Red Fox

『中国、太平洋の東西分割提案か』ワシントン・タイムズ記事全訳

 昨日産經新聞で取り上げられた、中国の太平洋東西分割提案に関するニュースで、その元記事のワシントン・タイムズの記事を全訳しました。既にあちこちのブログで話題になっています。

 この記事は対中国戦略に関する事がメインですが、他にはミサイル防衛に関してイランの脅威と東欧のミサイル迎撃施設、中露合同軍事演習でアメリカが視察から除外された事、米国の経済重視の対中柔軟路線、それから中国のエネルギー資源確保への野心などが書かれています。



環の内側
ビル・ガーツ
2007年8月17日 ワシントン・タイムズ


分割は拒否された


ポール・V・ヘスター太平洋空軍司令官 (Honolulu Advertiser)[1]
 太平洋空軍司令官は今週、太平洋を分割し米国と中国が管理するという中国軍の提案に冷水をかけた。

 ポール・V・ヘスター司令官は、太平洋地域の西側を中国の管轄にする代わりに東側を米国に与えると言う、中国の最近の計画に関して尋ねられた。ヘスター司令官は「空間を誰にも譲らないのが我々の方針だ」とハワイから電話記者会見で述べた。

 彼は「領土の一部を割譲してその管理を彼等に頼む事によって、委任統治を失うような事に反対するなら、(西太平洋地域に米国が)存在する必要がある」と語った。この提案は、ティム・キーティング米太平洋軍総司令官が最近訪中した時に持ちかけられた。


ティム・キーティング米太平洋軍総司令官 (Navy Times)[2]
 米政府内の、情報機関員を含む親中派の間では、中国の提案に前向きな受け止めもあった。しかし国防当局は、西太平洋の全覇権を中国に譲り渡すような宥和政策は大きな過ちであり、それはアジアの米国同盟を台無しにし、必要なシーレーンの中立性を脅かしかねないと言っている。


ミサイル防衛

 米国国防総省と国務省は最近、無法国家からの長距離ミサイルの脅威の拡大に対抗するために、東欧で3番目の迎撃ミサイル発射施設を設置する必要性を説明する報告書を発表した。


『大予言者2』(WMD Insights)[3]
 その報告書は、何故国防総省が2011〜13年までにポーランドに10機のミサイル迎撃施設と、2011年までにチェコに中間起動追跡・識別レーダーの設置を求めているかを分かり易く説明するために作られた。システムに関して会談は進行中である。

 報告書では、1972年にはたった9カ国が弾道ミサイルを配備していたのに対し、それが2006年までに25カ国に増加した事に触れ、ミサイルの脅威が「本物であり増加している」と述べられている。

 米国の同盟国と米国領を攻撃可能なミサイルを有する国は9つに増加した。そのうちイランと北朝鮮が最も厄介である。報告書では「ヨーロッパが安全でないなら、合衆国は安全ではない」とし、ミサイル攻撃への防衛を「脅威が完全に現れる前に、ヨーロッパに配置され使用出来る防衛が我々には必要である」としている。


シャハブ3号 (WMD Insights)[3]
 北朝鮮の長距離ミサイル「テポドン2号」に加えて、報告書ではイランの軍事演習「大予言者2」の最中の11月にテスト発射された中距離ミサイル「シャハブ3号」をもう一つの大きな脅威と見なしている。 シャハブ3号の射程は約800マイル(約1,300km)で、イスラエルとトルコに到達するのに十分である。更にイランは、射程1,240マイル(1,980km)のシャハブを含む長距離ミサイルを開発中で、いずれは大陸間ミサイルになる。

 「ある日、目覚めたらイランが大陸間弾道ミサイルを持っていたと驚かされるような、そのような事態を我々は受け入れられない」と、報告書には書かれている。

 報告書は、ポーランドとチェコの迎撃施設がロシアのICBMを「撃墜」出来ないだろうが、中東からの長距離ミサイル攻撃から全ての欧州NATO加盟国を守るだろうとしている。


