昨年の8月17日にワシントン・タイムズ紙が、中国海軍高官が米太平洋軍のキーティング総司令官に対して「太平洋を東西に分割して管理しないか」と持ちかけたというニュースの記事を、当ブログで全訳を紹介した事がありましたが、最近そのニュースが公式なものになり、ここ数日日本のメディアで報じられ話題になっているので、この話題を再び扱ってみます。
昨年8月にワシントンタイムズが報じた時点では、ポール・ヘスター太平洋空軍司令官がハワイから電話による取材で答えたという形であって、キーティング総司令官自身の言葉ではなかった点や、ソースがワシントンタイムズ一紙のみだったため、信憑性という点ではその時点では若干クエスチョンはあった訳で、今回キーティング総司令官が米議会上院軍事委員会の公聴会で証言した事から、このニュースの信憑性に決定的に裏付けがされたという事になります。
また、「太平洋分割」に関しては、ワシントンタイムズの記事以前にも、以下の2007年7月24日のキーティング総司令官の記者会見の記録に似たような記述が見られるのは以前から確認していました。これは2007年3月に太平洋軍総司令官に就任したキーティング氏が同年5月に中国を初訪問した時の様子を語ったもので、この会見録は駐香港マカオ米国領事館のウェブサイトに掲載されています。
米国の対中関係 (2007) 米太平洋軍総司令官、ティモシー・J・キーティング海軍大将の会見 2007年7月24日 (火) 戦略国際問題センター(ワシントンDC) (抜粋) それは習得するのが難しい技術で時間のかかるものです。高費用で時間のかかる熟練が求められ危険な任務です。彼等はそれを理解し、米国こそが空母を開発する権利を持っているとそう言いました。 彼等は、目に見える際立った形で国家の決断を示すシグナルとは、空母を港に入れる事以上にないと言いました。それは彼等が海軍に関する独自の見方を持っている訳ですが、それに関して彼等と議論するのは難しいです。 また彼らは、エイブラハム・リンカーン空母が先ほど述べた津波の救援活動、人道援助、および災害救助でどれくらい有能であるかを指摘し、彼らは人道目的のために航空母艦を使用しても良いと言っています。 我々の中国人ゲストは「太平洋の東を米国が、西を中国が面倒を見ると言う協力体制を持つのはどうか」と言いました(笑い) まあこんな事は馬鹿げた考えであると言わざるを得ませんが(笑い)(後略) |
ここでは冗談めかして言っていたのが、8月のワシントンタイムズの記事のヘスター司令官のインタビューではもっとシリアスなニュアンスになっていて、そして今回の正式発表という流れになっています。
ところで、この「太平洋分割」のニュースが日本で報じられたのは、昨年8月の時点では産經新聞のみだったのが、今回はいち早く共同通信とNHKが報じ、それに続いて朝日新聞、読売新聞、産經新聞と、日本の大手メディアが揃って報じているので、前回とは大分様子が違います。
・太平洋の分割管理“提案” 中国海軍が米司令官に (共同通信 2008年3月12日 10:16) [魚拓]
・中国 太平洋分割管理打診 (NHK 2008年3月12日 14:28) [転載]
・ハワイから西は中国、東は米で? 中国軍幹部が提案 (朝日新聞 2008年3月12日 18:58) [魚拓]
・中国海軍高官、太平洋の東西分割管理を米に「私的提案」(読売新聞 2008年3月12日 21:58)
・中国、露骨な野心「太平洋分割管理」提案 (産經新聞 2008年3月12日 23:05) [魚拓]
しかし、今回のキーティング総司令官の公聴会証言を報じている海外の英文ニュースは、日本の報道状況とはまた内容が違い、AP通信やロイター通信、AFP通信など欧米メディアは中国の二桁の軍事拡張に関する懸念と台湾問題に関しての記事ばかりで、「太平洋分割」に関して報じているメディアが全くなく、報道自体がAP通信やロイターなどの記事配信メディアに限られており、キーティング司令官の証言のニュースの扱い自体が大きくはないようです。
・米太平洋軍総司令官が中国の軍事費への懸念を表明 (AP通信 2008年3月11日) [魚拓]
・米軍が中国の野望に対して「限られた」理解しかない事を認める (AFP通信 2008年3月11日) [魚拓]
