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中国人人権活動家が人体展示に関して深刻な問題を提起する

 米国のプレミア・エキシビション社の疑惑の人体展『BODIES展』 (BODIES... The Exhibition) で展示されているプラスティネーション人体標本に、中国の死刑囚が用いられている疑惑をスクープして、大きな反響を呼んだ米国のABCニュースの報道特集『20/20』の『人体の展示 --- しかし彼等はどこから来たのか』が放送された2008年2月15日の当日に、ABCニュースがウェブサイトに複数の記事を掲載し、そして同じ日に労改基金会が関連情報を発表するなど、中国の人体闇市場に関する盛りだくさんな情報が発表された中から、前エントリーではABCの番組に関する記事と写真レポート、そして9枚の死刑死体取引現場写真を紹介したが、今回はABCニュースの取材に全面的な情報提供の協力を行ったと見られる労改基金会の呉弘達代表に関する記事を紹介する。

 呉弘達 (Harry Wu) 氏は、中国の強制収容所と人権問題の調査を行う人権団体『労改基金会』の代表で、自身もスパイ容疑で19年間中国の労働改造所 (労改) で投獄生活を送り、1979年に解放された後に渡米し米国籍を取得、それ以来中国の死刑囚からの臓器窃取など人権蹂躙の問題に関する活動を行い、2002年にノーベル平和賞候補にもなった人物。

 また呉氏は2008年8月5日にはペンシルバニア州の人体展規制法案に関連してペンシルバニア下院司法委員会で証言を行うなど、アメリカ社会に対して人体展への問題提起を積極的に行っている中心的人物の一人。

 労改基金会は中国国内に独自の情報ネットワークを持ち、それら中国のスタッフから随時調査レポートが送られており、大連医科大プラスティネーション社や、その代表の隋鴻錦教授、そしてプレミア・エキシビション社との関係や背景なども実によく調査したレポートを発表している。
 英語圏からの中国国内の調査は言語の壁から困難で限界がある中、中国国内の情報を労改基金会が提供し、それを手がかりにABCニュースやニューヨーク検事総長が追加調査を行ったと見られる形跡が情報を総合すると随所に見られるため、呉氏はABCニュースの『20/20』には出演していないが、影の立役者と言える人物である。

写真:呉弘達氏 (Christianesimo Cattolico) [A]


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中国人の人権活動家が人体展示に関して深刻な問題を提起する
米国政府が調査を開始するべきと主張
アンナ・シェクター
ABCニュース 2008年2月15日


長年人権活動を行っている呉弘達氏は労改研究基金の代表を勤める。呉氏は米国の企業が「引取人のいない」中国人の人体を全国を展示してまわっている事に怒りをあらわにする
(ABC News) More Photos
 プラスチック化した人体の展示会は一部の人々にはぞっとするような代物であり、一部の人々はそれを教育的と考えている。しかし長年人権活動を行っている呉弘達氏は、米国の企業が「引取人のない」中国人の人体を全国を展示してまわっている現状に怒りをあらわにする。

 中国での人権蹂躙の実態の調査を行う労改研究基金の代表を勤める呉氏は「これは全く間違った行為である」と述べた。

 呉氏はプレミア・エキシビション社の人体展『BODIES展』で用いられている人体の出所がどこであるのかの問題に深刻な疑問を投げかけ、米国政府が調査を開始すべきであると主張した。

 呉氏は「中国は世界中のどの国よりも多くの死刑を執行している」と述べ、彼の研究において最もフラストレーションのたまる障害は、中国での死刑執行の数の情報が殆ど入手出来ない事であると付け加えた。「一体どれだけの死刑執行があったのかを正確に知る事は出来ない」

 
 アムネスティ・インターナショナル (AI) は2006年の公開レポートにおいて、死刑執行1010名と死刑判決2790名と推定しているが、実際の数は更に多いとAIは見ている。

中国の死刑写真:読者の慎重な判断を推奨。

 プレミア社のアーニー・ゲラー代表はABCニュースに対し、全ての「引取人のない」死体は自然死した人々のものと主張し、死刑囚の死体の使用に関して強く否定をした。

 ゲラー氏は「これらは全て合法的であり、引取人のいない死体は大連医科大学からプラスティネーション研究室に送られ、私達はそこから受け取った」と主張している。

 ゲラー氏はまた、もし展示会の死体に死刑囚が含まれているという証拠が認められる場合、それらを直ちに展示から取り除き、中国国内の人体供給業者とは縁を切ると述べた。


 呉氏は、人体ショーに対して疑問の声を上げる事は、囚人の処刑、強制堕胎や少数民族迫害などの中国での人権蹂躙の問題への関心を集める事に繋がると語った。

 呉氏は中国共産党を批判した事で中国で19年間投獄され、1970年代に解放されて以来中国の刑務所システムの調査研究を行っている。

 1990年代後半には呉氏は、死刑囚からの臓器窃取に関するABCニュースの『プライムタイム・ライブ』の調査に協力し、それが死刑囚の臓器売買に米国政府がレーダーを広げた最初の契機となった。

