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南京死体事件と『人体の不思議展』(1)

 昨年後半に、中国発の人体闇取引ネットワークとアメリカのプラスティネーション人体展の死刑囚使用の疑惑に関するABCニュースなどの報道を軸に特集を組んだが、結局のところ相手が中国という、国家ぐるみで犯罪荷担や隠蔽工作をやってしまう国が相手だけに、限りなくグレーに近い状態ながら決定的な証拠というものが得られないため、疑惑まみれの人体展は現在でも「生前からの意思による献体」や「科学教育目的」という耳障りの良い文言の下に開催されている。

 昨年のシリーズは主に、最近米国の司法や各州議会が人体展の法的規制に動き出したという、最近の社会的反響と取締りに関するニュースを中心に扱ったが、今回は人体展示の社会的問題が中国で言われ始めた2003年まで遡って、中国やヨーロッパの報道を中心に数回の特集にしてみようと思う。
 現在のような国際社会からの倫理問題に対する批判や疑惑がまだ追求されていなかった時期に、それに対する明確な対策方針のなかった当事者達が何を発言しているかというものに何かヒントが隠れている事がある。

 本エントリーでは2003年に日本の『人体の不思議展』が中国で社会問題になった時の現在入手出来る限りの記事を集め、一連の報道の全貌からこの問題を検証してみる。


写真:2003年9月、有楽町の東京国際フォーラムで開催された『人体の不思議展』 (2003/10/11) (kouの自己満足) [A1]

[特集『人体展と中国の人体闇市場』トップページに戻る]


「人体の不思議展」と「新・人体の不思議展」


左が1996年の『人体の世界』、右が1997年の『人体の不思議展』のガイドブック (rappajazz) [B]
 1970年代にプラスティネーション生物保存技術を発明したグンター・フォン・ハーゲンス氏が、人体標本の興行展示『ボディワールド』 (Body Worlds) を開始したのは1995年の事で、その世界初の展示会は1995年9月15日に上野の国立科学博物館でスタートした東京展で『人体の世界』の名称で開催[>>1]された。
 この時の日本側の協力者はハーゲンス氏と親交のあった解剖学者の養老孟司氏である。

 『ボディワールド』は11月26日に東京展を終了し全国巡回展示の後、そのまま北米など他国での展示を継続、それを再び日本に呼び戻したのが安宅克洋氏で、1997年に『人体の不思議展』の名称で全国巡回展を開催。[>>2]
 しかし翌年1998年にハーゲンス氏が契約不履行で安宅氏を訴え1999年2月に「不思議展」は終了。


2002年3月の大阪展のポスター。当初は『新・人体の不思議展』の名称だった (旅 大阪ぶらり 写真で散歩) [C]
 その後、安宅氏は中国の南京蘇芸生物保存実験工場から人体標本を調達し、「人体の不思議展監修委員会」と「日本アナトミー研究所」の主催と「株式会社マクローズ」の企画運営で2002年3月21日に大阪の新梅田シティミュージアムで『新・人体の不思議展』の名称で開始したのが現在の『人体の不思議展』である。[>>3][>>4][>>5]

 ハーゲンス氏はこれを「模倣展」とし、プラスティネーション技術のみならず、人体のポーズの付け方までが知的財産権の侵害と主張、それに対し日本アナトミー研究所の安宅克洋氏は、南京蘇芸の標本の製法は全く違いハーゲンス氏の技術を盗んだものではないと主張。[>>6]

 この中国製の人体標本の保存技術は「プラスティネーション」ではなく「プラストミック」という名称で、南京蘇芸工場のウェブサイト等の説明によれば、超低温下で浸透させ1年以上かかる「プラスティネーション」に対し、「プラストミック」は常温で行い倹価であるというもの。[>>7][>>8]


『人体の世界』東京展 (1995.9.15-11.26) の主催・後援、協力団体:
[主催] 国立科学博物館 日本解剖学会 読売新聞社
[後援] 文部省 厚生省 ドイツ大使館
     東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県各教育委員会(予定)
[協賛] エーザイ株式会社
[協力] ハイデルベルク大学

国立科学博物館. 『人体の世界』, 1995.

『新・人体の不思議展』大阪展 (2002.3.21-9.29) の主催・後援、協力団体:
 主催:読売テレビ/人体の不思議展監修委員会/日本アナトミー研究所,
 後援:日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/大阪府・市教育委員会/大阪府医師会/大阪府歯科医師会/大阪府看護協会,
 協力:南京大学/江蘇省教育委員会/南京蘇芸生物保存実験工場/日本通運/ウエスト/エースプロモート/フォレストアート,
 総合企画・運営:マクローズ,
 標本製作:南京蘇芸生物保存実験工場 




南京死体事件


2003年9-12月の『(新) 人体の不思議展』東京展 (JDNレポート) [D]

 日本で『新・人体の不思議展』が開始した翌年の2003年9月16日、人民日報のウェブサイト『人民網』附属の掲示板『強国社区』に、東京の銀座で開催されている『人体の不思議展』で展示されている人体が全て中国人で、その協力団体が南京大学、江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場であるとの投稿があり、中国のネット界が騒然となりメディアにも取り上げられ、最終的に南京蘇芸工場が南京警察当局の取調べを受け、南京赤十字会の質疑を受けるという事件に発展している。

 以下がその発端となった投稿。ここでは献体である筈の中国人の死体が異国の地で展示され見物客の目に晒されている事への強い抵抗感と、中国国内の「協力団体」への怒りが書かれている。
 元の投稿には転載を意味する2種類のURLが書かれているため、この投稿者「制裁日本!」は恐らく作者ではなく他所で見付けて転載をした人物である。




東京の繁華街で中国人死体展 --- 遺体献体志願者は東京で悲惨な冒涜に会っている (2003.9.6-12.28 )
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:制裁日本! 2003-09-16 13:05:03


 東京銀座の東京国際フォーラムという会場で、3ヶ月間の人体展が開催されている。四肢切断やスライスされ、皮膚を剥がれ、骨や筋肉、内臓、胎児、生殖器が露出している死体は全て南京から来ている。死体を提供したのは中国の南京大学、江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場である。

 筆者は1500日本円 (100人民元に相当) を払って入場券を購入して混雑した会場に入った。

 すぐにもある種の嫌な予感がした。

 会場に入ってまず目に入ったのは、巨大で人目を引く中国語の表示である --- 「生前からの意思に基づく献体」。中国語の表示の横には同内容の日本語の表示があった。この表示を除いてこの大きな展示会場にこれらの人体の出所やどの国から来たかの表示はない。
 しかし会場にいる一人一人の日本人の見物客は心の中で、ここで展示されている全てが中国人である事は理解しているようだ。日本人達は人体展を見ているのでなく、中国人死体展を見ているのである。会場で誰かが「これは全部中国人だ」と蔑むように言っているのが聞こえた。日本人の子供が両親に「どうして全部中国人なの?」と聞いているのが聞こえた。

