言ってました。国家を病的に拒否する連中ともども、早めに入院してほしいものです。

  • 2008/02/10(日) 19:52:22 |
  • URL |
  • がばちょ #nEx7PFYA
  • [ 編集]

がばちょさん

呼んだ?

  • 2008/02/10(日) 22:17:59 |
  • URL |
  • bao #uP0j07LY
  • [ 編集]

がばちょさん

語呂合わせで意味も通じさせてさらにパロディとして面白い替え歌を作るのは日本語だって相当センスが問われると言うのに、それを中学レベルの文法力の英語で空耳パロディをやろうとするから、文章として破綻するのは当たり前です。

でもそれはまだ100歩譲って許せたとしても、英語詩の出来の悪さをごまかすために「訳」と称して全く逸脱した日本語をつける辺りが姑息なのです。それを「英語として破綻していても心眼で思いは通じる」なんて呪文の世界ならそれこそ黒魔術ですw

卒業式で『君が代』斉唱を拒否したい先生方は、どうせなら『君が代』斉唱中に、『君が代』に合わせてナパームデスの『Scum』を「ヴぉおおおお!」と歌ってくれたらお洒落なのにw

  • 2008/02/10(日) 23:34:38 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

baoさん

気味の悪さで言えば某常連の方達でしょう。このエントリーは遡ればあそこでニセ君が代の議論をやった事が発端ですが、何故これが変なのかを英語を中途半端に理解してる人に説明しても、自信過剰だから却って通じないという、あれはいい例でした。

モンティ・パイソンと云うか、イギリスは風刺とコメディのメッカですからね。センス抜群の人しか生き残れないでしょう。

  • 2008/02/10(日) 23:36:54 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

文太さん、おはようございます。

以前にも話題になったニセ君が代ですねw
英語絡みで主語が解らないのでは絶望的ですね。作者・賛同者達は、翻訳物の小説を読み、大量の主語に呆然とした事とかないんでしょうか。他言語に厳しく存在する「所在の明示」にぐらい気付けよ、と言いたくなります。
その分野のルールを踏まえた上でなければ、風刺は道化にしかならないでしょうに。

それにしても、60年代以降、反国家・反戦平和主義者達が、音楽や小説・詩など、ある意味独裁者的姿勢が不可欠な分野でばかり喚いているのを見ると、笑ってしまう物がありますw
最近の文太さんのエントリーからは、既成の音楽が特殊な後付け設定でイデオロギーに利用されてきた事に対する強い不快感を感じるのですが、全く同感です。

  • 2008/02/11(月) 09:32:26 |
  • URL |
  • ぐい呑み #-
  • [ 編集]

ぐい呑みさん

いろいろな国の人と何かの話題で「日本語でこれはどう言うのか?」と聞かれていつでも困るのが、日本語は同じ内容を表すのに音節単位ではやたらと長くなる事です。だから日本語は必然的に主語や動詞を必要最低限に省略するのが前提の言語であり、また、直接表現がきつく聞こえる言語なので暗喩が発展していますが、そんな奇妙奇天烈な言語は世界でも日本語くらいなもので、そのノリで英語を書いたらかなり通じないのは必然的ではあります。英語には英語の流儀の省略や暗喩がある訳です。

この『ニセ君が代』の場合はバウネットのメーリングリストにポストされて以降、ネットを通じて広まったようで、恐らく手直しを試みた人もいた結果がこの2バージョンなのでしょうが、賛同者の方達は会の主旨に賛同しているだけで、見てすらもいないのではと思います。

例えば10日の中日新聞の“聖徳太子は実在しない”の社説でもそうですが、何と言うか結論先にありきか、導きたいイデオロギーがあったり、何か破壊したい対象があり、そのために都合の良いものばかりを切り貼りして印象操作をし、既成事実のような事にして世論を誘導して、歴史を作ろうとする人達が世の中にはいる訳であり、これは海外でも宗教イデオロギーの影響の強い国などではもっと極端にそれが起こる訳で、物事をあるがままに見るという事が如何に難しい事なのか、こういうニュースを見てもそれを実感しますね。

だから作品が作者の意図を離れて独り歩きするなんていう事は、これはそのごく一部に過ぎない訳であります。

反国家・反戦平和主義者でもイデオロギーと自己実現の欲求が同一になってしまえば、結局ファシズムと表裏一体の世界です。

  • 2008/02/11(月) 23:39:13 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

「最後の余談がメイン」は新聞がよく使う手ですが、
中日の「聖徳太子〜」も最後あたりを読めば、何を言いたいのか検討がつきますね。
自分の妄想を事実の様に書くのは、なにか隣の国に似ているような。
どうせ妄想を書くのなら、ファンタジー小説にすれば売れるかもしれないのに。

  • 2008/02/12(火) 08:32:16 |
  • URL |
  • ねねこ #xdCs4oSQ
  • [ 編集]

ねねこさん

記事タイトルや本体が前置きに過ぎず、お膳立てをして誘導して最後に本当に言いたい話題に持って行くと言うのは一種の詐欺商法で私もよくやりますw

冗談はさておき、今回のエントリーに関しては『ニセ君が代』の記事自体は1年半前のもので、英語の分析をして見た所で作者を暴いてみたところで、それそのものに目新しさはないので、むしろ後半はテーマを「黒魔術」に設定して、結論は余談まで持ち越しとなった訳です。