 呉氏は「私は刑務所で殺されたかもしれないところを生き残った。中国の基本的人権のために我々は闘い続けなければならない」と語った。

[訳=岩谷] (原文:英語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。
Schecter, Anna. "Chinese Human Rights Activist Raises Serious Questions About Bodies Exhibitions". ABC News, February 15, 2008. [魚拓 1 2]


1995年の中国訪問時に中国当局に拘束された呉弘達氏。 (AFP/China/Tibet Sun) [B]
 上海出身の呉氏は、1956年の百花斉放百家争鳴キャンペーンで中国共産党とソ連のハンガリー侵攻を批判した事により1960年に逮捕され、「反革命右派」として23歳から42歳までの19年間を労働改造所に投獄され、12のキャンプで薬品製造、炭坑、道路建設や作物生産などの強制労働を行い、拷問や飢餓で周りの多くの囚人が死んで行く中生き残り、毛沢東の死後1979年に解放。反右派闘争による弾圧で呉氏の家族が全員死亡した事により渡米。[>>1][>>2]

 1992年に米国労働総同盟・産業別組合会議 (AFL-CIO) の援助で設立された『労改基金会』は、中国の労働キャンプの死刑囚が移植用臓器の供給元になっている問題を調査し情報提供を行う団体として知られている。[>>3][>>4]

 米国市民権を取得した後の1995年に呉氏は中国訪問を試み拘束され、66日間の拘留の後「国家機密漏洩」の罪状で懲役15年の判決を受けたもの、国際社会の批判から国外追放となっている。[>>5]

 呉氏はまた、2006年に蘇家屯病院における法輪功学習者からの臓器窃取の疑惑に関する調査レポートを手がけ[>>6]、また2008年6月には米国議会と中国研究機関の「中国に関する議会政府委員会」で中国の労働改造所に関する証言を行った[>>7]他にも、英国議会、ドイツ、オーストリア、EU議会、国連などで証言を行うなど現在国際的に影響力のある人物である。





中国の銃殺死刑写真

 また同日には、上記の記事に関連してABCニュースのウェブサイトが中国の銃殺処刑写真を掲載。これは呉氏が講演活動で中国の死刑と臓器窃取や人体標本の関係に関して述べる際にデモンストレーションの写真として日頃使用しているもので、このうち3枚はネット上で有名な、1995年12月24日に陝西省咸陽で処刑されたとされる「故意殺人犯 陸金鳳 女20歳」の写真。[>>8]

 中国の公開処刑は、公判大会や死刑囚公開パレードの写真が中国メディアで取り上げられるのは普通の事で、それを欧米メディアが取材して写真を掲載するという事はあったが、公開銃殺処刑自体の写真が欧米の大手メディアに掲載されたというのは珍しい事であり、これで「故意殺人犯 陸金鳳」の写真が一気に英語圏で知られる事になったきっかけになっている。

   中国の死刑

 ABCニュースにこの写真を提供した労改研究基金によれば、この写真とそれに続く三つの写真は中国で過去五年以内に撮影されたとの事である。

 呉弘達氏は、情報の収集目的および、中国の労働改造所や刑務所システムに対する人々の関心を高めるために1992年に労改研究基金を設立した。この団体は毎年労改ハンドブック、ニュースレターや特別調査レポートを発行している。呉氏は中国国内に調査ネットワークを持ち、写真やレポートが随時ワシントンDCの本部に送られて来る。
(労改研究基金提供)


(The Laogai Research Foundation) [魚拓]



(The Laogai Research Foundation) [魚拓]



(The Laogai Research Foundation) [魚拓]



(The Laogai Research Foundation) [魚拓]

[訳=岩谷] (原文:英語)
ABC News. "Chinese Executions", Feburary 2008. [魚拓]



ABCニュースでは不明確だった点が呉弘達氏のエッセイで言及されている

 調査に3ヶ月を要し、2月15日に放送されたABCニュース『20/20』では、中国系人体展での死刑囚使用の疑惑にテーマを絞っている理由からか、番組作りとして献体プログラムのあるハーゲンス氏の『ボディワールド』に対しては終始好意的であり、また、ニューヨーク州のクオモ検事総長の5月の調査結果を待っての事なのか、それとも米国国内での人体展の受け入れ問題により焦点を絞っているのか、『20/20』は米国のプレミア・エキシビション社にターゲットを絞っていて中国側の人体ビジネスの背後関係の説明もなく、大連医科大の関係者は一切名前を出さず、実際にABCニュースが把握していたであろう情報に比べて何故か中国側に関する情報がかなりぼかされていた。

 そこで不思議なのが、呉弘達氏が代表を務める『中国信息中心』 (China Information Center) のウェブサイト『観察』で、呉氏が同日の2月15日に『20/20』の補足的な内容の中国語コラムを発表しているという事である。
 ABCが敢えて避けた内容をその放送日に番組に先駆けて中国語で発表したという、その意図はいささか分りかねるが、これは欧米の視聴者向けでなく中国国内と華僑向けに書いたであろう事は少なくとも分る。