 祖国の医療現場で用いられるために献体した彼等の人体が、科学普及の看板の下で商業営利目的に用いられ、日本人の蔑むような好奇の目に晒され侮辱を受けている事に同情を禁じ得ない。
 全世界のどれだけの医学院での医学研究にどれだけの人体が用いられているのか。ここで日本人と協力しているのが中国の南京大学と政府機関なのである。

 南京大学や江蘇省教育庁は気でも狂ったのか? 死体売買で幾ら儲けたのか? 日本側は元手を割る商売ではなく、今回あなた方は陥れられたのである。

 科学に国境はないなど馬鹿げた話である。中国人が死に、死体は中国人の死体であり器官は中国人の器官である。科学のためならここに日本人の死体があってもおかしくはないのだ。
 この事に関して会場を出る時特に若い年代の日本人に聞いてみた。彼は展示されているのが中国人であると認識していた。

[訳=岩谷] (原文:中国語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。



2003年9-12月の『(新) 人体の不思議展』東京展のポスター (kouの自己満足) [A2]

 『強国社区』の掲示板は『★阿修羅♪』のようなツリー形式でありながら、それぞれの投稿にコメントが付けられ、更に登録アカウント制による投稿許可という、掲示板のようでありブログのようで、更にSNSのようで、こういう形式の投稿サイトが中国ではポピュラーなようで、これは『社区』(コミュニティ) や『論壇』(フォーラム) と呼ばれているようである。

 これはまた2ちゃんねるのように日数が経ったものは本文が表示されなくなるようで、6年前の投稿のため現在は投稿タイトルのみが確認出来るが、そこに付いたレスの投稿ツリーを見る限りでは、南京虐殺と結び付けるなど反日的なレスと並んで、上記の投稿のような中国の協力団体や当局側に対する批判を書いていると見られる投稿タイトルがむしろ目立っているように見える。

 この投稿に続いてネットユーザーが情報を集めるなどの動きが見られ、南京蘇芸生物保存実験工場が江蘇省教育委員会直属の官営企業である事が指摘され、更に日本で展示されている人体の出所や江蘇省内の人体流通ルートに関心が集まっている。[>>9]



『人体の不思議展』が中国で社会問題になる

 このニュースは4日後に『青島早報』に取り上げられ、上記の投稿を書いた人物は日本に留学中の南京出身の薛寅雷さんである事、そして恐らくそれを投稿し青島早報に連絡したのが青島在住のその友人である事に言及され、更に詳しく取材がされている。
 なおこの記事は中国共産党機関紙の人民日報など複数のメディアに掲載されており、つまりこれは中国政府公認の報道となる。

 ここで青島早報の記者は実際に、ネット投稿中で言及されていた南京大学と江蘇省教育庁に取材を行い、その双方からそのような展示活動自体を知らないとの返答を得ている。


日本で人体器官展 南京が出所の標本が争議を呼ぶ
青島早報 2003年9月20日


見学者は防腐処理をした大脳を手に持って驚いていた。
 「今日、日本に留学中の同学の友人から、東京銀座の会場で開かれている三ヶ月間の人体器官標本展で、四肢切断やスライスされ、皮膚を剥がれ、骨や筋肉、内臓、胎児、生殖器が露出している死体が南京から来たものだと聞いた。死体を提供したのは中国の南京大学、江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場である.....」
  9月18日、青島富潤電子行程社の陳雷さんは記者へのメールで、この特殊な日に特殊な場所でこのような特殊な展示を行うのは不適切であると憤慨していた。


「人体展」は大量の日本人を惹き付けた

 南京出身の陳雷さんは大学卒業後に仕事で青島に来た。時間のある時は日本に留学している同学の薛寅雷さんと電子メール交換をして連絡を取り合っている。

 その2日前の午前中、薛寅雷さんは陳雷さんにメールを出し、南京大学、江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場の3つの機関が9月6日から東京銀座で『人体の不思議展』という展示会を開催、167点の防腐処理をされた人間の器官標本は全て [中国] 国内の献体者であり、展示会が大量の日本人を惹き付けていると書いた。


展示を観るのは「心が痛む」

 展示会を見た薛寅雷さんは、陳雷さんへのメールで自身が見聞きした事を描写している。「1500日本円で即入場参観可で、展示会場入口には『人体標本はすべて生前からの意思に基づく献体によって提供されたもの』と中国語で書かれた人目を引く表示があり、会場に入ると皮膚を剥がされ四肢解体された多くの死体に驚かされたが、会場の大人数の日本人の蔑むような眼光で死体はじろじろと見られていた・・・」

 薛寅雷さんはメールで「私は心が痛み、心が血を流すような感覚を覚えた・・・」と展示の感想を綴った。


「人体展」の他機関名義の無断使用疑惑 ---「協力団体」は覚えがないと主張 --- 調査

 南京大学と江蘇省教育部門はなぜ日本の東京でこのような展示を行う必要があるのか? 昨日記者はこの件に関する調査を行った。

 昨日午前中、記者は南京大学と江蘇省教育庁にそれぞれ電話をしてみた。
 南京大学宣伝部の徐教諭は記者の説明を聞いて「どうしてそのような事になっているのか? そんな話は聞いていない」と驚きを表し、直ちに調査を行うと言った。午後に再度電話をしたところ、学内の調査を行ったがそのような展示活動に関わった事はないと説明された。徐教諭はまた、南京大学の学長室と科学技術課の電話番号を教えてくれ、記者に事実を確かめさせたが、その両方がいずれもそのような展示活動自体を知らないとの返答をした。

 記者はまた江蘇省教育庁事務室に連絡をしたが、責任者の洪氏は、そのような活動は聞いた事がなく誰かが教育庁の名を語ったものかもしれないと述べた。

 記者は主催団体の一つの南京蘇芸生物保存実験工場に連絡を試みたが、南京市114番号案内のスタッフは、この工場の電話登録がないと言った。


福岡市在住 田中京子さん25歳「すべてホンモノの人体と聞いてビックリ」~見学者

 「すべてホンモノの人体と聞いてビックリ!でも、心臓や筋肉、肺... いろいろ見て行くと、自分のからだもこうなっているんだと感じました。今回は、標本に触れるということなので、こんな展覧会はなかなかないので、一見の価値アリ!私の友達は、いま病院で助手をやっていて、この展覧会が役立っているかもしれません!」(日本のウェブサイトのインタビューから)


日本から帰国した文学博士の李俄憲教授「日本人は自分達の遺体を展示する事はない」~傍観者

 青島大学帰国博士の李教授は記者に対し、このような商業運営形式の科学普及目的の器官展示は、自ら献体した人々に対する極めて大きな不尊重であると述べた。

 李教授は、日本人は故人に対してかなり尊重的であるため、彼等が献体する事は滅多になく、更に自分の家族の遺体を展示に用いるなどあり得ないとし、この科学普及展示は人体の神秘感的欲望を満足させるが、運営をする中国の機関は強烈に責任を問われるべきであると述べた。