・米軍高官が中国への懸念を示す (ロイター通信 2008年3月11日 15:13) [魚拓 1 2]
・米中のホットラインが関係の次のステップ (スター&ストライプ 2008年3月12日 10:16) [魚拓]
・中国の軍拡が懸念を生み出す:米太平洋司令官 (台湾中央広播電台 2008年3月12日) [魚拓]
つまりこの「太平洋分割」に関して報じているのは日本メディアばかりで、欧米メディアが気にしているのはむしろ中国の軍拡そのものと台湾問題という事になります。
日本の一連の報道の元ネタになったのは恐らく以下の、香港マカオ米領事館のウェブサイトに12日付けで掲載された米軍広報記事ではないかと思われます。ここには太平洋分割案に関する記述があります。
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米国の対中関係 (2008)
米国国防総省
中国の勢力と能力の拡大に関して厳しい目を光らせる必要がある
ドンナ・マイルス(米軍広報担当)
2008年3月12日
【ワシントンDC】米中関係強化の推進をしている米太平洋軍の総司令官が昨日委員会において、アジア地域での勢力拡大を目論んでいる中国に対しては厳しい目を光らせる必要がある事を強調した。
ティモシー・J・キーティング海軍大将は上院軍事委員会において、二国間の長い断絶を打開する見通しや前進が見えるとしながらも、中国の軍事プログラムに関する透明性の欠落が今なお懸念材料であると述べた。
国防総省は今月「2008年度中国軍事力報告書」をリリースし、中国は昨年、公表した軍事予算額の3倍を実際に使っており、世界を巻き込むほどの新たな軍事力強化を行っていると発表した。
![]() 2008年1月中国訪問時のキーティング司令官と郭伯雄中国国家副主席 (China Daily) |
上院公聴会でキーティング司令官は「中国の発表に関する透明性は我々の視点からは不十分である。彼等の持っている物を見たところで、その装備を彼等が何に使う意図があるのかが分からない」と述べ、両国が互いの意思を理解するためにはまだまだ大きな課題が残されているとした。
司令官は、先の中国訪問は両国間の対話への大きな前進であるとし「我々はしっかりとした建設的で協力的な関係を求めている。進展はあったとしてもまだ道のりは長い。数十年間の不信感を払拭するには膨大な努力が必要である」と述べ、中国に関して不明確な点が数多くあるにせよ、中国が世界の檜舞台で大きな役割を持つ事を望んでいるからこそ、安全のために軍備拡張を行っている事がその証拠であると語った。
中国は海軍の能力と兵器をより拡張しているように見えるが、それは中国の近隣諸国の軍に対してより困難な状況を作り出し、周辺海域のコントロールをいつでも実行出来る事を示す行為であり、「彼等は世界における中国の戦略的ポジションを向上させたいという欲望があり、自分達を台頭する軍事パワーと見なしており、それは我々の視点においては何かしら厳しい目を光らせる必要があるものであると考えている」と、キーティング司令官は指摘した。
![]() 2007年5月北京空港でキーティング司令官と挨拶を交わす中国軍高官 (VOA Photo) |
それに続いて「ハワイの東を米国が、西を中国が受け持つ。両国で情報を共有し、米国がハワイから西に海軍兵力を配備する負担を我々が軽減させる」と中国側の提案を示して来たとの事である。
キーティング司令官はその発言の意図に関して「仮に冗談だったとしても、陸空海の人民解放軍が描いているかもしれない戦略構想の一端を示している。覇権主義とまでは言えないにせよ、彼等が勢力圏の拡大を図っているのは明白である。それから、中国の戦略的目標は...我々への敵対とは言えないまでも...少なくとも懸念材料ではある」と思い起こした。
それが米国が兵力の前方展開と太平洋周辺国との多国間軍事協定を進める理由の一つで、経済力や投資を通じて周辺諸国への影響力行使を図る中国の「小切外交」を牽制し中国の存在を相殺するための努力であり、「我々は非常に注意深く見ており、中国の存在感と圧力の増加に対する効果的な方策と考えられる活動を積極的に行うものとする」とキーティング司令官は述べた。