視察が拒絶された米国


平和の使命2007 (Itar-Tass News)[4]
 国防総省は今月ロシアで行われた、主に中国が主導している軍事演習「平和の使命2007」から、米軍がオブザーバーから除外された事に失望している。その演習は、中露と中央アジア数カ国で作る新たな反米同盟である上海協力機構の後援で行われた。

 その演習は8月9日に中国西部の省で始まり、そして中国、ロシア、カザフスタン、タジキスタン、キルギスとウズベキスタンの6千人の兵がロシアに移動した。

 国防総省のスポークスマンのブライアン・ウィットマン氏は「我々が『平和の使命2007』を視察出来ないのは機会を逸したという事だ。例えば我々の『勇敢な盾』で、2006年に中国を招待したように、我々が見せて来た流儀と気概と同様の事を、中国がその相互関係、透明性や米国の視察に耐えられるようになるまでは、まだ長い道のりがあると言う事を物語っている。」と語った。


「勇敢な盾2006」でグアムのアンダーソン空軍基地での中国の視察 (US Federal Government)[5]
 昨年の主要な海軍演習は中国軍関係者への前例のない招待が行われた。最近の冷遇にも関わらずウィットマン氏は「我々は中国の軍事と防衛に関する透明性は増しているのを見て来た」と述べた。

 国際評価戦略センターの軍事評論家リチャード・フィッシャー氏は、「『勇敢な盾』を中国に視察させたのは失敗である。なぜなら中国政府はそれを未来の戦闘のための情報として利用するだろうし、そこに相互関係は存在しないからだ」と述べた。

 「人民解放軍は『平和の使命』をオブザーブさせるなどの返礼はしない。なぜなら彼等は敵となる可能性を我々に対して見ており、如何なる彼等に対する洞察の材料も与えたくないからである」と、フィッシャー氏は、中国との軍事交流全般での「厳格な相互関係」を要求するための議論に言及した。

 「ここでのやり方の仮定として、もし我々が性格の悪い番犬にも感じ良く振る舞えば、飼い主も我々に好感を持つだろう。中国の共産指導部は今も将来も永遠に民主主義の敵であり、人民解放軍が敵に友好的になる事を決して許す事はないだろう


中国に関して国家情報長官は

 マイケル・マッコーネル国家情報長官は今週、中国台頭の脅威に関する議論に加わり、トム・フィンガー分析次長が賛成する柔軟路線支持を示した。

 マッコーネル長官は「(中国に関する考えには複数の流派があり)それは政治的嗜好を呈する傾向がある。中国を次のソ連かロシアとして描きたい人達がいる一方、我々への商品やサービスの提供だけでなく、コスト削減で我々の生活水準を上げ、しかし米国への巨大市場を提供するマーケットとしての中国を受け入れたい人達もいる。」と語った。

 またマッコーネル長官は、中国が20年のうちに「第一位」の経済大国になるだろうとし、彼の視点はむしろ経済サイドに向いていると語った。

 中国の主要な問題は、殆どの共産政権がさほど抱えていなかった何かしらの問題、「内部の安定性」であり、それが秘密警察によるものか、中国の場合は血塗られた1989年北京の天安門広場での非武装デモ者を軍事力によって制圧した事である。

 中国の長距離ミサイル、潜水艦や宇宙兵器の急速な軍事拡大に関してマッコーネル長官は、「中国に攻撃能力がある限り、今その大部分に関してそれを特徴付けるとしたら、それは防衛的であり、彼等の主要な目標は台湾であり、台湾を中国に取り込み、天然資源を手に入れる事にある」と述べた。

 中国はエネルギー資源獲得のために設計されているであろう深海海軍を準備していて、「それは我々がじっくり見るべき何かである。(将来的に)中国は恐らく米国にとって最も重要な国になるだろう」と彼は語った。