新華社の東京支社長の王大軍氏「これは商業展示である」~事情を知る者

 昨日記者は、新華社東京支社長の王大軍氏のインタビューを行ったが、彼は東京国際フォーラムで開催されている展示会を知っており、展示されている標本が南京から来ている事も知っていた。[中国] 国内のネット上でのこの件に対する多くの意見を王分社長に示したところ、彼はこれはただの商業運営の科学普及展示との見解を示した。(編輯 李炯)

[訳=岩谷] (原文:中国語) (写真は元記事付録。田中京子さんのインタビューは日本語原文を使用)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。

青島新聞網. 『東京在9月18日舉弁“中国人体器官標本展”』, 2003-09-20 01:51:58.; [太洋論壇 - 魚拓]; 人民網 『日本舉行人体器官展 標本来自南京起争議』, 2003年9月20日. [魚拓]

江蘇省教育庁と南京大学は関わりを完全否定

 この記事の2週間後の10月3日には江蘇省教育庁が、内部調査の結果、江蘇省教育委員会が人体展を共催したり人体を提供した等の事実はなく、日本アナトミー研究所が江蘇省教育委員会の名義を無断盗用しているとの声明を公式発表した事が報じられている。[>>10]

 また、『瞭望東方週刊』の11月25日の記事では、南京大学も日本の団体と人体展示を共催した事実はないと関わりを否定している。更に南京蘇芸工場に人体を提供した事も人体標本を購入した事もないと、蘇芸工場との関わりも否定 (『瞭望東方週刊』の記事は次回エントリーで扱う)。

 この辺りの経緯に関しては以下の南方週末の10月9日の記事に詳しく書かれている。



南京医科大によれば日本で展示されている標本は献体ではないとの事


民営化移転前の南京蘇芸生物保存実験工場 (南京市) [E]

 南方週末の記事で説明されているのは、江蘇省内で献体を受け入れ処置が出来る権限がある施設は2つしかなく、それは南京医科大学と東南大学の2大学であり、つまり南京大学が献体を受け入れそれを蘇芸工場に供給する事はないというのが江蘇省の規定であるという事である (「南京大学医学院」「南京医科大学」は別な大学)。

 更に、江蘇省教育庁が1996年に設立した官営企業である南京蘇芸工場は、江蘇省の規定により直接献体を受け付ける事が出来ないために、江蘇省内では南京医科大学か東南大学からしか献体を仕入れるルートはないという事になる。

 しかし東南大学は、蘇芸工場と死体の受け渡しなどのやり取りは一切ないと関わり合いを否定。一方の南京医科大は1998年から2000年の間に蘇芸工場に人体プラストミック保存標本の制作を依頼していたと証言。
 南京医科大の説明によれば、医学実習解剖用の人体臓器標本を蘇芸工場にプラストミック保存を依頼していたとの事であり、蘇芸工場に渡した「原料」が完全には医科大側に戻って来ていないために、その「余り」が商品として売られたのではないかという説明をしている。

 またここで南京医科大の王鶴鳴教授は、蘇芸工場に渡したのは献体者のものではないという非常に意味深な発言をしている。

 一方の南京蘇芸工場は南京警察の取調べにおいて、2001年6月に日本から医学関係者が人体プラスティネーション保存標本の制作業者を探しに中国に来て蘇芸工場を選んだ事や、死体の出所が南京医科大学である事を認め、蘇芸工場側は死体の出所は把握していない事、蘇芸工場が日本側に死体提供は南京医科大であると知らせた等の証言を行っている。



東京死体展の深源は南京
日本の「中国人体器官展」は献体に影を落とす
江華 南方週末 2003年10月9日 14:33


分厚い志願者登記帳を開き、遺体使用に抜け穴がないか見る童福慶氏。

 9月23日昼頃、李玉蘭さんは公安調査員が帰った後、思い悩んだように白い人工肋骨を折って、「日本人が中国の人体標本にこのような扱いをするとは想像もしなかった」と言った。

 彼女がいる工場は、「南京蘇芸生物保存実験工場」 (以下「南京蘇芸」) であり、この工場では生物と人体の死体標本の加工を主に扱っている。
 死体標本と器官標本を日本に販売したがために日本人が商業的巡回展示を行っており、南京蘇芸は中国国内で多くの人の強烈な不満を引き起こしている。

 更に人々の関心の的となっているのは、「献体者が死して東京に現われた」という報道が南京に伝わった時、志願者の遺体が商品とされる事に我慢がならないと多くの献体志願者の怒りを買った事である。


東京:「人体の不思議展」

 『南京赤十字会献体遺体志願者之友協会』 (以下「志友組織」) 副総幹事の童福慶氏は「多くの遺体献体者にこのニュースを知って欲しくない」と言った。童氏の机の上には日本と [中国] 国内の報道が並んでいた。

 9月中旬、日本の新聞は、東京で開催中の有名な『人体の不思議展』という商業活動において、全身死体や内臓などを含む167点の標本が中国の南京から来ていると伝えた。

 本紙が確認した情報によれば、東京の銀座で3ヶ月間の人体器官展示会が開催されているとの事である。ネット上の報道では「四肢切断やスライスされ、皮膚を剥がれ、骨や筋肉、内臓、胎児、生殖器が露出している死体が南京から来た....」とされている。

 展示会の入場料は1500円 (約100人民元)。会場の入口には中国語と日本語で「人体標本はすべて生前からの意思に基づく献体によって提供されたもの」と巨大な表示がされている。

 童氏は「これは、日本で展示されている死体が南京の献体者である事を暗示しており、これでは多くの志願者が気落ちする事になる」と言った。

 日本のウェブサイトによれば、見学者の一人の日本の福岡市在住の田中京子さん25歳が「すべてホンモノの人体と聞いてビックリ!... 今回は、標本に触れるということなので、こんな展覧会はなかなかないので、一見の価値アリ!」と語ったと彼女の話を掲載している。

 中国人の死体標本を手に持って「科学普及」と感じる日本人の感覚こそ「不思議」である。しかし中国の南京という地、そして9月というこの敏感な時期に、感情的な問題は現在でも消えてはいない --- 死体はどのように工場が入手し、どのように日本に来たのか? 展示されている器官は献体者のものなのか?