一方で、キーティング司令官は、米中間の対話促進は続け、彼の上位下士官顧問であるジム・ロイ空軍最先任上級曹長を中国に送り、米軍における下士官の役割について人民解放軍と協議を行うとし、「これをきっかけにもう少し中華人民共和国との対話の糸口が開けて、それが始まりだけでなく継続して発展するものになればいいと思う」述べた。
朝日新聞や産經新聞には「クラブで飲もうという関係ではない」など上記の記事に書かれていない内容を含むため、恐らく米国議会ニュースサービスのウェブサイトの議事録を参照したものと思われますが、これは有料会員登録制なので内容までは確認出来ませんでした。
なお朝日新聞は中国の太平洋分割に対するキーティング司令官の発言を「冗談とはいえ、中国軍の戦略的考え方を示唆している」と、太平洋分割案を中国の「冗談」と強調している書き方ですが、実際原文では引用符付きのキーティング司令官の言葉として「"Even if in jest, it indicates some consideration of the strategic vision that the People's Liberation Army, navy and air force might have," he said.」と書かれており、原文のニュアンスは「もし冗談だったとしても」で、朝日の書き方のような「(これは当然) 冗談である」のようなニュアンスとは違います。
余談:
2007年7月の記者会見で書かれている一つ興味深い記述としては、「目に見える際立った形で国家の決断を示すシグナルとは、空母を港に入れる事以上にない」と、中国が空母の開発をやっているのがどうも国家の威信を示す意味合いが強いようなニュアンスです。実用よりもむしろ形式とメンツ重視な辺りが中国らしいと言えばそうなのですが。
そう言えば神舟5号で人類史上三番目の有人飛行や月探査衛星「嫦娥1号」など、計器トラブルが目立って危なっかしい状態にも拘らず宇宙開発に力を入れたり、北京オリンピックなどなど、中国の威信に対する執着は凄まじいものがありますが、キーティング司令官は中国の空母開発に取り合えずの張り子の虎的な印象を持っているようです。
実際中国人と話す時に北京オリンピックの話題を出せば、まず例外なく全員が嬉しそうな反応を示し、この尊大で横柄な中国人達も本心では自信を取り戻す事への渇望がかなり強い印象はあります。
知人の文革世代の中国人は「1930年代は日本と闘い、40年代は国民党と戦い、60-70年代は文革と中国は暗黒の時代だった。だから今ようやく平和になっていい時代が来たと思う」とも言っていました。覇権を画策する軍部の思惑は別として、それも彼等の本音なのでしょう。
関連記事:
太平洋の分割管理“提案” 中国海軍が米司令官に (共同通信 2008年3月12日 10:16) [魚拓]
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【ワシントン11日共同】米太平洋軍のキーティング司令官(海軍大将)は11日の上院軍事委員会公聴会で、昨年5月に司令官として初めて中国を訪れ中国海軍高官と会談した際、太平洋を分割し米国がハワイ以東を、中国が同以西の海域を管理してはどうかと中国側から“提案”されたことを明らかにした。 司令官は「面白半分の冗談」と断りつつ、こうした“提案”は「中国人民解放軍が抱いているかもしれない戦略構想」の一端を示しているとも指摘。中国は「明らかに自国の影響力が及ぶ範囲を拡大したいと考えている」と証言した。 具体的には、中国はその気になれば「中国から1000−2000キロ以内(の海域)で他国軍の行動を制約する」海軍力を整備でき、また「(昨年1月の衛星破壊実験など)宇宙における一定の支配力」を誇示していると指摘。「世界における戦略的地位の向上」を目指していると述べた。 |
中国 太平洋分割管理打診 (NHK 2008年3月12日 14:28) [転載]