 ここで言及されているのが、ABCでは名前が伏せられていた大連医科大の教授は隋鴻錦氏である事、人体標本は隋教授が独占的にプレミア社に供給している事、隋氏はハーゲンス氏の工場の元総経理であった事など2006年にニューヨークタイムズが報じた事[>>9]の他、人体の管理は大連側にイニシアティブがある事、死刑囚取引現場写真が吉林省で撮影された事、その写真を提供した人物は隋教授の死体収集専門の元助手である事、死刑囚の入手元が裁判所である事、そして頭部が粉砕されない死刑囚は使用目的が決まっている事など、情報提供サイドでないと知り得ない内容であり、この辺りからも労改基金会がABCニュースに情報提供協力をしていた事が推測される。

 それから呉氏が言及しているのが、中国での死刑囚からの臓器摘出で、刑場で医者が待機したり病院で処刑が行われるなど、中国では公安局と病院が連携しての臓器や人体標本ビジネスが成立しているという事。

 記事の最後の掲載写真はグロ注意。


中共の収益の「初試み」--- プラスティネーション人体標本制作に死刑囚を利用
呉 弘達
中国信息中心『観察』 2008年2月15日


 中共の試みはかねてから多い。いわゆる「初試み」とは未だかつてない事という意味であり、それは普通の神経なら考えも付かない事である。
 その上、これらの初試みは意外な事にこの13億人には全て普通の事で、まるで初試みではなく当然の事のように彼等は落ち着いて対処している。これは中国のそういう国情を非常に表している。(中略)


 初試みの本題に戻ろう。中共の最新の初試みは生物のプラスチック化である。人、猿、象、犬などの骨格、血管、神経、筋肉などを系統的にプラスチック化する事によって非常にはっきりと、直接生物体の組織が観察出来るものである。
 これは人類学、生物学、医学などの方面の知識と研究に直接役立つだけではなく、一般の人々に知識を普及させる事にも重要な意義がある。

 この方法のオリジナルはここ最近の10年から20年で、ドイツ人のハーゲンス氏が発明した方法である。
 彼の長年の研究に追従する代表的な中国人は隋鴻錦氏である。彼は大連医科大学の卒業生で、彼がこの技術を剽窃して以来、中国におけるプラスティネーション生物の全国各地の展示が普及し、人々は多くの知識と教育の機会を得た。しかも隋氏は国際交流を展開し、例えばここ2年に彼は米国ジョージア州アトランタのプレミア社から2500万元の資金援助を受け、米国各地で展覧会を開催している。
 聞くところによると、現在展覧会は五カ所に達し、米国全国の11の都市で開催される予定である。

 中国人の隋鴻錦氏による展覧会には、至る所全てで巨大な広告がある。例えば2007年にバージニア州ロスリンでの展覧会場の面積は数千方尺である。そこでは10数体の完全な男女の死体と、多くの器官と切片が展示されていた。

 これは死後プラスチック処理した人間の死体の展示であって、コンピューターや自動車や家具などの製品の展示会ではない。コンピューターや自動車メーカーの商品の出所を聞く人などいないが、隋氏のケースでは、死体がプラスティネーション処理された後に陳列され展示品となっているものであり、我々は全ての人体の出所や、彼等がどんな人物であったかを尋ねる必要がある。
 隋氏の米国の協力者は「展覧が終了した後、全ての展示品は中国に戻り、その一つとして米国に残す事は出来ない」と言っている。隋氏の展覧会はこれまで死体をどのように入手したのかを明確にして来なかった。隋氏の展覧会は中国政府が輸出を支持して許可したものである。

 中国政府は2006年8月1日に、死体や死体組織の輸出を禁じる法律を公布している。
 それなら隋鴻錦氏の展示会のようなケースは何なのであるか? プラスティネーション人体の大規模輸出を許可した理由な何なのか? まさか中国政府が隋鴻錦氏のような輸出商人に騙されたと言うのか? それとも中国政府はプラスチック化した後の人体は「物」であって人間の死体とはみなさず、輸出規定とは無関係となっているのか?

 私達はプラスティネーション人体が公衆に展示される事をこれまで真正面から論議して来なかったが、これはまだ裏側の影響である。中国と米国での展示会で、観衆の意見は肯定と否定に二分している。私達はプラスティネーション処理した人体に関して、その出所がどこであるのかを中国に問いたい。
 再び強調して言うが、展示されているのは人体であり、これはコンピューターや自動車や家具の展示会ではないのである。


 2007年後半に以下の9枚の写真を受け取った。この9枚の写真はこれらの死体が病死したのではなく死刑犯である事を人々に明確に訴えるものである。彼等が銃殺されたのは歴然としており縄は解かれておらず、頭部被弾後直ちにビニールシートでくるまれ、一台の小型トラックが彼等を吉林省の某部門に送り届ける。写真では若い女性の一群がその様子を眺めている。
 そのうち一体の死体は洗浄されて手術室に運び込まれ、そして頸部大動脈を選び出されている。

 司法警察の刑執行での心臓や頭部直撃では臓器摘出は明確に不可能である。私達が把握している状況では、司法警察は特殊銃弾を用い頭部を往々にして粉砕、頭の半分が消し飛ぶに至る。
 この犯罪者の鼻の左側に銃弾の跡が一つあるのみで、司法警察が十分な「文明」を執行したのは歴然である。この死体には別な用途があったという事になる。