南京医科大「当学が提供した死体は献体者のものではない」

 南京で、献体志願者の死後の遺体の接収・使用・処理権は、処理能力のある2つの大学のみに属する --- 南京医科大学と東南大学。南京蘇芸は江蘇省教育庁管轄の企業であり、規定に基づいてこの企業は、“別ルート”や献体者から死体を受け入れる資格を持っていない。

 9月25日、記者は東南大学基礎医学院を訪れた。解剖組胚学系の朱主任と遺体接収責任者の張会保教諭は、南京蘇芸に死体を提供した事はないとし「東南大学と工場側に共同関係はなく、これまで彼等にいかなる死体も、死体を管理した事も、献体者も提供した事はない」と関係を否定した。


 同日、南京医科大学解剖学及び細胞生物学系主任の王鶴鳴教授は記者に対し、1998年から2000年の間、南京蘇芸と南京医科大学が共同関係があったと説明した。ただし日本で展示する標本に志願者の遺体は一体もないと同大学は信じているとした。

 死体接収責任者の方実邦教諭は「当学が制作した標本を彼等がプラストミック保存し、それを私達が買い戻して使用していた」と証言した。

 江蘇省教育庁のコーディネートの下で、南京医科大学などの管轄下の大学は人体標本を提供し、南京蘇芸がプラストミック保存加工をして繰り返し使用出来る標本にしていたとの事である。省教育庁は特定項目資金を提供し、加工が完了した標本は大学に戻り、資金は直ちに工場の口座に振り込まれる。

 方教諭は「協力関係のあった期間に、教育庁は当大学から工場に約100万元を割り当てていた」と述べた。

 調査によれば、一体の全身死体を南京蘇芸がハイテク手段で加工をするのに、数万元又はそれ以上の「コスト」が必要であり、南京医大が一個の心臓標本を工場に提供して加工後に「買い戻し」を行うのには500元がかかる。

 大学は標本室に南京蘇芸加工の標本を沢山並べ、100万元の巨大な加工費を費やした大部分がここに眠っている。

 当時、南京蘇芸提供のプラストミック保存標本を導入した動機は「教師と学生へのホルマリンの害を減らす事で、直接触れられ容易に使用で切る標本を使う事」であった。しかし教師と学生によれば、プラストミック保存標本は使いにくく「硬くなり、死体解剖時の実際の質感を持っていない」と不評である。


 南京蘇芸が日本に輸出した標本は100点以上に達し、王鶴鳴教授は「当学は多数 [の標本] を [蘇芸工場に] 送ったが完全に回収したとは限らず、一部の標本は工場側がプラストミック保存出来ないとしたので、それらは回収していない」と説明した。

 日本の展示には、南京から来た全身死体標本がある。南京医科大側は、同大学はこれまで全身死体を商業利用のために工場に提供した事はなく、「2000年以前、当学は工場に死体を数体送ったが、それらは教育解剖実習の使用後のものであり用途がなかったものである。工場側は利用したいと言って状態の良いもの一点を持って行った。」と説明した。

 方実邦教諭は、死体使用はその都度のもののため、多額の火葬費が毎年かかり「2003年で既に3万元以上を費やした」と言った。

 王教授は「私達の提供した死体と標本は献体者のものではない。企業が標本を国外に輸出した事で、間接的に献体者の感情を傷つけた」と述べた。

 方実邦教諭は、死体は希少な資源であり、優秀なモニタープログラムが整備されていなければ、容易に金儲けの手段にされると憂慮を示した。


南京蘇芸「死体が献体者のものなのかそうでないかがよく分らない」

 南京蘇芸は「生物塑化シリカゲル及び塑化標本制作」の新技術の科学研究成果で、1998年に科学技術部など5部局から国家重点新産品の評定を受けている。彼等は明代の古代の死体のプラストミック処理に成功し、これはこの工場の誇りである。

 9月23日、南京蘇芸は南京警察の調査詢問を受け、更に南京赤十字会志友組織の質疑を受けた。

 南京蘇芸は感情的な圧力と激しい非難に耐えている。彼等は9月23日に行われた状況説明において、2001年6月に日本医学会が [中国] 国内での視察後に「日本の教育、科学研究、科学普及教育用」に供給する人体医学標本の加工と販売を請け負う協力相手に南京蘇芸を選んだという経緯を認めている。

 工場側は「日本側の展開が商業営利目的の『人体の不思議展』である事を知って非常に憤慨している。日本側のこのような無責任行為に対し各種の手段を通じて責任を追求をする。」と表明している。


 報道によれば、江蘇省教育庁は先日厳正な声明を出し、日本アナトミー研究所が江蘇省教育委員会などの名義をいわゆる「中国人人体器官標本展」に無断使用していると強烈に抗議をしているとの事である。


 南京蘇芸は死体と標本の出所が南京医科大学である事実を認め、「全て彼等が使用したもので、また火葬には費用がかかるため、私達が使用出来るものを供給するように要求し、大学側も同意をした。私達は大学の (火葬) 費用を節減させたという事である」と説明した。

 南京蘇芸の李玉蘭氏は「でも、死体の出所が献体者なのかそうでないかが私達にはよく分らない」と述べた。

 南京蘇芸は死体の有用な組織や器官を選んでプラストミック保存を行い --- また人体組織を利用し組み合わせて完全な人体標本を合成する。工場の紹介には「つまり、この死体の心臓、あの死体の筋肉を使って整合する」と書かれている。

 工場側によれば、日本側が価格交渉時に死体の出所を聞いて来たので、南京医科大学であると知らせたとの事である。

 大学教育の使用後の死体を利用して、大学が標本加工を行う際に残る「不良標本」を、工場が日本に輸出して利潤を得るのである。

 工場側は「大量生産は現実的ではなく、多量の資源が利用可能ではない。」と説明している。


 日本への輸出でどれだけの利益があったかに工場側は明確な数字を出していない。一体の人体標本のプラストミック保存の完成までは1年を要し、「そのうえコストは巨大で、一体の全身死体は10万元以上を必要とする」事を彼等は明らかにした。

 赤十字会志友組織の質疑に対し、南京蘇芸はこれが確かに無償の献体者の感情に間接的に影響を及ぼした事を認めている。


 南京の献体者の死体は2002年から使用が開始され、元の「在庫死体資源」は殆ど終わりかけている。1996年に志友組織が組織されて以来人体館の中に安置されていた献体者の遺体が、続々と解剖台に上がった。


志願者「最後まできちんとした扱いを」

 童福慶氏は「私達は事件中に献体者の器官がない事を知って、道理上は穏便にするべきであっても事実上それは出来ない。献体志願者の死体は、南京の医学科学研究教育において過去の「死体資源」に逐一置き換わるものであり、これは使用プロセス全体における抜け穴を見るようであり、自分達の将来の死体が心配である」と述べた。

 2003年8月29日、献体番号第1338号は、1977年生まれの他界した農民で、彼が志友組織に入って間もなく志友組織はシリアル番号2126を編成した。彼が死亡して数時間で遺体は迅速に接収センターに運ばれ必要な医学処理を施された。

 この青年農民と同様に、中国科学院アカデミー会員で東南大学名誉学長の銭鐘韓氏の遺体も人体館に横たわっている。

 南京赤十字会の最新統計によれば、1995年末から2003年9月30日の間に、江蘇省と南京市の退職幹部10数人が無償献体を申し出て、南京の無償献体志願者2700人中既に死体の寄付は304体に達するとの事である。志友組織の志願者中500人が同時に角膜寄付にも登録し;現在9名の登録寄付者の角膜が既に17人の視覚障害者に光明を与えている。


 志友組織の阮鵬九顧問は「この事件は一つの緊急な問題を再び浮上させた --- 遺体献体に関する立法が必要であり、更に監督を強化しなければならない。私達は解剖第一刀から使い終わるまで十分な尊重を体現する必要がある。」と語った。

 南京医科大学は使い終わった何体かの死体を転用し、最後の段階で火葬をせず工場に商業利用のために提供したという事である。これは、南京志願者の遺体が使用後に更に商業利用される確率がどれだけ大きいのかと志願者達の心に不安要素を起こさせる。如何にこのように少ない死体資源の合理的使用への監督を行うのか?