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アメリカ太平洋軍のキーティング司令官は、議会上院の公聴会での証言で、去年、中国を訪問した際、中国海軍の高官から、太平洋を分割して、ハワイより東の海域をアメリカが、それより西の海域を中国が、それぞれ管理するという構想を持ちかけられたことを明らかにしました。 これは、アメリカ太平洋軍のキーティング司令官が、11日、議会上院軍事委員会の公聴会で証言して明らかにしたものです。この中で、キーティング司令官は、去年5月に司令官として初めて中国を訪問し、中国海軍の高官と会談した際に「中国は空母の開発を進めているが、将来、太平洋を分割して、ハワイより東の海域をアメリカが、ハワイより西の海域を中国が、それぞれ管理して情報を共有するというのはどうだろうか。そうすれば、アメリカはハワイの西にまで海軍を配備する労力を省けるはずだ」と真顔で持ちかけられたと述べました。そのうえで、キーティング司令官は「冗談だったとしても、これは中国軍が抱いているかもしれない戦略的な思考の一端を示している。中国は明らかに影響力が及ぶ範囲を拡大したいと考えている」と述べ、中国が軍備を増強して自国の影響力を拡大しようとしていることに警戒感を示しました。 |
ハワイから西は中国、東は米で? 中国軍幹部が提案 (朝日新聞 2008年3月12日 18:58) [魚拓]
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「空母を開発するから、太平洋のハワイから東部を米国がとり、西部を中国がとるというのはどうか」――。米太平洋軍のキーティング司令官は11日の上院軍事委員会で、中国軍幹部からこんな「提案」があったことを明らかにした。キーティング氏は「冗談とはいえ、中国軍の戦略的考え方を示唆している」と語った。 米中は軍事交流に取り組んでいるが、キーティング氏は「ビールをちょっと一杯という感じでは全くない」と言及。中国軍幹部に「電話番号を聞いても教えてもらえない」として、日本や韓国との緊密な協力関係にはほど遠いとも語った。 中台衝突の可能性については「非常に低い」とする一方、「中国は65隻の潜水艦を保有しており、米軍が太平洋に展開する潜水艦の2.5倍近い」と中国の軍事力強化に懸念を表明。また、米中の軍事ホットラインが2カ月以内に開設されるとの見通しも示した。 |
中国海軍高官、太平洋の東西分割管理を米に「私的提案」 (読売新聞 2008年3月12日 21:58)
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【ワシントン=黒瀬悦成】米太平洋軍のティモシー・キーティング司令官(海軍大将)は11日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、昨年、司令官として初めて中国を訪問した際、中国海軍の高官からハワイを境に米中が太平洋を東西に分割管理するのはどうか、との「私的な提案」を受けたことを明らかにした。 司令官は、中国海軍高官が「かなり真顔だった」とした上で、「仮に冗談だったとしても、中国人民解放軍が描いているとみられる戦略構想の一端を示している」と指摘した。 中国海軍高官は、「我々は空母の建造計画を進めている」と話を切り出し、同提案が実現すれば、「米国がハワイから西に海軍兵力を展開する手間を、我々が肩代わりできる」と述べたという。 キーティング司令官は、中国が「外洋型海軍」の整備などを通じて「勢力圏の拡大を図っているのは明白で、我々にとって懸念材料だ」とした上で、経済力を通じて周辺諸国への影響力行使を図る中国の「小切手外交」をけん制するため、兵力の前方展開と周辺国との多国間軍事協力を進めると強調した。 |
中国、露骨な野心 「太平洋分割管理」提案 (産經新聞 2008年3月12日 23:05) [魚拓]