 ビル・ガーツ記者は国防総省を担当。連絡は202/636-3274又は bgertz@washingtontimes.comまで。

Gertz, Bill. Inside the Ring. Washington Times, August 17, 2007. [魚拓 1 2 3]
Gertz. "Inside the Ring". Gerts File, The, August 17, 2007. [魚拓]
訳:Red Fox (記事中の写真はワシントンタイムズの記事とは無関係)

写真の出典:
  1. Cole, William. "Hawai'i part of 'strategic triangle'". Honolulu Advertiser, The, December 6, 2004.
  2. O'Driscoll, Patrick. "Nightmares aplenty at NORAD". USA Today, 5/15/2006 10:58 PM ET.
  3. Crail, Peter. "Iran missile heighten international concerns". WMD Insights, December 2006/January 2007 issue.
  4. Itar-Tass News.
  5. Johntex. "Valiant Shield - Observers from China at Andersen Air Force Base on Guam". Wikipedia, June 25, 2006.

 以前知人の香港人が言っていた事ですが:

「中華」とは歴史的に「中心部の格が高い」、つまり「内陸部の方が偉い」と言う価値観が古くからあって、沿岸部などは野蛮人の住む格下の地域と見なされていた。ベトナムなどあれは本来は中国だが、あのような辺境の地は持っている価値もないのでベトナム人にくれてやったと言う事。

 香港人も結構「中華」意識が強いので、平気でこういう事を言う人もいるのですが、考えてみれば中国はあれだけの国土面積を持ちながらも島の領土が殆どないと言う、確かに珍しいケースではあります。しかしその歴史的価値観を聞くとなるほどなと思います。

 尖閣諸島や台湾に関しても、中国ではその存在は古くから知られていたと、そういう記録があると彼等は主張をしてる訳ですが、ところが実際に清国が台湾に省を置いたのは1885年と日清戦争の直前で、尖閣諸島に至っては領有権を主張し始めたのは1971年に天然資源の話が出て来て以降の話であり、中国は元来海洋領土を全く気に掛けてなかったようであります。

 中国ではシナ諸朝や現在の被支配民族がかつて占領した地域は全て「潜在的中国領」として学校で教えているようですが(モンゴル帝国やウィグル帝国の範囲などを考えるとどこで線引きをしてるのかがよく分かりませんが)、でもそこにはインドシナ&マレー半島からバングラデシュまで含まれていたりなど、どうも「中華」の認識では「東アジアは全て中国」と言う理想の形があるようです。当然彼等は「日本はアメリカでなく中国側につくべきだ」と思っています。

 さしずめ彼等に言わせれば「アジアの海にアメリカがやって来て委任統治をしてる事自体が中国の主権の侵害である」位に思ってるのかもしれません。だから上記記事のような「太平洋地域の西側を中国の管轄にする代わりに東側を米国に与えるなんて表現になるのかもしれません。しかし歴史的価値観を考えれば、近代まで海洋蔑視の歴史を持っていた中国が本来そのような事を言えた義理ではないのですが。




追記:

このニュースは2008年3月11日にキ−ティング司令官が米議会上院軍事委員会の公聴会で証言した事から米国政府レベルでの公式の見解となりましたが、それに関しては以下のエントリーで扱っています。
中国の「太平洋分割管理」案、海外での報道は? 2008年03月14日



関連記事:

中国、太平洋の東西分割提案か 米軍は拒否
共同通信 2007年8月20日 1:05

 17日付の米紙ワシントン・タイムズは、キーティング米太平洋軍司令官が最近訪中して中国軍事当局者と会談した際、中国側が、太平洋を東西に分割し東側を米国、西側を中国が管理することを提案したと報じた。米側は拒否したという。提案の詳細には触れていない。

 米太平洋空軍のへスター司令官は「空間を誰にも譲らないのが、われわれの方針だ」と記者団に述べ、西太平洋地域を米軍の影響下に置く必要性を強調した。

 米政府内の親中派の間では提案に前向きな受け止めもあったが、国防当局は西太平洋の覇権を中国に譲り渡す「大きな過ち」だと主張。日本などアジアの同盟国との関係を台無しにしかねないとして断ったという。(共同)