 童福慶氏は分厚い登録帳を叩いて言った。「現在志願者は2700名、高級退職幹部、知識人から一般市民まで、裕福な人々は殆どない。彼等は後代に残す金もなく、自分の身体による貢献を希望している。しかし遺体処理の過程で傷害性事件が発生すれば、公益事業への打撃は致命的となる。」


 初めて明るみに出た南京死体商業取引は、献体事業に道徳的リスクを与えた。南京赤十字会官員の羅培根氏は「健全な立法と監督機構によって私達の懸念を晴らし、それが正当な事情を知る権利となる事をただ願う」と述べた。

 羅培根氏は、献体は贈り物行為であるため、希望がない限りは無償の原則に従うだけでなく、約束を守るべきであり、他の用途に流用は出来ないものであって、それで正常な人情と道徳観念を守る事が出来ると強調した。

 羅氏はまた、故人の人格権を守り、適切に人体標本を使用し、生命に対する尊敬で、献体者の憂慮を無くならせる事が出来ると信じており、そのため、各方面の権利と義務を明確にし、遺体の不正利用を防止する事が急務であると述べた。

 志願者の徐小平氏は「私は解剖台の上で解剖される事を願っており、「部品」として売られたくはない。私達の献体は使用者への信任の上に成り立っている。」と語った。

[訳=岩谷] (原文:中国語) (写真は元記事付録)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。

南方週末. 『東京死展南京探源』, 2003-10-09 14:33:13. [魚拓]; 搜狐広東站. 『日本'中国人体器官展'南京探源』, 2003-10-12 12:53. [魚拓]; 春秋戦国. 『日本舉弁“中国人体器官展” 死体任人觸摸』, 2003-10-18 21:01. [魚拓]
註:中国語において「プラスティネーション」と「プラストミック」はどちらも「塑化」と表記され両者に違いがないため、本シリーズでは、蘇芸工場の1996年の創設時の江蘇省教育庁下での技術を「プラストミック」、2004年の民営化以降 (欧米向けに「プラスティネーション」を名乗り始めて以降) を「プラスティネーション」と表記する。
なお、現在に至るまで「プラストミック」の名称が用いられている人体展は、世界で日本の『人体の不思議展』のみ。



『人体の不思議展』で展示されているのは人体パーツを組み合わせた「合成人間」


あしゅら男爵 (永井豪/ダイナミック企画) [F]
 蘇芸工場の説明によれば、人体標本を制作する際には一人の人体を加工するのではなく、いろいろな人体パーツを集めて合体人間を作るという事のようだが、2004年の『デア・シュピーゲル』の取材によればこれはハーゲンス氏の工場でも普通に行われているとの事である。

 これがたとえ「生前からの意思による献体」と言っても、バラバラにされた挙げ句に他人の体と繋ぎ合わされて、まるでフランケンシュタイン『マジンガーZ』あしゅら男爵ばりの人造人間となって永遠の生命を得るという何とも狂気の沙汰であるが、こういうまるでオカルト趣味な怪物合成人間にされて展示をされるという事に同意して献体した人が本当にいるのかどうか何とも眉唾ものである。

 『人体の不思議展』に展示されている人体標本も実は合成人間だったと考えれば、科学と教育のためという展示会よりも、むしろフランケンシュタインの館かお化け屋敷として売り出した方がその実態に見合っているというものだ。


南京医科大が出所か?

 つまりここで説明されているのは、南京医科大が医学解剖実習用などに用いた“献体ではない”死体を利用した後に、使い道がなくなって処分するだけのものを蘇芸工場にまわして再利用し、それが人体標本となって日本で展示されているという話である。

 そのように説明されても、解剖後の人体パーツや臓器がどうやって展示可能な状態に奇麗に戻るのか不思議ではあるが、バラバラな臓器に関してはそれは可能性はあるとして、しかし全身標本に関して合成人間を作るなら、そう都合がよく全身の臓器や骨、筋肉や組織がそう簡単に一式揃うものなのか。

 それから、この時点の中国では献体が日本での展示に使用された疑惑に批判が集中しており、献体であるかどうかが問題になっていたために南京医科大は否定の発言を行っている訳だが、それならこれが「献体」でないのなら一体何なのかという話にもなる。


 2008年8月に米国のプレミア・エキシビション社の人体展『人体の暴露展』 (Bodies Revealed) の献体同意書偽装事件が発覚した際に、プレミア社がプラスティネーション人体は南京蘇芸工場から入手したと表明していたために[>>11]、米国のカトリック団体『カトリック・キー』が南京医科大学に事情を問い合せている。

 その際には人体解剖学主任の丁炯教授は「商業目的のためにいかなる企業にも人体を提供した事はない」[>>12]と完全に関わりを否定していた訳だが、2003年以前の経緯から見れば丁炯教授の発言が正確かと言えばそれは微妙である。
 しかし一方では、『人体の不思議展』に販売した全身標本16体を含む167点の人体標本[>>13]が南京医科大のこの「実習の余り物」という説明で全て調達出来たと考えるのはいささか無理があると思われる。


なぜ江蘇省教育委員会と南京大学の名前が出たのか?

 これら2機関が本当に知らぬ存ぜぬなのかは分りかねるが、南京大学はその後も『人体の不思議展』の広報や報道等で関わりがあると言及されたため2007年3月に上海の日本領事館に抗議書を送付するなど[>>14]、事件発覚当初から現在に至るまで一貫して無関係を主張している。
 少なくとも江蘇省の規定では南京大学医学院は献体を受け付ける権限がない事、そして同大学は2003年11月27日の『瞭望東方週間』では海軍医学校から人体標本を調達していると証言しており (これもある種意味深な発言ではある)[>>15]、蘇芸工場から「南京医科大学」と知らされた日本アナトミー研究所側が「南京大学医学院」と勘違いした可能性は考えられる。

 また、日本側が南京蘇芸工場から人体標本を購入した2001年6月時点では蘇芸工場は江蘇省教育庁に属する工場であったため、南京蘇芸側がそのように説明したか、又は日本側がそのように解釈したために起こった事ではないかと思われる。


これらの証言は信頼が置けるものか?