同じ「妄想」を書くのでも、もっとウィットに富んだものならまだ許せますが、この『ニセ君が代』のように怨念と破壊が込められているものや、中日新聞のように嫌らしく押し付けがましいイデオロギーに白々しい論調でわざとらしく誘導するような記事など、ただ気持ち悪いだけで笑えないですね。

お隣の国は、ありのままの自分達でいる事に耐えられないから整形もするわ捏造もするわで、その矛先に日本というものがあって、日本国内の反国家主義者もその矛先が日本であって、皆さんマニアで生き甲斐があっていいですねw

  • 2008/02/12(火) 11:11:50 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

米兵女子中学生暴行事件

お久しぶりです。
本文とは違うコメントで恐縮ですが、
去年の「集団自決」にからむ教科書問題と同じように地元マスコミが騒いでいます。
例によってNYTを始めアメリカマスコミも騒いでいます。
もし、暇があれば米紙の記事をフォーローしていただけないでしょうか。
<琉球新報によると、米兵女子中学生暴行事件を受け11日、米ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙、タイム誌、報道チャンネルのCNNなど米主要メディアや、アラビア語衛星テレビ局アルジャジーラ等が、インターネットで事件を報じた。AP通信、ロイター、AFP通信など記事を配信した。(琉球新報2月12日夕刊より)>



  • 2008/02/13(水) 10:46:57 |
  • URL |
  • 狼魔人 #-
  • [ 編集]

狼魔人さん

どうもご無沙汰しております。最近はログイン制にされたようですね。

英語メディアで沖縄のニュースが報じられている状況は2日ほど前20本ほど記事が出ていたのは確認していましたが、それぞれは長い記事でもないのでエントリーにしようかと思っていた所でした。今日の段階で記事が50本ほど確認出来るので、世界のメディアでそれだけというのは扱いとしてはかなり小さいと思います。規模で言えば中国の毒餃子と同程度か、それ以下です。

尤も今アメリカは大統領選の方が大きなニュースなのと、アメリカでレイプ事件など珍しくも何ともないので、日本で騒がれているほどには受け止められていないと思いますね。

  • 2008/02/13(水) 10:54:44 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

わんばんこです。
何ていうか・・・大学教授って馬鹿だったんだというのが
漏れの率直な意見ですwww
だって外国語を専行しているのにその外国語の文法が
あやふやっておかし過ぎますよね。
しかもその不完全な文法で君が代を揶揄する替え歌を作って
自慰行為にふけって自己満足・・・
ハッキリいってこいつらキモイと思いました。
反日なのは別に構いませんがオナニーショーを見たくもないのに
見せ付けられる漏れらはたまったものではありません。
せめて大学教授を辞めてバミューダートライアングルの
中心でやって欲しいものです。そうすれば例え自慰行為にふけって海域で溺れても
誰も助け(ry

  • 2008/02/13(水) 20:08:54 |
  • URL |
  • 七神 #-
  • [ 編集]

七神さん

上記のがばちょさんのコメントにもありますが、これを最初に見た時、呼びかけ人として大学教授、それも外国語を専門とする外語大の教授やアメリカの大学教授が名を連ねていたので、ひょっとしてイギリス文学辺りレベルの本当に高度な難解ナンセンス系のものという可能性も一瞬考えました。私も現地で暮らしていると言っても英文学を読み込んでいる訳ではないので。

しかし、それにしてもこの英語には全くセンスを感じないと言うか、ただの単語の羅列の理解不能と言うか、どう考えても違和感があり過ぎるので、調べて見たら作者は表に名前を出していない「反ひのきもネットを広げようネット参加者」の一人だった訳です。そもそも「訳」と称した日本語版であれだけ嘘ばかり書いている時点で、これはニセモノ英語であると確信はしていましたが。

大学教授達は一体これを見た事があるのか、それとも“思想信条”のためには目をつぶったのか、はたまたそれが素晴らしく見えているのなら救いようのない重傷ですがw

要するにこれを卒業式などで歌えと言う事は「心の中でオナニーをしろ」という事で、それをこうやって内輪で褒め合って自画自賛しているような、そういう気持ちの悪い事をやっているから黒装束集団のカルトグループにしか見えない訳です。

  • 2008/02/14(木) 04:09:39 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://redfox2667.blog111.fc2.com/tb.php/144-7d926a4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

続・米兵中学生暴行事件  似て非なるものだよ

「米兵女子中学生暴行事件」 娘を持つ親の身としては不愉快な事件だし、容疑者が「米兵」というだけで左翼マスコミが大騒ぎすることを考えても不愉快なので、 スルーしようかと思ったが、昨日は記録保存の意味で一応エントリーしておいた。 今日は琉球新報に連載...

  • 2008/02/13(水) 10:50:40 |
  • 狼魔人日記

毒餃子に関連した世論調査

 官営企業「天洋食品」製の冷凍「毒餃子」が引き起した殺虫剤中毒事件、中共官憲の現地捜査も少しは進んだようだ。そこで、日中両政府がどの時点で原因や捜査経過概要を発表するのか、当面の関心が深まっている。  これ程の事があっても、日本政府はシナ産冷凍食品の輸...

  • 2008/02/13(水) 04:11:36 |
  • 陸奥月旦抄

職務命令違反

君が代不起立「不採用は裁量権逸脱」 地裁判決、都に2750万円賠償命令 (産経新聞) - goo ニュース >「不起立という一度の職務命令違反を過大視する一方、勤務成績などを考慮しておらず、客観的合理性を著しく欠いている」とし、「不採用は裁量の逸脱」と結論づけ...

  • 2008/02/09(土) 09:28:25 |
  • 三四郎の日々

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校