共同通信 in SankeiWEB. 中国、太平洋の東西分割提案か 米軍は拒否, 2007年8月20日 1:05. [魚拓]
(2007/08/20 01:05)




関連エントリー:
中国の「太平洋分割管理」案 海外での報道は? (2008.3.14)
中国に通信傍受筒抜け 米国にダミー会社 (ワシントンタイムズ) (2008.1.7)
シェルとロールスロイスに中国のスパイ攻撃(英紙タイムズ) (2007.12.21)
英情報局保安部は中国のサイバースペーススパイの脅威を警告(英紙タイムズ) (2007.12.19)
不正輸出のヘリ基に、中国が無人ヘリを開発 (2006.1.25)
「ヘリの軍事転用不可能」、中国企業がHPで声明発表 (2006.1.28)
中国当局、拘束のNYタイムズ紙助手を機密漏洩罪で起訴 (2005.12.25)




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コメント

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文太さんこんにちは。
日本語訳お疲れ様です。

太平洋が喉から手が出る程欲しい支那が、あたかも既に手中に収めているかのような言い方をするところが、支那の支那たる所以ですね。

>中国の共産指導部は今も将来も永遠に民主主義の敵であり、人民解放軍が敵に友好的になる事を決して許す事はないだろう

以前、米国と支那の軍事同盟を推奨している日記をmixiで見かけて驚いた事があったのですが、客観的に見ればどー考えても米中は軍事的には未来永劫敵同士に決まってます。
例え中共が倒れても事情は余り変らない気もしますし。

中国の覇権主義はこのまま膨張し続けていって,風船が破裂するように内部からの圧力が高まっていくのではないでしょうか。
日本をまるで属国とみなした上での発言ですね。

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>>マックさん
コメントありがとうございます。
あの国と民族は狡猾さと「言った方が得」みたいな性格がかなりありますが、それに対してアメリカ人はもっと単純でお人好しな人が多いので、そもそも米軍ですらも「中華」と言う物を理解してないように思える節があります。

アメリカ人の共通したイデオロギーと言うかスローガンは「共産主義は悪」ですが、仰る通り中共が倒れても「中華」自体は何も変わらない訳ですが、アメリカは共産主義一党独裁体制さえ倒れれば、中国は友好国になれるなんて本気で信じてるような面があります。

>>blue moonさん
今異状な勢いで経済成長を続けている中国は、貧富の差がかなり広がっていて、事実上共産主義ではなくなっているし、伸び続ける生活の質の向上の欲求があるからこそ、ここまでエネルギー問題に政府がやっきになってるのは、中国にとってはかなり深刻な問題ではあると思います。

今後もしエネルギー需要が追いつかなくなったり、またいつかは来るであろう中国のバブル崩壊で、どういう事が起こるかを考えれば、日本もアメリカも「13億の市場」と「低賃金の世界の工場」に余り依存してると大変な事になると思いまね。

実際問題、中国は朝鮮半島とモンゴルとベトナムは本気で属国だと思っているようですが、日本は属国にするにはいささか強大過ぎるので、まず周辺の島からかすめ取ろうとしてるように思えます。

聖徳太子

中国を支配したことのない周辺民族は朝鮮人くらいだろう。いまでも中国に対しては卑屈な態度である。日本に対しての態度も虚栄の現れか。
かつて日本は聖徳太子によって中国との対等な外交姿勢が表明された。今の低能学者には仏教伝来からまもない次期に三教義疏などが書けるわけがないという理由などから聖徳太子を貶める学説がでている。自分の低能を基準に考えるなと言いたい。
今こそ聖徳太子に学ぶべきである。