 これらの中国の報道や、そこにおける証言が全て正しいかと言えば、政治的判断で物事が決まる人治国家中国というお国柄上、そして取り合えず自己弁護のためには嘘も方便という中国人の文化的にも、ある程度は眉唾ものの可能性も考慮する必要はあるが、この時点で既に南京警察当局が事件の捜査に動いており、明らかな虚偽の証言はリスクがあるため、それぞれがぎりぎりのところで証言をしているという印象はある。

 このうち法律上の規定など明確な規則が存在するケースに関しては、これは正確な情報と考えていいと思う。

 中国では2006年8月1日に、医学・研究・教育目的以外での人体の商業利用を禁じる法律が施行されているが[>>16]、この南京死体事件の2003年はその以前であり、またハーゲンス氏が1999年に中国に進出した理由というものも、当時の中国に人体取引に関する明確な規制がなかったという理由もあったという事である。

 なお日本アナトミー研究所が南京蘇芸工場と人体標本を購入契約を行なったこの2001年という時期は、タイミングとしてはハーゲンス氏が大連工場を設立した2年後で、隋鴻錦氏が大連医科大プラスティネーション社を設立する前年の話である。


 南京死体事件に関しては扱うべき情報が多いため次回に続く。




余談:

9月18日は満州事変の日

 ここで9月18日が特殊な日というのは、1931年 (昭和6年) 9月18日は満州事変が勃発した日であり、中国では「十四年抗日戦争」と呼ばれるように、中国側の視点ではこの日が「抗日戦争」の始まりであるという記念日的な扱いをされているためである。
 しかし、『人体の不思議展』に関する書き込みが『強国論壇』に書き込まれたのが9月16日で、東京展自体は9月6日から開催されていた訳であり、特に『人体の不思議展』が満州事変の日に合わせて開催された訳でもなく、ここで敢えて「9月18日」に合わせるのは、これはいささか青島晩報の演出的意図が見える。


 それにしても、外国に留学してそこで人体標本展を見つけたら、なんと標本が全て自分の国から来たもので、更に自分の国の公的機関が協力しているとなれば、なかなか穏やかではないという気持ちは理解出来るが、そこで日本人が蔑むような目でジロジロ見ていたという反応をしてしまう辺りが過剰反応というか、それが彼等の深層心理にあるものを物語っているようにも見える。

 実際、『強国論壇』の書き込み内容を現在見る事が出来ない為にその全貌を確認出来ないまでも、この件で反日感情を刺激されて、南京大虐殺だの満州事変だの持ち出す書き込みもあったようだが、むしろその怒りが向いていたのが江蘇省教育委員会、南京大学、そして特に南京蘇芸生物保存実験工場とその謎の人体取引の鎖に対してであったのは、西北大学日本人襲撃事件など反日の風潮が非常に強かった2003年当時であってもこれはむしろ健全な反応であったと思う。

 ちなみに2003年9月16日の南京死体事件は、同年10月29日の西安の西北大学日本人襲撃事件 (西北大学寸劇事件) のわずか1ヶ月前の話である。直接の因果関係は認められないが、中国で反日風潮の強かった時代に南京死体事件がその反日に火をつける一要因となった可能性はあるだろう。







参考サイト:

「新・人体の不思議展」取材記事 え!?本物の内臓や脳に触れるの!? (Al lAbout 2002.8.21)
リポート「人体の不思議展」 (JDNリポート 2003.10.29)
人体の不思議展 横浜 (rappajazz 2006.5.3)
人体の不思議展 週刊現代 (rappajazz 2006.5.3)
養老センセイ 人体の不思議展に決別 だが、話題のDVDには賛同 (ひろしこむ 出張Blog 2006-05-29 15:34)
読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催 (Hagex-day.info 2006.6.1)
海賊版人体の不思議展(続報) (Hagex-day.info 2006.6.8)
違法状態の人体の不思議展サイト (風のまにまに(by ironsand) 2006.10.7)
人体の不思議展が沖縄県立博物館・美術館の会場を借りて行われる (風のまにまに(by ironsand) 2009.1.23)
人体の不思議展が7月から静岡と松江で興業予定とか (風のまにまに(by ironsand) 2009.6.27)



関連資料:

『人体の不思議展』東京展 (2003.9.4~2004.2.1) の当時に同展ウェブサイトに表示されていた実施概要。

【本物の人体標本に触れる。新技術で作られたプラストミック】
 人体標本は20世紀までは模型の骸骨、またホルマリン容器に入った白色の保存臓器などを使っており、医師ですらその匂い、標本の扱いにくさに困惑していました。そのような難問を解決した標本が、今回の"プラストミック標本"です。新技術で作られたプラストミック人体標本は匂いもなく、手で触っても汚れる事なく、また弾力性に富み、じかに触れて観察でき、常温で半永久的に保存できる画期的な人体標本です。

【人体の不思議展の主旨】
 元来、医療現場という特定の世界でしか知りえない"人体解剖標本"を、一般に公開することを可能にした"プラストミック標本"。人体の構造や巧妙な仕組みへの理解は、例えば自分が病にかかった時、医師から受ける診断に対する理解にも関係してきます。海外では早くから"インフォームド・コンセント"という患者の意思を反映させ、医療計画を立てていく考えがありました。すなわち「自分自身が自分の"からだ"を知らなければ、医師とのコミュニケーションが図れない」という考え方です。
 本展は、一般に公開し、人体標本を通じて「人間とは」「命とは」「からだとは」「健康とは」を来場者に実感していただき、その人体標本が「自分自身である」との共感を得ることを、本展覧会の主旨とします。

【実施概要】

主催人体の不思議展実行委員会/日本アナトミー研究所
後援日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/東京都/東京都教育委員会
特別協力株式会社東京国際フォーラム
企画運営マクローズ
監修人体の不思議展監修委員会
委員長森 亘   日本医学会会長・東京大学名誉教授・学士院会員
織田敏次  東京大学名誉教授・日赤医療センター名誉院長、学士院会員
委員井村裕夫  総合科学技術会議議員・京都大学名誉教授・学士院会員
高久史麿  自治医科大学学長・東京大学名誉教授
矢崎義雄  国立国際医療センター総長・東京大学名誉教授
増田寛次郎 日赤医療センター院長
佐藤達夫  東京医科歯科大学名誉教授
江藤一洋  東京医科歯科大学副学長・歯学部長
養老孟司  東京大学名誉教授
開原成允  (財)医療情報システム開発センター理事長、東京大学名誉教授
仲村英一  (財)結核予防会理事長・元厚生省健康政策局長
草原克豪  拓殖大学副学長・元文部省生涯教育局長
片山 仁  元順天堂大学学長
廣澤一成  東京大学名誉教授
山鳥 崇  神戸大学名誉教授
後藤 昇  昭和大学教授
隈崎達夫  日本医科大学教授
南 裕子  日本看護協会会長
★阿修羅♪. 『時期が時期だけに人体の不思議展。』, 2003 年 12 月 12 日 01:16:25.




