沖縄在住の『狼魔人日記』さんから数日前に、沖縄の米軍海兵隊員による14歳少女暴行事件に関して海外のメディアで報じられていると琉球新報に載っていてその真偽や詳細を知りたいとの話を頂き、この数日忙しかったので遅くなりましたが、今回は沖縄レイプ事件の海外での報道の全体に関して纏めてみました。それにしても数日前の印象に比べてこのニュースが大きな扱いに変化して来た印象があります。
以下が先日狼魔人さんから頂いたコメントです。
去年の「集団自決」にからむ教科書問題と同じように地元マスコミが騒いでいます。
例によってNYTを始めアメリカマスコミも騒いでいます。
もし、暇があれば米紙の記事をフォーローしていただけないでしょうか。
<琉球新報によると、米兵女子中学生暴行事件を受け11日、米ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙、タイム誌、報道チャンネルのCNNなど米主要メディアや、アラビア語衛星テレビ局アルジャジーラ等が、インターネットで事件を報じた。AP通信、ロイター、AFP通信など記事を配信した。(琉球新報2月12日夕刊より)>
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狼魔人さんのエントリーによれば、外国の報道に関して書いている琉球新報の記事は紙面によるもののようで、ネット上では記事自体の確認は出来ませんでしたが、上記で挙げられているメディアの大半がAP通信とロイター通信の記事を掲載しているという事です。
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ワシントンポスト紙 10日以降、毎日ロイター通信とAP通信の記事を掲載して報じているが自社の記事はない。 ニューヨークタイムズ 大西記者の書いた記事が一本あり、その他はAPとロイターの転載。 インターナショナル・ヘラルドトリビューン NYタイムズの記事を掲載、その他はAPとロイターの転載。 CNN UPI通信の記事の転載が一本に、自社記事が一本 タイム誌 AP通信記事の転載が2本。 アルジャジーラ 英語記事では確認出来ず |
![]() 沖縄での14歳少女のレイプ事件への謝罪で、2月13日仲井眞弘多沖縄県知事の那覇市のオフィスで知事に対して頭を下げるをトーマス・シーファー駐日大使 (AFP) |
いずれにしても私が最初に持っていた印象は、アメリカは今大統領選が一番大きなニュースであり、アメリカ国内の治安の悪い地域ではレイプ事件など珍しくもないので、今回の沖縄のレイプ事件は日本で注目されている程にはアメリカでは関心を持たれていないのではと思っていたのですが、10日の最初の速報が全米49のメディアで報じられてはいましたが、特に13日にAP通信の記事が全米の42のメディアに掲載されたのを皮切りに、14日にはロイター通信の記事が世界の74のメディアに掲載されたりなど、日を追う毎に海外での注目度が高まっている印象です。
それでは、以下が事件の最初の報道から本日までの、英語メディアでの沖縄少女レイプ事件の報道の一覧です。どのような報道がどのような規模でされているかがタイトルを見るだけでもある程度は分かり易いようにまとめてみました。
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2月10日 (日) 日本で米海兵隊員がレイプの容疑 (AP通信) 渡辺千明
日本の沖縄で米海兵隊員がレイプで逮捕される (ロイター通信) (2/11 2:39) [魚拓] イザベル・レイノルズ&リンダ・シーグ
2月11日 (月) 米海兵隊員が少女レイプの容疑 (CNN) [米] (2/11 2:10) [魚拓] キュン・ラー
日本で米海兵隊員がレイプの容疑 (AP通信) 渡辺千明
日本の沖縄で米海兵隊員がレイプで逮捕される (ロイター通信) (2/11 7:10) (10日記事の改訂)[魚拓] イザベル・レイノルズ&リンダ・シーグ
沖縄で米海兵隊員がレイプの容疑 (UPI通信) [米] (2/11 8:24) [魚拓]
米海兵隊員が10代の日本人へのレイプ容疑 (AFP通信/豪ABC) (2/11 9:12) [魚拓] 米海兵隊員が14歳少女レイプで逮捕 (AFP通信)
2月12日 (火) 海兵隊員が14歳へのレイプ容疑 (スターズ&ストライプス紙) [ワシントンDC] (2/12) [魚拓] デヴィッド・アレン/スミダ・チヨミ 海兵隊員が性犯罪 (ザ・エイジ紙) [豪] (2/12) [魚拓] 沖縄県知事が米軍再編を求める (ロイター通信) リンダ・シーグ
海兵隊員のレイプによる逮捕劇で日本は怒りに焦点を集める (NYタイムズ) (2/13) [魚拓] 大西哲光
2月13日 (水) 渡辺千明
日本の沖縄はレイプの疑いで米国に軍の取り締まりを要求 (AFP通信) (2/13) [魚拓] 米国大使がレイプ事件での緊張緩和に務める (ブルームバーグ紙) [米] (2/13 4:55) [魚拓] セキグチ・トウコ 日本の首相が米軍に駐日米兵によるレイプの防止策を求める (AP通信)
米国大使が沖縄レイプ事件で謝罪 (ロイター通信) [魚拓]] リンダ・シーグ
