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大紀元など反共系のメディアは数年前から中国の移植ビジネスにおける人体闇市場と、死刑囚の臓器売買などの死体ビジネスに関して度々扱い、特に法輪功など政治的な理由で投獄された人物などの不透明な臓器摘出などに焦点を当てて報道していましたが、最近になってアメリカのABCニュースが西側大手メディアとしては初めて人体展の徹底調査を行い、プレミア・エキシビション社の人体展『BODIES...The Exhibition』[人体...展示] で用いられている人体標本に処刑された囚人の遺体が利用されているとの疑いで、中国国内の人体工場に隠しカメラで潜入するなどかなり大掛かりな取材を行った模様を、今年の2月にスペシャルドキュメンタリー番組で報道しました。
最初の2月14日の記事では、人体をプラスチック溶液で保存するという処理法の「プラスティネーション」で一躍話題となったグンター・フォン・ハーゲンス氏が主催する人体標本展 『Body Worlds』に関して触れていますが、それに加えてABCニュースのテレビ報道をまとめた写真レポートの訳と併せて紹介します。
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![]() 独占スクープ:中国人人体の闇取引 人体展の発明者によれば、処刑された受刑者が一部含まれている可能性のため中国からの人体使用を中止したとの事
ブライアン・ロス、ロンダ・シュワルツ、アンナ・シェクターABCニュース 2008年2月14日
30以上の都市で数百万人の入場券売り上げがあった人体展は、液状プラスチック処理で保存された人体を見せるものである。それらの皮膚をはがれて手入れされた人体はフットボールを投げたりポーカーやチェスをプレイするなど様々なポーズを取る。 ABCニュース『20/20』で金曜日に放送されるインタビューでギュンター・フォン・ハーゲンス博士は、2006年に中国が商業目的での人体輸出を禁じる法令を出したにも拘らず、欧米に人体を輸出する中国の会社に地下闇市場から人体の提供があったと述べている。 中国外交部の報道官は、その申し立てを調査していたと述べた。
ハーゲンス氏によれば、中国で受け取った人体のうち処刑された囚人と疑わしい傷を持った複数を火葬しなければならなかったそうだ。それらの人体は教材として中国の医大によって手配されたとのこと。中国の大学から受け取った全ての中国人の人体は教材として利用し、公開展示に利用した事はないとハーゲンス氏は述べた。 ハーゲンス氏は「中国の標本を取り扱う事はもうあり得ない」と述べた。中国にある彼の会社は現在動物標本のみを扱っているとの事。 ヨーロッパの複数の新聞に「ドクター・デス (死の博士)」と呼ばれたドイツ人の博士は「公開の人体展が組織的な利益のためにハイジャックされたのではないかと憂慮している」と語った。 ハーゲンス氏によれば現在ボルティモア、ミルウォーキなど各地で開かれているショーで用いられている人体は、展示に用いられる事を生前に希望したヨーロッパ人のドナーであると述べた。 ハーゲンス氏は自身の主張の裏付けとしてドナーの資料を『20/20』に提供した。 ポーランド国境の町、ドイツのグーベンにある人体工場で行われたインタビューで彼は「それらのドナー達は私達の活動の範囲を正確に理解していました」と語った。 ハーゲンス氏はインタビューで、「プラスティネーション」処理はそもそもは医学部のための標本として1975年に開発されたと語った。 1995年に東京で最初の公開展示を行って以来世界各地で行われたショーで数百万ドルの収益を上げ、大きな論争を引き起こした。 