関連記事



南京屍体事件が怒りを呼ぶ
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:金陵客 2003-09-16 20:09:38

 各位、南京死体事件が怒りを呼んでいるが、関連機関による徹底的調査を希望し、またこの事に関心を持って南京市政当局ウェブサイトの説明態度を注視する事をネットの皆さんにお願いしたい。

 百聞は一見にしかず、出来るだけ多くの人に南京市人民政府ウェブサイトの南京市長と南京公安局長の受信箱宛に考えを発信して欲しい。URLは以下:
 http://www.nanjing.gov.cn/cps/site/nanjing/index.html

 私はもうそこにメールを出して考えを説明した。ネットの皆さんがこの事件に関心を持ちこの提案を支持する事を期待している。松明の焔を掲げよう!

 政府関連機関がこの投稿に目を通す事を望んでいる。中国の公民の一人一人が死者の遺体であっても尊重を受けるべきである事、そして中国人民の感情が尊重される事を希望する。

 死者の遺体の尊重は最大の人道であり、中国人民の感情を尊重する事が中国の最大の法律なのである。

 この企業への調査が行われる事を待ち望んでいる。

 一南京市民

 2003年9月16日

 本文は人民網の強国論壇の掲示板に投稿されている。URLは以下:
 http://www.qglt.com.cn/bbs/ReadFile?whichfile=322272&typeid=17




東京の繁華街で中国人死体展 --- 遺体献体志願者は東京で悲惨な冒涜に会っている (2003.9.6-12.28 )
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:制裁日本! 2003-09-16 13:05:03


http://202.99.23.237/bbs/ReadFile?whichfile=152918&typeid=18

東京の繁華街で中国人死体展 --- 遺体献体志願者は東京で悲惨な冒涜に会っている

 東京銀座の東京国際フォーラムという会場で、3ヶ月間の人体展が開催されている。四肢切断やスライスされ、皮膚を剥がれ、骨や筋肉、内臓、胎児、生殖器が露出している死体は全て南京から来ている。死体を提供したのは中国の南京大学、江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場である。

 筆者は1500日本円 (100人民元に相当) を払って入場券を購入して混雑した会場に入った。

 すぐにもある種の嫌な予感がした。

 会場に入ってまず目に入ったのは、巨大で人目を引く中国語の表示である --- 「生前からの意思に基づく献体」。中国語の表示の横には同内容の日本語の表示があった。この表示を除いてこの大きな展示会場にこれらの人体の出所やどの国から来たかの表示はない。
 しかし会場にいる一人一人の日本人の見物客は心の中で、ここで展示されている全て中国人である事は理解しているようだ。日本人達は人体展を見ているのでなく、中国人死体展を見ているのである。会場で誰かが「これは全部中国人だ」と蔑むように言っているのが聞こえた。日本人の子供が両親に「どうして全部中国人なの?」と聞いているのが聞こえた。

 祖国の医療現場で用いられるために献体した彼等の人体が、科学普及の看板の下で商業営利目的に用いられ、日本人の蔑むような好奇の目に晒され侮辱を受けている事に同情を禁じ得ない。
 全世界のどれだけの医学院での医学研究にどれだけの人体が用いられているのか。ここで日本人と協力しているのが中国の南京大学と政府機関なのである。

 南京大学や江蘇省教育庁は気でも狂ったのか? 死体売買で幾ら儲けたのか? 日本側は元手を割る商売ではなく、今回あなた方は陥れられたのである。

 科学に国境はないなど馬鹿げた話である。中国人が死に、死体は中国人の死体であり器官は中国人の器官である。科学のためならここに日本人の死体があってもおかしくはないのだ。
 この事に関して会場を出る時特に若い年代の日本人に聞いてみた。彼は展示されているのが中国人であると認識していた。





江蘇省教育委員会と南京蘇芸生物保存実験工場の関係
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:制裁日本! 2003-9-16 14:09:37
南京蘇芸生物保存実験工場

 南京蘇芸生物保存実験工場は江蘇省教育委員会の直接指導の校弁企業 (大学経営企業) である。

 北は世界的に知られる雨花台烈士陵園や南京南駅、南は祿口国際空港、東は上海や杭州に通じる国道104号、西は南郊外景勝地に近接、交通の便は良く、環境優美、現在世界で唯一の塑化標本専業工場である。

 工場は自社開発による「生物塑化シリカゲル及び標本制作」新技術の科学研究成果を持っている。南京市科学委員会の組織する専門家鑑定を通じ国際的先進水準を達成し、その無形資産は法定機関によって1236人民元の価値と評価された。
 1996年に中国発明特許の申請、そして1999年4月には国家知的所有権局主催の中国特許技術博覧会の金賞に選ばれた。
 「生物塑化シリカゲル及び生物塑化標本制作」は、科学技術省など5部局から国家重点新産品に評価され、1998年に江蘇省と南京市からそれぞれハイテク製品に認定され、同年江蘇省人民政府、南京市人民政府からそれぞれ科学技術進歩二等賞を授与された。  第9回国際生物塑化年事例会で多くの学術論文を発表し、会議に出席した専門家や学者の賞賛を受け、世界の生物塑化技術の普及に大きな貢献をした。

 生物塑化技術は、国際生物医学会にとって20世紀で最も前例のない生物研究成果の進展の一つである。
 生物塑化技術制作による生物標本の採用は、医学院の人体解剖、病理解剖教育、科学研究や展示会などに応用出来、博物館の希少生物の標本保存と科学研究にも応用可能であり、特に小中学校の生物教育に本物の形態で無毒無味、教育効果の高い標本を提供し、人体に有害なホルマリンを排除する事が出来る。

 当工場で発明した「生物塑化シリカゲル及び生物塑化標本制作」の新技術は、常温下での脱水と断続負圧浸透により、ドイツの低温下の脱水と連続不圧浸透の技術に比べて標本制作コスト (ドイツ比50%減) と設備投資 (ドイツ比40%減) が大幅に抑えられる。

 工場では既に年間300トンの生物塑化シリカゲルと3万の塑化標本の生産規模であり、世界最大のΦ800×2200の塑化標本真空器とアセトン回収装置8台を装備している。
 400年前の明代の古い死体の塑化に成功し、現在これはオーストリアに貸し出され、全世界に人体塑化保存技術を発信し、中国人の知恵と生物塑化技術レベルを十分に体現している。
 巧みで完璧で斬新な技術と信頼の置ける製品品質は国内外に定評があり、設備技術の技術はすでに北京医科大学、上海医科大学など10を越える有名な大学や、日本、イスラエル、サウジアラビア、オーストリアなどの国に供給をし、ユーザーの好評を得ている。