 隋鴻錦氏が展覧会で陳列するプラスティネーション死体に死刑囚を利用していたという疑惑は、彼のバージニア州ロスリンでの展示会の様子からも連想させられる。10数体の男女のプラスティネーション死体が若々しく、これら全てが若者である事は明らかである。彼等が全て若くして病死したとは考えにくいのではないか? 
 彼等は死後にも偉大なる祖国に貢献をし続けている。彼等が誰であるか、そして自己の意思で献体をしたかどうかを証明する紙の山を見付ける事が出来るのは当然中国側である。人類の科学と知識のため、彼等は中共のとても良い模範生なのである。

 中国以外でも私達はそれぞれの状況を観察している。イスラム教や仏教国家では死体を運用して標本とする事は許さないため、公開展示は更に不可能である。キリスト教やカトリック社会の国家の多くが死刑を廃止しており、死体を商業目的に利用する事は許されない。
 中国はこの限りではなく、彼等はただ共産主義や毛沢東を信仰しているため、何でも方便になる。
 例えば米国は臓器移植件数が世界で最も多い国であるが、死刑囚を利用する事はない。中国は移植件数では世界第二位であるが、95%の臓器が死刑囚から来ていると最近ようやく [中国政府は] 認めた。事実上30年も行われて来たにもかかわらず。

 中国の医者達は臓器の出所を気にかける事はなく、ただ患者に関心を持っていると彼等は言う。
 広州中山医科大学の朱佩蘭医師はこう語る。
 「私達にとって何が正しいか間違っているかの裁判所の判定など問題ではない。犯罪者が銃殺刑になって火葬されれば何も無くなる。数百人の病人が臓器を待っている中、これは無駄ではないか?」
 鄭州第一人民病院のある医師はこう語る。
 「人が人であるのは思想を持っているからであって、銃で頭を吹き飛ばされればどこに思想があるのか。それはもはや人ではなく『物』であり、私達医者は“物”を“人”に対して用いる」

 医者は病院名を覆い隠した車で直接刑場に行って銃殺を待機、まだ死んでいない人の腹を切り裂いて臓器を取り、パトカーの先導で病院に戻り患者に移植する。甚だしいケースに至っては、犯罪者を病院に連行しそこで銃殺をする。
 臓器移植医療の過程で非常に重要な事は、臓器の血液不足の時間を減らす事である。

 人々はドイツの医者がアウシュビッツ収容所でやった事を知っている。医者達は収容所の犯罪者を利用して実験を行った。高空の酸欠や深水の結氷の試験などで多くの人々が死に至った。ニュルンベルクの大審判では23人のドイツ人医師が告発されうち7人が死刑になった。
 ドイツの医者は法廷で「これは戦争の需要ではなく、全てのユダヤ人は自らの意思で署名して実験室に来た」と抗弁した。
 米国の司法官の答えはシンプルで「これらの人々はそのような状況下でどのような文書に答える能力をも失っていた」である。

 中国の医者達の医者としてのモラル、人道と人権の観念はどこにあるのか? 
 私達は今日ここで中国の死刑の是非を論議しているのではない。死刑に透明性が必要であると主張しているのではない。
 どのような罪であれ、どのような方法の死刑であれ、政府が出来る事は刑を執行する事であり、死者の遺体に対していかなる行為を取る事も出来ない。死者には権利があり、それは絶対的な権利である。


 2008年2月、ABCニュースの記者がついにこの9枚の写真にまつわる真実の扉を開き、その取材で撮影者に辿り着いた。
 その人物は元々は隋鴻錦氏の死体収集専門の助手である。彼は「大連医科大学プラスティネーション研究所」の空白の紹介状を持って、中国各地の裁判所を奔走し、死刑囚の死体を購入していた。死体一体は300人民元。
 死体は随時隋鴻錦氏の研究所に送り届けられプラスチック化された後、「それらの物」は生き生きと中国や米国で人々と再び対面した。中国の死刑囚は臓器を「寄付」する事でこの偉大な「社会に返報」をし、今日もまた一つの新しい貢献を増やしたのだ ---- 「献身」はプラスティネーション人体事業でミイラ標本製造と外国での展示会を支え、国家のために多くの紙幣を儲けている。

 米国カリフォルニア州は、プラスチック化死体の展覧会を禁止する決議を通過させた。米国連邦議会もこれに相応する決議を近い将来通過させる事も起こりうるだろう。

 米国東部時間の今晩 (2月15日) 10時、ABC放送は独占特別テーマの「中国の秘密の死体交易」を放送する。是非ご覧頂きたい。


付録写真:死刑囚の死体がプラスティネーション人体標本に利用されている。

1. 四人の死体。手縄は解かれていない。


2. 患部はビニール袋で隠されている
3. 衣服を全て切り開く
4. 流れ落ちた鮮血が地面に満ちている
5. 水で洗い流し、商品を運ぶトラックは立ち去る


6. 七人の女性が存分に楽しんでいる
7. 死体は実験室に上げられる
8. 弾孔は前頬に貫通
9. 頸動脈を選び出す
(全部の写真を見る) [グロ写真注意]