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【ワシントン=山本秀也】米太平洋軍(司令部ホノルル)のキーティング司令官(海軍大将)は11日、昨年5月に中国を訪問した際、会談した中国海軍幹部から、ハワイを基点として米中が太平洋の東西を「分割管理」する構想を提案されたことを明らかにした。上院軍事委員会の公聴会で証言した。同司令官はこの「戦略構想」について、「中国は影響が及ぶ範囲の拡大を欲している」として警戒感を示した。 キーティング司令官によると、この海軍幹部は、「われわれ(中国)が航空母艦を保有した場合」として、ハワイ以東を米国が、ハワイ以西を中国が管理することで、「合意を図れないか」と打診したという。 同司令官は「冗談だとしても、人民解放軍の戦略構想を示すものだ」との解釈を示し、中国の軍事、対外政策について「きわめて注意深く監視している」と語った。また、これまでの米中軍事交流が米側の期待を裏切るものだったことを報告。不透明な国防費の実態に対する不満も述べ、「とてもクラブで一杯飲もうという関係ではない」と語った。 中国軍幹部による太平洋の東西分割提案は、昨年8月に米紙ワシントン・タイムズが米軍関係者の話として報じていた。米側は提案を拒絶したとしているが、同紙は情報機関を含む米政府内の親中派内でこの提案に前向きな姿勢を示す向きもあったとしている。 中国海軍は、原潜を含む潜水艦の活動をここ数年、日本や台湾、米領グアムの近海など西太平洋海域で活発化させていた。「ハワイ以西」との線引きは、中国が従来の国防圏としていた沖縄以西を大きく踏み出す野心的な構想といえる。 キーティング司令官は提案者を明らかにしていないが、司令官就任後初の訪中だった昨年5月には、中国海軍では呉勝利司令官と会談している。 |
シーファー、太平洋の分割支配に関心なし (産經新聞 2008年3月13日 18:39) [魚拓]
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中国軍幹部がキーティング米太平洋軍司令官に「米中で太平洋を分割管理してはどうか」と提案した問題でシーファー駐日米大使は13日、「司令官が(中国提案に)取り合わなかったのは正しい対応だ」と評価し、「太平洋の分割支配など米国は全く関心がない」と強調した。日本人記者団との懇談で語った。 シーファー大使は沖縄の米海兵隊員が先月、少女暴行容疑で逮捕後釈放された事件で、米軍当局が容疑者を引き続き拘束して調べている事実を確認。「圧倒的多数の米兵士らは日本の社会と市民を尊敬し、事件に心を痛めている」と訴え、「海兵隊の問題でも米軍の問題でもなく、米国全体の問題として再発防止策に全力を傾けている」と強調した。 日銀総裁が決まらないことに関して、「誰を総裁にするかは日本政府の決断だが、日本にとっても国際経済界にとっても深刻な問題で、早急に決まることを期待する」との認識を示した。 |
太平洋分割「おかしな話」=中国軍幹部発言に統幕長 (時事通信 2008年4月23日 16:38)
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防衛省の斎藤隆統合幕僚長は23日午後、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、中国海軍幹部が太平洋を東西に分割し、米中両国の勢力下に置くとの提案を米側にしたとされることについて「海洋をみんなで共有することで世界が平和になる。海洋を二つに分ける、というのはおかしな話だ」と反発した。 斎藤氏は「日本は(太平洋の)西の海域にあり、排他的経済水域(EEZ)がある」と強調。「(海洋は)土地のようにどちらが取る、取らない、という話にならない」と指摘した。 |
関連エントリー:
・中国に通信傍受筒抜け 米国にダミー会社 (ワシントンタイムズ) (2008.1.7)
・シェルとロールスロイスに中国のスパイ攻撃(英紙タイムズ) (2007.12.21)
・英情報局保安部は中国のサイバースペーススパイの脅威を警告(英紙タイムズ) (2007.12.19)
・『中国、太平洋の東西分割提案か』ワシントン・タイムズ記事全訳 (2007.8.21)
・不正輸出のヘリ基に、中国が無人ヘリを開発 (2006.1.25)
・「ヘリの軍事転用不可能」、中国企業がHPで声明発表 (2006.1.28)
・中国当局、拘束のNYタイムズ紙助手を機密漏洩罪で起訴 (2005.12.25)
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