『人体の不思議展』で展示されている中国製の人体標本は「生前の意思による献体」と主催者側は説明しているが、日本の『人体の不思議展』が中国で社会問題になり南京蘇芸生物保存実験工場が公安警察の取調べを受けるなど事件となった2003年当時の中国での報道を見たところ、日本に輸出された人体の出所が全く謎であり、これが献体との説明が成り立たない事は前回の2エントリー で扱った。
また同展示会は実質的な運営者、つまり人体標本の法的所有者および企画運営者の実体が表に出て来ない非常に不思議な運営体制であるが、今回はその謎の運営団体に関して扱ってみる。
画像:2003年の東京展のチケット (人体の不思議展実行委員会/日本アナトミー研究所) (クリックで実サイズ)
[A]
主催には地元メディアが名を連ねる
2007年の長野展。主催はNBS長野放送/信濃毎日新聞社/キョードー北陸。 (クリックで拡大) [B]
1999年にグンター・フォン・ハーゲンス氏の『人体の不思議展』(Body Worlds) が契約トラブルで日本から撤退した後[>>1 ] 、中国から人体標本を調達して2002年に開始した現在の『人体の不思議展』であるが、その全国ツアー展示会の主催は各展示会ごとに、各地元の新聞社や放送局などのメディアが名を連ねるという形式 で行われている。[>>2 ]
その中で、過去の展示の記録を遡ってみると、主催や後援には各開催地の地元メディアや組織や医師会等が名を連ねている中、開催場所を問わず主催や企画運営でコンスタントに登場する名称が「日本アナトミー研究所」「マクローズ」「イノバンス」「人体の不思議展監修委員会」「人体の不思議展実行委員会」である。
しかしこれらのコンスタントに登場する組織はどれ一つとしてウェブサイトを持たず 、展示案内に記載されている問い合せ先の電話番号も各開催毎に設けられた臨時のもの であり、企業概要等の情報も示されず、これらがどういった形態の組織なのかも、『人体の不思議展』のウェブサイトや展示案内、各展示の主催者である各地元メディアの宣伝においても言及される事はない。
そして上記で挙げた組織をそれぞれの名称で検索をしても、『人体の不思議展』以外の業務実態が見つからないため、これらは人体展専門に作られた企業又は組織と見られ 、企業情報もその実体も表に出て来ない謎の主催者なのである。
いずれにしても『人体の不思議展』とはどこの誰が運営しているかが示されていない正体不明の展示会という形でこの8年ほど運営されているのである。
人体の不思議展実行委員会 (主催:2003年9月~)
人体の不思議展監修委員会 (主催:2002年3月~2006年6月/監修:2003年9月~2007年2月)
「人体の不思議展実行委員会」の名称は、展示開始2年目の2003年9月の東京展以降現在の熊本展に至るまでコンスタントに見られ、それは時には主催であったり、時には問い合せ先の「人体の不思議展実行委員会事務局」として登場する。
この名称は当初は他の主催メディア等と並列されて表示されていたが、2006年3月の横浜展では「人体の不思議展実行委員会 (人体の不思議展監修委員会/日本アナトミー研究所/読売新聞)」と、3つの主催団体の総称として用いられるなど、それ以降は複数の主催団体の総称として用いられる事もある。
つまりこれは開催ごとに編成される主催臨時組織のための名称と見られる。
一方で「人体の不思議展監修委員会」とは以下の2003年の東京展の委員を見る限りは医学者からなる監修チームのようであるが、この名称は1996年のハーゲンス時代の『人体の不思議展』の図録の監修もこの名称であり、この名称はハーゲンス時代から引き継がれたものである。
そして2002年に開始した『新・人体』の図録も2005年版まではこの「監修委員会」が監修としてクレジットされていた。[>>3 ]
『人体の不思議展』東京展の実施概要 (2003年9月4日~2004年2月1日)
主催 : 人体の不思議展実行委員会/日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/東京都/東京都教育委員会
特別協力 : 株式会社東京国際フォーラム
企画運営 : マクローズ
監修 : 人体の不思議展監修委員会
委員長 森 亘 日本医学会会長・東京大学名誉教授・学士院会員
織田敏次 東京大学名誉教授・日赤医療センター名誉院長、学士院会員
委員 井村裕夫 総合科学技術会議議員・京都大学名誉教授・学士院会員
高久史麿 自治医科大学学長・東京大学名誉教授
矢崎義雄 国立国際医療センター総長・東京大学名誉教授
増田寛次郎 日赤医療センター院長
佐藤達夫 東京医科歯科大学名誉教授
江藤一洋 東京医科歯科大学副学長・歯学部長
養老孟司 東京大学名誉教授
開原成允 (財)医療情報システム開発センター理事長、東京大学名誉教授
仲村英一 (財)結核予防会理事長・元厚生省健康政策局長
草原克豪 拓殖大学副学長・元文部省生涯教育局長
片山 仁 元順天堂大学学長
廣澤一成 東京大学名誉教授
山鳥 崇 神戸大学名誉教授
後藤 昇 昭和大学教授
隈崎達夫 日本医科大学教授
南 裕子 日本看護協会会長
つまり、「人体の不思議展監修委員会」とは医学者による専門家チームであり、「人体の不思議展実行委員会」とは広義の運営チームの意味 で用いられているようである。
2006年以降に運営形態が変化し続ける