編者註:今晩 (2月15日) 米国東部時間10時、ABC放送が「中国の死体闇取り引き」の独占スクープを放送する。お見逃しなく。

   『観察』にて初出 転載は出所を明記のこと。
2008年2月15日 (金)
本ウェブサイトのURL: http://www.observechina.net

[訳=岩谷] (原文:中国語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。
呉弘達. 『中共的創收“創舉”――利用死囚犯屍体制作塑化人体標本』. 観察 (中国信息中心), February 15, 2008. [魚拓]
呉弘達. 『中共利用死囚屍体制作塑化人体標本』. 看中国, February 15, 2008. [魚拓]

 隋鴻錦氏はハーゲンス氏側と特許権を巡り係争中である。[>>10]

 いずれにしてもこれらの情報を総合すれば、プレミア社へ人体を供給していた大連医科大プラスティネーション社の経営者である隋鴻錦教授の元助手が、プラスティネーション社の推薦状を持って裁判所から死体を購入、そこで「取引人体の少なくとも1/3が銃殺死体で[>>11]、その一部が米国への展示用に大連の企業に届けられた[>>12]」と証言した事になる訳であり、また『BODIES展』で用いられている人体は全て大連プラスティネーション社から来たものであり[>>13]、これらの証言が全て事実だとすれば、単純確率ならプレミア社の人体展『BODIES展』の展示人体の1/3が死刑囚という事になる。


 今後のエントリーは、5月のニューヨーク州クオモ検事総長の調査結果発表、6月の労改基金会の大連の工場の調査レポート、8月のカリフォルニア州の人体展規制法案成立など、時系列順に扱う。





余談:

複数の人体展主催団体


ハーゲンス氏の『ボディワールド』は西洋人の顔立ちの人体標本が多い (London eye) [C]
 ハーゲンス氏が発明した生物体プラスチック保存法の「プラスティネーション」は、中国系摸倣業者に真似をされプレミア・エキシビション社などの競合展示会が複数存在するため(ハーゲンス氏自身の言葉を借りれば「世界で成功したものの全てがコピーされる」[>>14])、いささかややこしい事になっている。

 ハーゲンス氏の人体展『ボディワールド』は1995年に東京で開始し[>>15]、日本では当初『人体の世界』、次に『人体の不思議展』(初代) の名称で開催されたもの。しかし契約トラブルで1999年2月に日本開催は打ち切られている[>>16]

 その後2002年3月に始まった「株式会社日本アナトミー研究所」による[>>17]による新『人体の不思議展』[Mysteries of the Human Body] は全く別の団体であり、これは中国で特許登録された「プラストミック」という死体加工技術を用い、中国から入手した死体を用いているもの。しかし『人体の不思議展』の人体標本を制作した南京蘇芸生物保存実験工場[>>18][>>19]は2004年以降は「プラスティネーション」の名称でプレミア・エキシビション社に人体標本を提供しており、「プラストミック」は事実上日本向けの名称に過ぎない。



プレミア・エキシビション社の『BODIES展』は人体を中国から入手している (Las Vegas Real Estate) [D]
 2002年に隋鴻錦氏が設立した大連医科大プラスティネーション社 (大連鴻峰生物化技社) から人体をリースしているのがプレミア・エキシビション社で、「大連から来た引き取り人のない死体」と表明している『BODIES展』 (BODEIS... The Exhibition)、「北京医科大から入手し南京蘇芸工場で処理された献体」と表明している『人体の暴露展』(Bodies Revealed)、そして「中国の医療施設を通して献体され中国の財団から」と表明している『Our Body~内部の宇宙』 (Our Body: The Universe Within) の3つの名称の人体展を開催している。

 しかしABCでは、隋氏が独自の人体展を中国で開催している事や、番組中に出る人体標本が『ボディワールド』なのか『BODIES展』なのかが全く区別されていないため、ハーゲンス氏とプレミア社の区別が分りにくくなっている (現に大紀元時報では最近まで、ハーゲンス氏とプレミア・エキシビション社が混同されていた[>>20])

次回に続く

初稿:2008年8月9日、呉氏と労改基金会の紹介、「ABCニュースでは不明確だった点が呉弘達氏のエッセイで言及されてい」序文追加:2009年8月8日






関連サイト・関連記事

唸声中国/死刑囚の遺体を人体標本に(衝撃写真注意) (唸声の気になるニュース 2008.2.17)
中国、闇の死体マーケットの存在 (エルエル 2008.2.21)
米ニューヨーク州司法当局 死体闇市場を徹底捜査へ (大紀元 2008.2.25)




関連記事:

腎移植 中国の病院、都内に窓口 開設準備 渡航手術2例実施
産經新聞 2005.3.27東京朝刊

 中国の病院が、日本に支部(事務所)を開設して日本人の腎臓病患者(レシピエント)に情報を提供し、中国で腎臓移植手術を行う計画を進めていることが、関係者の話で分かった。腎臓を提供してくれるドナーが見つからず、長年、人工腎臓(透析装置)で透析治療を続けている患者にとって選択肢が増える。しかし、中国のドナーは死刑囚といわれ、日本臓器移植ネットワークを介した善意のドナーとは違うだけに大きな波紋を呼びそうだ。