アトランタのラビ・ルイス・フェルドシュタイン氏は「私達のエンターテインメントのために痛ましいポーズを取る死体を見る事で人々は楽しむのです」と批判し、それは「かつて生きていた人生への尊重」のスタンダードへの冒涜であると主張している。 今月初めにカリフォルニア下院は、それぞれの人体が「インフォームド・コンセント」に基づいて提供されたものであるとの証明を必要とする法律を上院に通過させた。 この法案の提唱者であるフィオナ・マ議員は「皮膚は剥がされ体の各部分は露出し、その展示で誰かが数百万ドルを儲けているような、このような形で身内が展示される事に家族が同意したとは、中国人の血を引く一人の人間としてそのような事は考えられない」と語った。 ハーゲンス博士はカリフォルニアの法案を強く支持する事、そしてそれが世界中でのスタンダードになるべきであると語った。「特にドイツ人として、[私達の国の] ナチスの過去に鑑みて、非倫理的な罪悪へのいかなる些細な疑いをも回避するために自制しなければならない」と述べた。 Ross, Brian, Rhonda Schwertz and Anna Schecter. "Exclusive: Secret Trade in Chinese Bodies". ABC News, February 14, 2008. [魚拓 1 2]
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以下はテレビニュースをまとめたABCウェブの写真レポート。『人体展』の展示標本の写真のため、ややグロ画像注意。
この写真レポートは2月15日に放送されたABCニュースの報道特集番組『20/20』の『人体の展示 しかし彼等はどこから来たのか?』のために取材され番組内では一部しか紹介されなかったハーゲンス氏の工場での取材を中心に紹介しているもので、放送された『20/20』でメインで扱っているのは、中国からの死刑囚の使用の疑いがかかっているプレミア・エキシビション社の人体展『BODIES...The Exhibition』とその人体提供業者の大連医科大プラスティネーション社に関しての調査です。
人体の展示:彼等はどこから来たのか?
(Photos: ABC News) ABC News. "Human Bodies on Display: Where Do They Come From?", February 2008.
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確かに、死体に様々なポーズを取らせてマネキン人形のように扱っている辺りが、明らかにエンターテインメント性を意識したものですが、人体の構造を見るというサイエンス的な目的のためにここまでやる必要があるかどうかはいささか度の過ぎた悪趣味にも見えます。ここで批判をされているのは「故人の尊厳」という観点からの倫理的問題が当然含まれますが、しかし捜査でまず問題にされたのは、「医学教育目的」という名目で輸入された人体がエンターテインメントとして展示され巨額の収益を上げているという点と、その人体がどこから来たかを主催者側が把握をしていないという点です。
名古屋市で展覧会があったときに看護学生の知人が、
「デート」用のイベントに利用していました。
医学的な意義は確かにあるのでしょうが、
「衛星博覧会」的な、人間の下種な好奇心をあてこんだ単なる金儲けと思われても仕方の無い展示方法だと思います。
遺体の入手方法の不明な点からも倫理的に観に行く人の気が知れません。
2年前に私の所でも人体の不思議展がありました。
死体には死後硬直が起きます。
時間が経てば硬直が解けても 臓器の融解が始まります。
樹脂に置き換えるためには,生きている内に行わなければ置換できないのではないか?
と考えていたので検証の為に行きました。
ポーズは無理に取らされて,苦しみのうちに亡くなったのではないか?