ダイナミックな支那の提案

岩谷 文太さま、こんにちは。TBありがとうございました。
支那によるなかなかダイナミックな提案ですが、とりあえず言ってみた程度ではないでしょうか。
支那の実力が太平洋の西側半分近くまで及び、米国の影響力下にある部分と接触しそうになってからの提案であれば現実味もありますが、もともと持っていなかったところを「我田引水」な提案で影響下に収めようなど、あまりにもムシの良い話で、米国側もびっくりしたのではないでしょうか。
かつてスペインとポルトガルで世界を二分する協定が結ばれましたが(トリデシリャス条約)、あちらのほうがまだ現実味がありました。
支那のこの発想は非常に危険でありますが、今回このような夢のような提案を支那がしたことで、彼らの中華思想の危険性が認知されることになりました。
日本側としては、この支那の提案を逆手にとって、支那危険論を広げていくべきです。インド、オーストラリア、中央アジア、米国、EUをうまく味方につけて、支那を封じ込めていかなくてはならないと思います。

3naiさん

厳密には「中国を支配した」と言えるのは満州族と蒙古族ですが、歴史上一方的に服属で終止しているのが朝鮮族やその他の少数民族でしょうね。

中国人の論理は「漢・満・蒙が支配した地域と、その柵封体制下にあった国や地域は全て中国」ですが、日本の場合、柵封下にあったとされるのがせいぜい「倭の五王」の記録程度で、それ自体が何処の王を指しているのかも定かではないし、それ以外ではシナ諸朝の勢力下に日本が入った事がないので、今現在の中国人から見ても日本に関しては「内輪」ではあっても「本来は中国の一部」とは認識してはいないようです。

ナルトさん

こちらこそコメント有り難うございます。
依存症の独り言さんのコメント欄に投稿されていた情報によると、香港マカオ米国領事館のウェブサイトに、キーティング米太平洋軍総司令官の7/24の記者会見が掲載されていて、そこでも似たような話が軽く触れられていると言う事です。
http://hongkong.usconsulate.gov/uscn_others_2007072402.html

その記者会見の該当部分は:

『また彼ら[人民解放軍幹部]は、エイブラハム・リンカーン空母が前述の津波救援活動、人道援助、および災害救助でどれくらい有能であるかを指摘し、彼らは人道目的のために航空母艦を使用しても良いと言っている。

我々の中国人ゲストは「太平洋の東を米国が、西を中国が面倒を見ると言う協力体制を持つのはどうか」と言った(笑い)』


ここでは冗談めかしているようですが、ワシントンタイムズの記事でのヘスター司令官の発言は一転シリアスなニュアンスなので、実際中国がどういうニュアンスでそれを言ったのか、今回の電話記者会見が既にシリアスなのか、それともワシントンタイムズがそういう書き方をしたのか、これだけの情報では何とも言えない面はあります。

ただ中国は「白髪三千丈」の国と言うか、何でも大袈裟に言う文化は確かにあるので、彼等の言う事は話半分位に聞いておいた方がいい面は確かにありますね。

しかしこの記事にもあるように、今中国は(特に軍事面で)ロシアや中央アジア(旧ソ連)と同盟を組んで、そこにイランを引き込んだりと、アメリカ&EUに対抗する方針を明確に出しているので、結局日本は西側につくしかない状況ではあります。

文太さま>
「途転の力学」管理人の「新快速 播州赤穂行き」と申します。この度はTBありがとうございました。私はドメドメ人間で英語に疎いため、このような翻訳記事は非常に助かります。ところで、太平洋軍総司令官のキーティングという人は、以前中国に空母建設の協力を申し出た人物で、これを知ったときは非常にびっくり仰天しました。http://www.voanews.com/english/archive/2007-05/2007-05-12-voa5.cfm?CFID=171975800&CFTOKEN=44017454 
逆に言うと、そういう前歴があるので、今回の中国の提案に関しても、表向き拒否しては見たものの、あながち悪い話ではないと考えている節もある可能性は否定できないような気がしました。米国の本当の意図がどこにあるのかはわかりませんが、今はアジアに構っているヒマがないということ、経済的に米中関係はもはや切っても切り離せない関係になってしまっていることを考えると、今中国と事を構えたくないということだけは確かなんだろうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