 私達は誠心誠意国内外の生物塑化保存技術の仲間を歓迎し、協力を展開、交流を強化し、共に生物塑化技術の発展と人類に幸福をもたらす創造性の業績を推進する。

住所:南京中華門外花神廟村
郵便番号:210012
電話:025-2434549







最新調査:2002年~2004年の3年間の全国巡回ショー
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:★日貨生日禍,国貨助国獲★ 2003年9月16日 15:11:53

主催側 (日本アナトミー研究所) は実体がなく、南京死体展示業務を専門に行っている。


< 開催予定 >
2002年 10月5日~12月1日  広島(基町 NTTクレドホール)
2003年 福岡、名古屋、横浜
2004年 東京、全国15ヶ所程度の地方都市

http://allabout.co.jp/children/infanteducation/closeup/CU20020821A/index2.htm







南京蘇芸生物保存実験工場の原料はどこから来ているのか? 日本で粗暴に扱われている中国の献体者の遺体はどれだけあるのか?
人民網強国社区 強国論壇
投稿者:制裁日本! 2003-9-16 16:47:03

 南京蘇芸生物保存実験工場は人体製造が主要業務内容であり、この工場で加工された人体の各部位が製品として日本などの外国に輸出されている。

 そして、その工場の原料となっている人間の死体がどこから来ているのかに私達が関心を持つのはごく自然な事である。

 営利目的の特殊な製品を生産する工場と、どうして江蘇省教育委員会が名を連ねる必要があるのか? 果たして、江蘇省教育委員会が省内のそれぞれの医学院に管理権があるという事なのか? また医学院は献体関連部門を持っているのか?

 南京における献体はすでに全国の先を進んでおり、政府の支援、立法の対応、赤十字の呼びかけ、そして民間組織が活発である。

 南京には「志友組織」という献体者組織がある。

 しかし私達には知る権利がある --- 献体者が騙されたのか? 彼等の遺体は医学院から日本の展示に流れたのか? 外国に商品として買われれば永遠に故郷に帰る事はないのか?

 2002年10月の開始以来、日本の各都市でツアー展示されている中国人の人体は、東京での3ヶ月の展示の後は、日本の15の都市で引き続き展示される。
 疑問:中国の献体者の遺体が日本でどのような扱いを受けているのか?

 この不法な人体売買の犯罪者を引きずり出すため、司法機関にこの事件の調査を強力に要求する。日本の主催者は直ちにこの残忍非道な中国人の死体器官の恥知らずな展示会を即刻停止するべきである。


[訳=岩谷] (原文:中国語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。


博訊新聞. 『南京死体事件,令人発指』, 2003年9月17日. [魚拓]


日本の人体器官展が偽って盗名をしたと江蘇省教育庁が強烈抗議
華西都市報 2003年10月3日

 江蘇省教育庁は先日厳正な声明を出し、現在開催されているいわゆる「中国人体器官標本展」において日本アナトミー研究所が江蘇省教育委員会などの機関の名義を盗用していると強烈な抗議を出した。

 省教育庁のこの声明は、日本の東京での「中国器官標本展」で共催に江蘇省教育委員会などの機関の名義が挙っていたとの最近の報道を受けてのものである。

 調査によれば、江蘇省教育委員会のいかなる部門も「人体器官」展の共催をした事がなく、更にいかなる団体にも「人体器官」を提供した事はないという。

 今回の展示会で、日本アナトミー研究所が江蘇省教育委員会の名義を盗用した事に関して、[同委員会は] 名誉権の深刻な侵犯であり並びに事実無根としている。南京晨報による。

[訳=岩谷] (原文:中国語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。

今日共12版 第3165期;国内統一刊号CN51-0030;四川日報報業集団出版;2003年10月03日 星期五;総編輯:劉為民. 華西都市報. 『日人體器官展欺世盜名 江蘇省教育廳提強烈抗議』, 2003-10-03 08:05:43. [魚拓]




脚註:(脚註を見る)



写真:

  1. 1 2 kouの自己満足. 『人体の不思議展』. 2003/10/11.
  2. ^ rappajazz. 『人体の不思議展 横浜』, May 03, 2006.
  3. ^ 旅 大阪ぶらり 写真で散歩. 『梅田スカイビル』, 2002.6.5/2009.5.
  4. ^ JDNレポート. 『人体の不思議展』, 2003年10月29日.
  5. ^ 南京市人民政府. 『南京蘇芸生物保存実験工廠』 [魚拓] [新URL - 魚拓]
  6. ^ 栗田善太郎日記. 『阿修羅男爵の誕生日』, 2009年6月1日.


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コメント

文太さん、こんばんは。
この後、どういう展開があるか解りませんので、現時点での所感を。

人体と同列で語る事には問題があるかもしれませんが、なんだかMUF(Material unaccounted for:核物質不明量・在庫差)と話が似ていますね。
流出元に於ける責任の所在が不明な事や、流出先での用途が売却時には問われない事。
問題が露見した時、流出元の関係者が流出先に全ての責任を負わせるような発言に傾く事、等々。

続くエントリーを楽しみにしております。

  • 2009/10/29(木) 00:00:52 |
  • URL |
  • ぐい呑み #-
  • [ 編集]

ぐい呑みさん

南京死体事件は次回までの予定ですが、この後にハーゲンス氏の中国での不正死体入手の疑いの報道が中国とドイツでされているので、第二シリーズはその後はハーゲンス氏と隋鴻錦氏にスポットを当てますが、これは世界規模で総合的に見ないとなかなか全貌が見えて来ない非常に複雑怪奇な問題です。

なるほどMUFですか。
確かに、南京医科大は蘇芸工場が日本に販売するとは知らなかった、そして蘇芸工場は日本で営利展示に用いられるとは知らなかったと、流通上の関与は認めながらも目的は知らぬ存ぜぬという、全員がこうやって純真無垢を演じていると、まるで悪いのが購入した日本側みたいな馬鹿な話になって来ますが、この時の中国では反日的動機よりも人体の出所によほど関心が集まっていた訳で、それでは中国社会は納得しない訳です。

この事件に関するこの時点での社会的関心は、この時点でプラスティネーション人体展が中国国内での認知度が非常に低かった (2004年以前は中国国内で人体展は行われていなかった) ために、展示用に献体が出る筈がないという事に対してであり、献体が使用されていた場合には詐欺行為の可能性があるとして警察が動いたのだろうと思われます。

それにしてもこの事件を見ていると、関係者の証言を総合した時のその「在庫差」の規模が一体何倍差かと思われるほどどう考えても常軌を逸しています。
つまり、南京医科大で医学実習用に入手している献体は年間30体に満たないという状況で、その余りを加工しただけで『人体の不思議展』の全てを供給する規模にどうやったらなるのかという、これはもう他に入手ルートが存在するという事でしか説明出来ない話だと思います。

  • 2009/10/29(木) 02:17:00 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

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