素人ですから検証といってもしれたものですが疑問は大きくなりました。
…早々に帰ってきました。
神をも恐れぬこような所業は,命の軽い無神論唯物論の世界の拝金主義によるものと感じました。
決して,純粋に医学的なものだけとは考えられません。
人間は本当に精妙に出来ています。
私は,人は肉体だけで成り立っているとは思っていません。
実際に,そう考えざるを得ない事象を経験しているので尚更思います。
故人の情報を公開すればプライバシーの侵害に当たることは自明でしょう。
中国に人権意識がなさすぎるのは問題で、手を切るのが良いと思いますがそれ以外は言いがかりと言わざるを得ません。
自分の感覚を故人を含めた他人に押し付けないでほしいですね
故人の情報を公開すればプライバシーの侵害に当たることは自明でしょう。
中国に人権意識がなさすぎるのは問題なので、手を切るのが良いと思いますがそれ以外は言いがかりと言わざるを得ません。
自分の感覚を故人を含めた他人に押し付けないでほしいですね
例えば「Virtual Human」のように、献体された遺体を冷凍してミリ未満単位でスライスしたものを写真に撮ってコンピューターに取り込んでデータ化した人体模型は、医学研修用の教材として利用されていると以前見た事があります。ハーゲンス氏が述べているように、プラスティネーション技術も医療目的に利用する事も出来る訳で、彼の言葉を借りれば「組織的な利益のために人体展がハイジャックされた」というように、この技術を用いて利益をあげようとする第三者の存在が関連記事でも言及されています。
しかし現実問題として『人体展』は教育や科学目的よりも覗き見趣味の娯楽ショーと化してしまっている点、仰る通り倫理問題に関しては十分に論議された上で法を整備するというプロセスが必要な問題だと思います。
生きながらあのようなポーズを取らされたり解体されたりなどあればそれは大問題ですが、プラスチック保存までの間も冷蔵や冷凍保存などである程度は持たせられるのではと思います。
肉体と魂と精神に関しては文化と宗教も関わる問題になって来ますが、ここはもう少し単純に考えても、医学目的のために数百体の遺体が必要で、それにマネキンのようなポーズを取らせる必要があるのかを考えれば、その答えは自明ではないかと思います。
文太さん、こんにちは。
続きを楽しみにしております。
以下、珍しく、独り言。
通常、「献体」で想起されるイメージは、「学生諸氏の実習に於ける腑分け」でしょう。事後のねんごろな弔いをも含めて。
「埋葬も無く、見世物として興業に使用される」という同意が、果たしてあったのか。これが無ければ、尊い意思に対する悪質な背信であり、献体の美名を悪用した精神に於ける詐欺に他ならなく。
問題は、まさに、「故人の遺志」にこそある訳で。
これは、「特異な感覚を故人に『押し付けている』可能性がある」という、そういうお話。
故人の遺体は見世物ではないので、たとえ医学的に意味があったとしても、私は倫理的に認めるのは無理です。
故人が生前に献体を希望する事はそれなりにあるとしても、それとこれとは一緒に出来そうにありません。
医学は発展し過ぎると神以外立ち入ってはならない領域にまで踏み込んでしまうのではないかと私は思っていますが、表ではなんだかんだ倫理的にどうか議論されていても、実際にはもうとっくに禁断の神の領域に踏み込んでしまっているのかもしれません。
医学の発展は有益ですが、禁断の神の領域にまで踏み込むのは人間の分を超えていて傲慢であるとさえ思っています。
「教育目的」として死体を一般展示し、一般の人の人体への理解度を深めるという目的なら、死体にポーカーなどプレイさせる必要などないし、全てが故人の意思によって献体されたと言うのであれば「妊娠8ヶ月の女性と胎児が同時に死亡し、それが本人の意思で献体された」という事への明確な説明が必要でしょう。
このエントリーの記事はABCニュースにとってもあくまでも導入なのですが、この段階で全否定に入る人というのは、物事の本質も趣旨も見ないで、要するに「否定」が目的に過ぎない訳で、ろくに読みもせず脊髄反射のようにコメントするというのがいつものパターンですね。内容的にもどうでもいいですが晒して置きます。
自然の摂理とは神の意思であると考えるなら、医療そのものがそれに反しているとも言えるのかもしれませんが、医療の発展や治療行為も神の意思と考えるなら、人間の意思が神を上回らないためにそこに「倫理」というガイドラインへの論議が必要とされるのだと思います。
2008年8月11日、「中国新聞網」はイギリスのニューキャッスル市で9日、アパートの1室で中国人留学生の男女が惨殺された状態で発見されたと報じた。事件現場は同市西部にあるアパートの1階。被害者はそれぞれのベッドの上で遺体となって発見された。男性の死因は頭部の傷、...
Author:岩谷文太
米国在住。主に海外の英文記事や中国語記事から得られる情報をまとめています。
タイムリーなニュースの話題よりも、調査系の規模の大きなエントリーが多いため数を絞っており、気が向いた時にしか更新しないのでたまに覗いてみて下さい。
特集エントリーはアーカイブとして書いており、情報を分散させないために関連情報は該当エントリーに加えているため、内容は随時更新されます。
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