 関係者によると、日本に支部を出す計画を進めているのは、カナダ系華僑が経営する中国広東省広州市の「クリフォード病院」。二〇〇三年に中国政府から腎移植手術ができる「腎臓移植医療項目技術準入」に認可され、中国臓器提供センターから腎臓を譲り受け、年間、中国全体の腎移植(年間、五千件)の4%に当たる二百件の腎移植を行っている。

 クリフォード病院は、早ければ今年夏にも、東京都台東区秋葉原に支部となる事務所を置く計画で、現在、事務所の設置費、運営費、人件費の見積もりを詰めている。昨年の六月と七月には、四十歳代男性と六十歳代女性の日本人患者が、中国に渡ってクリフォード病院に入院して腎移植手術を受け、成功して帰国している。

 クリフォード病院の日本進出を推し進めているのが、米国内に八つの診療所を持ち、日本人の駐在員や旅行者らを対象に治療行為を行っている米国の「日本クリニック」。中国の臓器移植は、技術面や衛生面で問題のある病院が多いと指摘されているため、平成十五年七月から半年かけ、この日本クリニックの日本人スタッフが、クリフォード病院について、腎臓の入手方法や手術内容を詳しく調査した。その結果、スタッフや設備、技術の水準は高く、問題なく、腎移植手術ができることが判明した。

 日本クリニックはすでに、年間、五十人の日本人が、腎移植手術を受けられる枠をクリフォード病院と結んでいる。中国人だと、二百万円前後だが、日本人がクリフォード病院で腎移植を受ける費用は、渡航費や入院費、通訳料などすべて含んで八百万円から九百万円かかる。

 入院は手術前と後を合わせ、平均六十日というが、HLA(白血球の型)や血液型の合ったドナーが見つかるまでに一週間から四週間はかかる。

 百パーセントの生着率(移植した臓器が機能して移植手術が成功する率)を確保するため、ドナーを三十歳代から二十歳代という若い人に限定。しかも腎臓は摘出後、十二時間以内でレシピエントに移植される。

               ◇

≪波紋呼ぶ「死刑囚ドナー」≫

 問題は「臓器売買」と並んで批判される死刑囚をドナー(臓器提供者)にする「死刑囚ドナー」をどう考えるかだ。

 一九九八年六月、米連邦議会の下院公聴会で、中国の「死刑囚ドナー」の実態について証言した岡山大の粟屋剛教授(生命倫理)によれば、中国では最高人民法院などの規定で、死刑囚から臓器を取り出して患者に植え付けることが認められ、一説では、移植される臓器の九割以上が、死刑囚からの摘出とまで言われる。

 粟屋教授は九五年から九七年にかけ、計五回、中国で現地調査を行い、入手した資料やリポートをもとに論文や著書を発表している。

 粟屋教授によると、中国では一般人からの臓器提供はほとんどなく、「死刑囚ドナー」のメリットは(1)多くの死刑囚は若く、健康(2)麻薬歴や肝炎、HIVの事前チェックができる(3)あらかじめ死亡の日時や場所が分かり、移植を受けるレシピエントの選定や待機が簡単-があげられている。粟屋教授は「ドナーの需要が、死刑執行数を増加させ、毎年、銃殺や薬物注射によって数千件の死刑が行われているとのリポートもある」とも語る。

 「死刑囚ドナー」を正当化する根拠が、「死刑囚は死ぬ。だが、死刑囚の臓器によって助かる患者がいる。死刑囚は社会に害悪を及ぼしたから、臓器提供は、最後の社会への償いだ」という実利主義で、中国政府は「死刑囚やその家族の同意があれば問題ない」としている。

 しかし、粟屋教授は「同意がきちんと得られているかは分からない。死刑囚は特殊な状況下にいるので、自由な同意を得られず、同意が得られたと言っても人権上の問題はなくならない」と指摘する。

 ただ、昨年一年間に日本で腎臓を移植できた患者数は、日本臓器移植ネットワークに登録された腎移植希望患者数のたった7%に過ぎない。脳死移植に至っては、三十六件しか行われていない。

 移植件数の少ない日本の現状から判断すれば、「医療技術のしっかりした中国の病院での腎移植は、歓迎できる」と肯定する患者関係者もいる。

 それだけに「死刑囚ドナー」の是非は、最後は患者自身が判断するしかないのかもしれない。(木村良一)

               ◇

 【クリフォード病院】2002年9月、新興住宅街の中に広州中医薬大学との医療提携で設立された総合病院。中国名は「祈福医院」。240床。総スタッフ500人。一般病棟は地上20階(地下1階)建て。西洋医学をベースに、中薬(中国伝来の薬)を用いた中医学を導入。03年12月、病院のランク付けを審査する米国の医療施設認定合同機構(JCAHO)傘下の「ジョイント・コミッション・インターナショナル(JCI)」から認定を受けた。



中国政府、法輪功メンバーから臓器移植してた!?
ZAKZAK 2006年8月9日

 中国政府が気功集団「法輪功」メンバーから臓器を摘出、臓器移植に使用している-。こんな衝撃的な内容がまとめられた報告書が話題となっている。これは、カナダの元閣僚経験者らからなるチームが発表したものだが、中国政府は「中国のイメージを中傷するものだ」と全面否定。しかし、同チームは「証拠を集めたもの」と反論している。