新快速 播州赤穂行きさん

こちらこそTBありがとうございました。翻訳は自分では練習のつもりでやっています。アメリカに住んでても日常用語と仕事に関する言葉以外はなかなか覚えないですから(笑)

ご紹介の記事ですが、アメリカが中国の軍事開発を援助したがっていると言う事が書かれていますね。今回のワシントンタイムズの記事でも、アメリカ中枢に親中派がいるような事が書かれていますが、どうもその理由が、ソ連崩壊によるアメリカの雪解け風潮と、昨今のアメリカ人に根強い「アジアへの幻想」があるような気がしてならないのですが、あとは経済的に依存してる点でしょうか。

しかし中国としてはアメリカに空母建設を協力されてしまうと、いざアメリカと対立した時に手の内を知られている事になる訳であり、実は余り歓迎出来ない事なのかもしれないですね。これは1年前の記事ですが、昨今はむしろロシアや旧ソ連と協力体制を強めているし、むしろアメリカのラブコールに中国がつれなくしてるような印象すらありますねw

アメリカ人は日本人が思っているより遥かに単純な思考回路なので(ブッシュなんかいい例)、あんまり勘ぐる必要はないんですが、逆にロシア人とか中国人は裏表が凄まじいですから。

こちらこそ宜しくお願い致します。

こんつは〜っス、熱闘欲っス。

この話題、あちこちの保守系ブログで取り上げられてきたっスが、シナーも来年の北京五輪後を見据えて、いよいよ野心を剥きだしにしてきたって感じっスね。
シナーはニダー同じく誇大妄想の気があるっスが、ニダーと違って遥かに狡猾で行動力もあるっス。んでもって、覇権主義大好き国家ですから、不気味っス。
日本国内が、何の危機感もないまんま呆けてる様を見るにつけ、何とも歯痒い感じがするっス。

ドウモっスさん

ワシントンタイムズの報道では記事の一部というニュースでしたが、日本やフィリピン、東南アジア、太平洋諸国から見たらびっくり仰天の話ですよこれは。そりゃあちこちのブログで話題になりますねこのニュースはw

中国は災害救助人道支援活動に関しての管轄みたいなニュアンスで言ったような事もキーティング司令官のインタビューでは書かれていますが、ただ私の印象では、中国が今一番焦っているのが資源・エネルギー問題だと思いますね。今の勢いで13億の消費水準が伸びればいずれは限界が来るのが目に見えているし、バブル崩壊でもされたらあの国の事だから内戦状態になって中共体制自体が崩壊しかねないですから。

はじめまして

岩谷 文太様、はじめまして。『欧州より』というブログの書き手の寛斗と申します。先日は同じテーマを扱っていることもあって拙記事TBさせて頂きました。

私も当該のワシントン・タイムズの記事を訳したのですが、文太様の丹念で優れた邦訳を発見し、自分のものが恥ずかしくなり引っ込めた次第です(笑)。

他にも興味深い英文記事を和訳されていますね。興味深く拝見いたしました。

それでは、


寛斗様

コメントとTBありがとうございます。先日貴ブログの興味深い記事を拝見させて頂きました。最近ブログを再開されたんですね。私はかれこれ4年前から掲示板に書き込んだり、最近はミクシィの日記やコミュニティに投稿していたのですが、それではどうしても出来る事に制約があるので、紆余曲折を経て先月ようやくブログを開いた次第です(笑)。

訳は人が違えばまた微妙な解釈も違って来るので、それも面白いので、引っ込められる事もなかったのではと思いますよ。私も他の人の訳を見ると自分が見落とした物を発見する事もありますので。

特に今回は軍事用語が多い記事で、それらに日本のメディアで用いられている用語を用いなければならない点、やはり軍事方面のボキャブラリーを問われる内容で、特に後半部分が日本語にしようのない部分が結構あったので、この記事はいつもよりは苦労しました。

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