米国大使がレイプ事件解決のために沖縄を訪問 (CNN) [米] (2/13 7:47) [魚拓]
2月14日 (木) 沖縄が米軍削減を要求 (AP通信) 渡辺千明
在日米軍が新たに外出禁止を検討 (AP通信) ジョゼフ・コールマン
リンダ・シーグ/マイク・ミラー
ライト司令官が特別プログラムを提案 (スターズ&ストライプス) [ワシントンDC] (2/14) [魚拓] テリ・ウィーヴァー 2月15日 (金) レイプ逮捕劇を受けて日本が米国に隊員の指導を求める (ブルームバーグ紙) [ニューヨーク] (2/15 2:12) [魚拓] サカマキ・サチコ 在日海兵隊員4人をレイプの疑いで審問 (AP通信) 渡辺千明
レイプ事件で沖縄の近隣住民に動揺が広がる (スターズ&ストライプス紙) [ワシントンDC] (2/15) [魚拓] テリ・ウィーヴァー |
いずれにしてもこれら英語メディアの記事は日本メディアの報道を下敷きにしたAP通信やロイター通信の記事を基に書いているようなので、日本の報道よりも見所のあるものは取り合えずなさそうですが、恐らくもう少し時間が立てば評論や分析記事みたいなものが載る事もあるかもしれません。
報道の数で言えば圧倒的に多いのがやはり当事国のアメリカですが、今回このニュースを取り上げている記事の掲載が意外と多いのがオーストラリアとニュージーランドで、それにイギリスが続いています。ただしこれはあくまでも英語記事の報道状況なので、英語圏の国の記事ばかりがヒットするという事情はあります。ただし、太平洋地域の軍事関連のニュースにオーストラリアの関心が高いという傾向はいつでも見られる事ではあります。
以下は大西記者の書いたNYタイムズの記事の訳です。大西記者は独断と偏見に満ちた不思議な日本分析を時々展開してくれますが、普段は割と機械的に記事を書く人で、今回に関しては内容的には事件の概略を書いているに過ぎないものです。
![]() 海兵隊員のレイプによる逮捕劇で日本は怒りに焦点を集める
ニューヨーク・タイムズ 2008年2月13日 【東京】日本の福田康夫首相は12日火曜日に、米国の海兵隊員が沖縄で14歳の少女をレイプした事件に関して「許されることではない。過去何度か起こっているにもかかわらず、また起きたことは重大だと受け止めている」と怒りを露にした。 沖縄のキャンプ・コートニー所属の二等軍曹タイロン・ハドノット容疑者 (38) は、10日日曜日の夜に自分の車の中で少女に暴行を働いた後に逮捕された。レイプの容疑は正式には確定していない。 事件は沖縄での怒りを激発させた。数十人の人々が米軍基地の前で抗議活動を行い、地方議会は米国と日本の両方の政府に対する抗議の決議を可決した。 日本の外務省に召喚された後、ジョゼフ・トノバン駐日米首席公使は取材陣に対し「非常に嘆かわしい。我々も深刻に受け止めている。日本側と完全に連携して進行中の調査を行う事を約束する」と述べた。 1995年に3人の米兵が沖縄で12歳の少女を輪姦するという事件が起きた事がある。日本の警察によれば、ハドノット容疑者は日曜日に10代の少女と会い、バイクで彼女を家に送ると誘ったが、彼は彼女を家に送らずにキスをしようとし、彼女が泣き出したため車で家に送ろうとして、車の中で彼女をレイプしたとの事だ。容疑者は押し倒してキスした所まで認めている。 沖縄の歴代の高官は米国軍人の存在に関して長い間苦情を言って来た。4万人の在日米軍の大半が沖縄に駐留している。 日本政府が普天間基地の移転先を宜野湾市にする事を沖縄県に受け入れるように圧力をかけている一方で、米国は数年間で沖縄からグアムに8000人を移動する計画である。 Onishi, Hiromitsu. "Japan Focuses Anger on U.S. In Rape Arrest of a Marine". New York Times, February 13, 2008. [魚拓]
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それにしても38歳の二等軍曹が中学生をレイプして、一人の変態のせいで日米関係をおかしくしかねない国際問題に発展するのだから困ったものです。38歳で沖縄に従軍してレイプと言うのも、普通考えにくいシチュエーションですが一体どういう人物なのだか・・・
アメリカの場合、兵役志願が貧民層に多い傾向があるのは、仕事に穴を空けたくない人よりも無職の人の方が集め易いという点と、退役後の年金を目当てにというケースが多い事情もありますが、そうすると中にはもともと犯罪に罪悪意識のないような人達もいる訳で、もともと勤労の概念のない層が兵隊になっても使い物にならないように思えますが、イラクやアフガニスタンなど作戦として重要な地域に戦力を充実させるのであれば、一体どういう人達が沖縄に来ているのかと思います。
沖縄関連エントリー:
・またオーニシか! 沖縄抗議集会 琉球新報報道の怪 (2007.10.14)
・沖縄集団自決問題 NYタイムズ記事検証 (2007.10.17)
・沖縄集団自決問題 今度はロイター通信 琉球新報報道の怪 Part2 (2007.10.4)
ご訪問有り難うございました。
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