 調査を行ったのはカナダのベテラン国会議員のデイビッド・キルガー前アジア太平洋担当大臣とデイビッド・マタス弁護士。米国NGOの要請を受け、無報酬で行った。

 その両氏が発表したのは、「中国における法輪功メンバーの臓器摘出に関する報告書」。中国政府が現地入りを認めなかったため、2カ月かけて行ったインタビューや中国の収容所、医療施設などへの覆面電話取材をもとにまとめられた。

 その中身だが、例えば今年6月8日に行われた黒龍江省密山収容所とのやりとりは興味深い。収容所側は「リ氏」という男性が応対している。

 --法輪功の(臓器)提供者はいますか

 リ氏「前はいました」

 --今は

 リ氏「はい」

 --40歳以下の提供者は何人いますか

 リ氏「結構います」

 --男性か、女性か

 リ氏「男性です」

 --何人いますか

 リ氏「7、8、少なくとも5、6人はいます」

 このほかにも、前夫が移植手術を手がけていたという女性の証言も掲載。前夫は2003年10月までの2年間、約2000人のメンバーの角膜を摘出していたという。

 法輪功は1992年、気功の専門家・李洪志氏が創設。仏教の教義と中国伝統の「気功」の修練方法を組み合わせたもので、メンバーの急増ぶりが脅威となりかねないと判断した中国政府は、1999年に非合法化。それ以降、弾圧を続けているといわれているが、報告書も「非合法化以降、中国政府は大量のメンバーを投獄。心臓、腎臓、肝臓、角膜などを摘出し、高額で売買。外国人にも売られている」と指摘している。

 実際、中国の臓器移植については、国際社会から疑惑の目が。中国には家族の死後、臓器を提供する文化はなく、臓器移植提供システムもはっきりしない。にもかかわらず、1999年から2005年までの間に6万件も行われているからだ。

 もちろん死刑囚の臓器が使用されているとの指摘もある。だが、アムネスティー・インターナショナルのデータによると、2000-05年までに処刑された死刑囚は年間1616人で、臓器移植件数がはるかに上回っている。

 今回の報告書について在カナダ中国大使館は、「臓器移植に関し、中国は1991年以降は世界保健機関(WHO)のガイドラインにしたがっている」と明言。その上で、「“報告書”は根拠がなく、偏見をもったもの。100回繰り返されても真実にはならない。もっと多くの人が法輪功の本質は邪悪なカルトだということに気づくはずだ」と反論している。



死刑囚の皮膚で化粧品製造=中国企業、既に輸出か
AFP/時事通信 2005年9月14日

 【ロンドン13日】英紙ガーディアンは、中国の化粧品会社が処刑された死刑囚の皮膚を利用して化粧品を開発し、欧州に向けて輸出していると報じた。会社名は明らかにされていない。(写真は公開処刑に先立ち、市民が見守る中、トラックに乗せられて街頭を連れ回される中国の死刑囚)

 同紙によると、会社の代理店は客を装ったおとりに対し、銃で処刑された死刑囚の皮膚から、唇やしわの治療に用いるコラーゲンを開発していると語った。代理店は、製品の一部は英国に輸出されていることを明らかにするとともに、死刑囚の皮膚は以前から使われており、「決して驚くべきことではない」と強調したという。

 コラーゲンは皮膚や軟骨、骨、その他の結合組織を構成する繊維性たんぱく質。倫理上の問題だけでなく、感染の危険も指摘されているが、欧州では今後数年以内にコラーゲンを使った美容が禁止されることはないとみられており、医師や政治家は懸念を強めている。

 問題の化粧品が実際に英国市民の手に渡っていたり、ネット販売で入手可能になったりしているのかどうかは不明。また、死刑囚の皮膚から開発したコラーゲンが試験段階なのか、製造段階に入っているのかも明らかではない。

 代理店は、堕胎された胎児の組織から賦形剤を製造する研究も進めていることを明らかにし、「死刑囚や胎児の皮膚を使ったさまざまな研究が今も行われている。皮膚は黒竜江省のバイオテクノロジー(生命工学)関係の企業から購入し、中国国内の別の場所で開発を進めている」と述べた。

 中国で処刑される死刑囚は、世界の他の国の死刑囚の合計よりも多い。正確な数は明らかになっていないが、世界で昨年執行された5500件近い死刑のうち、少なくとも5000件は中国で行われたとの集計結果もある。〔AFP=時事〕

AFP/時事通信. 『死刑囚の皮膚で化粧品製造=中国企業、既に輸出か』. ライブドアニュース, 2005年 9月13日 (火) 23:08. [うんかー]

「当局が死刑囚の臓器を摘出、売却」 中国人医師が米議会で証言
CNN Japan 2001.06.28 Web posted at: 5:39 PM JST (0839 GMT)

 ワシントン(CNN) 米国への政治亡命を求めている中国人医師が27日、米下院外交委員会に出席し、中国当局が処刑した死刑囚の遺体から臓器や皮膚を摘出し、売りさばいていると証言した。

 証言したのは、天津市の軍警察病院に勤務していた内科医の王国斉氏(38)。王氏によると、死刑が執行されると、医師が刑場に出向き、銃殺直後の遺体から臓器や皮膚を摘出したという。

 王氏も救急車内で遺体から臓器を摘出する手術を手伝い、延べ100人以上の遺体から、腎(じん)臓を摘出したという。

 王氏によると、完全に死亡していない死刑囚の皮膚を摘出するよう命じられたこともあったという。

海外向けの腎臓は3万ドル

 摘出された臓器は、移植を希望する内外の患者に売却されたが、海外の患者に腎臓が売られる場合、価格は3万ドル(約360万円)で、米国から送金されたこともあったという。

 王氏は「深い後悔と良心の呵責を覚える」と述べた。王氏はその後、偽造旅券を購入、米国への団体旅行に参加し、政治亡命を求めている





脚註:(脚註を見る)



写真:

  1. ^ Cristianesimo Cattolico. "Non fatevi incantare: la Cina è sempre la stessa", Aug 9, 2008. [魚拓]

  2. ^ "A 1995 photo shows US human rights activist Harry Wu (C), standing between two Chinese policeman. (Photo taken from a video offered for sale to foreign news agencies.) After languishing 19 years in China’s forced labour camps, a Chinese dissident has set up a museum in Washington to highlight the “horrors and atrocities” in these secret detention facilities. AFP/China" Tibet Sun. "Museum in US to showcase China's forced labour camps", 9 November 2008. [魚拓]

  3. ^ London eye. "Body Worlds & The Mirror of Time exhibitions", 2008. [魚拓]

  4. ^ Las Vegas Real Estate. "BODIES & TITANIC The Artifact Exhibition Will Make New Home At Luxor", March 31, 2008, 11:28 am. [魚拓]

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コメント

いつも真剣に読ませていただいてます。
中国の死刑執行が世界一とは知っていましたが、その死刑囚の臓器を臓器移植に使用しているとは全く知りませんでした。探れば探るほど、中国の悲惨な状況を目の当たりにし、とても遺憾であり悲しみを感じます。日本で催されている「人体の不思議展」にも、不信を抱いてしまいます。今、日本の若者の間で、使用が日常化しているエクステンションも、事実かは分かりませんが、亡くなられた中国の女性の髪を輸入していると聞きました。どのような利益目的にせよ、死体にも人権はあります。人の命を重んじる考えは、全世界共通の理念のはずなのに…、ただただ胸がつまる思いです。

  • 2008/08/09(土) 13:37:37 |
  • URL |
  • しろくま #xYl2iXZk
  • [ 編集]

しろくまさん

どうもありがとうございます。

中国の衛生省は2005年11月にWHOの国際会議で中国国内での移植に提供された臓器の95%が死刑囚のものであると認めていますが、死刑囚からの提供の是非云々以前に、あの国では必ずのように不正が横行する事がより問題でしょうね。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200512142306373

日本の「人体の不思議展」は死体の入手先を「南京の人体工場」としているそうですが、南京と言えば隋鴻錦氏の工場がある場所であり、仮に日本の人体展が隋鴻錦氏の工場から死体を入手しているのであれば、ひょっとするとかなりまずい状況なのではないかと思います。

エクステンションもそうですが、例えばしわ取り効果のある化粧品には堕胎胎児の死体から抽出したエキスが使われているとか、噂話レベルではいろいろありますが、ただ呉弘達氏の記事にあるような、中国の医者が「死体は“物”であるから再利用すべき」という本当にそのような認識を持っているのであれば、それもあながち嘘ではないのかもしれません。

  • 2008/08/11(月) 03:23:31 |
  • URL |
  • 文太(Red Fox) #gJtHMeAM
  • [ 編集]

やはり中国が死刑囚の遺体を使い金儲けをしていた可能性が濃厚なんですね。
こういう話を聞く度に、日本人と中国人は本当にお互いに相容れない存在なんだなとつくづく思います。
ところで、ブログを開設しましたので、色々と未熟で画像を挿入するにも一苦労しましたが、まず文太さんにお伝えさせていただきます。

  • 2008/08/15(金) 23:02:32 |
  • URL |
  • フェンリル #-
  • [ 編集]

忘れていましたが、文太さんのブログを私のブログのリンクに加えてもよろしいでしょうか?

  • 2008/08/15(金) 23:24:02 |
  • URL |
  • フェンリル #-
  • [ 編集]

フェンリルさん

中国での臓器移植の95%が死刑囚からの臓器であると言う事は中国は認めている訳であり、それをどの程度中共政府が管理しているのか、その収益のどれだけが中共政府に流れているかが問題でしょうね。

一方で中国は死体の輸出を禁じる法律を作っているにも拘らず、日本の『人体の不思議展』には中国発の死体が使われているというこの矛盾。何かしら法律をかいくぐっているか、それとも現場に汚職が横行しているかという事なのでしょうね。

ブログ開設おめでとうございます。うちとは相互リンクという事にします。

  • 2008/08/16(土) 03:30:56 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

リンク承認ありがとうございます。
今は出先ですので、戻りしだいリンクさせていただきます。

  • 2008/08/16(土) 12:21:29 |
  • URL |
  • フェンリル #-
  • [ 編集]

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