『人体の不思議展』が中国で社会問題となった「南京死体事件」 は2003年9月であるが、日本では主催や後援に各地のメディアや医師会、教育委員会や自治体が名を連ねていたためか、中国で事件となった件も朝日新聞が記事にしているものの[>>4 ] 大きくは報じられず、日本で問題視する報道というものは殆どなかった。
その状況に変化が出たのが2006年であり、5月22日発売の『週刊現代』6月3日号で《養老孟司「『人体の不思議展』という“バカの壁”」》、そして6/17号で《"本家"ドイツの解剖学者がメッタ斬り「日本の『人体の不思議展』は卑劣なパクリだ!」》という記事が報じられ[>>5 ] 、『週刊金曜日』の同年9月15日号で『死体標本はどこから来たのか』[>>6 ] が掲載されるなど、これらの週刊誌が中国製の人体標本の出所や主催団体が不透明である等の問題視を始めた。
そして同年の2006年7月の仙台展の批判として発足したと見られる『人体の不思議展に疑問をもつ会』が主催の河北新報とTBC東北放送、そして後援の各医学会や教育委員会等に公開質問書を送るなど[>>7 ] 、『人体の不思議展』を取り巻く状況は2006年に突然大きな変化があった。
この時期以降に『人体の不思議展』の主催や監修の形態に変化があり、医学系の専門家からなる「監修委員会」の名称が消えたのが2006年11月の埼玉展以降、そして南京蘇芸生物保存実験工場から人体標本を購入した「日本アナトミー研究所」の名称は2007年1月の高知展を最後に姿を消し「イノバンス」に取って替わった。
そして2007年2月と8月、2008年1月と週刊金曜日に数度にわたって記事が掲載され、その「イノバンス」も2007年7月の大分展を最後に姿を消す。
2007年9月の大阪展では主催の毎日放送と後援団体の大半の表示が開催途中から無くなっており、2008年10月の川崎展以降は後援団体が殆ど付かない状態になる。
そしてそれまでコンスタントに「総合運営・企画」として表記されていた「マクローズ」も2009年3月の沖縄展を最後に姿を消した。
松江展で主催者の「実行委員会」として新たに登場したのが「エム・ディー・ソフトハウス」である。
株式会社日本アナトミー研究所 (主催:2002年3月-2007年3月)
中国側の報道によれば、2001年6月に南京蘇芸生物保存実験工場からの人体標本購入契約をしたのが「日本アナトミー研究所」 であり、この名称は2007年1月の高知展までは頻繁に主催にクレジットされ、『人体の不思議展』の図録など販売出版物の連絡先として表示[>>8 ] されていたこの組織の実体が不明確である事を指摘しているサイトは早くは2003年から目にする。[>>9 ]
2006年の週刊金曜日の取材に対して「株式会社日本アナトミー研究所」に関して主催メディアのキョードー東北も一切情報を出さず 、週刊金曜日が日本アナトミー研究所に直接連絡をしたが質問には一切答えなかったという。[>>10 ]
週刊金曜日の調査によれば、2006年時点での日本アナトミー研究所は東京都文京区湯島にあり、代表者が北村勝美氏であるとの事。そして2004年版の『人体の不思議展』の図録を出版している「(株) メディ・イシュ」 も同じ住所にあったという。
テレビ朝日で番組制作の仕事に携わった経験のある北村氏はテレビ番組企画制作の「(株) インプットビジョン」 [>>46 ] の代表であった。[>>11 ]
そしてまた北村氏は現在、2007年1月に破産した『アドテックス』 の一部業務引き継ぎのために設立されたインプットビジョンの子会社『(株) ストレージ・ビジョン』の代表である。[>>34 ]
また、2002年に『人体の不思議展』大阪展に関する『AllAbout』の取材や[>>12 ] 、2004年の東京展で読売新聞の記事[>>13 ] に登場する、会場ディレクターの日本アナトミー研究所の漆畑光裕氏は「インプットビジョン」のスタッフとしても名前が見られるという情報もある[>>14 ] 。つまり「日本アナトミー研究所」と「インプットビジョン」を兼任している人物が複数いるようである。
現在の『人体の不思議展』の成立に関して2006年に『週刊現代』で言及された人物は「日本アナトミー研究所」のスタッフであった安宅克洋氏である。『週刊現代』によれば、1995年に日本で『人体の世界』の名称で人体展を開催したハーゲンス氏を再び日本に呼び戻し『人体の不思議展』の名称で人体展を開催したのが安宅氏であり、1999年にハーゲンス氏が安宅氏との契約トラブルで日本から撤退した後に、2002年に『新・人体の不思議展』を開始するために南京蘇芸生物保存実験工場から人体を調達したのが同氏だという。[>>15 ]
安宅氏は1970年代に芸能プロモーターの社長を務めており、やはりテレビ業界と接点のあるフィールドにいた方のようである[>>16 ] 。同氏は「臨床医学オントロジー研究会」という肩書きで研究協力に名前が出た事もあるが[>>17 ] 、北京訪問中に敗血症となり2008年2月に他界している。[>>18 ]
株式会社マクローズ (総合運営・企画:2002年3月~2009年5月)
『人体の不思議展』のドメイン「jintai.co.jp」でwhois検索 をすると出て来る結果は、サーバーが千葉県茂原市にあり、組織名が「株式会社マクローズ」(Macrocosm Co. Ltd.) である。[>>19 ] [>>20 ]
この「マクローズ」が『人体の不思議展』の2002年の開始時から2009年3月の沖縄展までコンスタントに「運営企画」でその名称がクレジットされていた企業である。『人体の不思議展』のサイトは「マクローズ」が運営をしている事になる。
この「マクローズ」は検索すると、企業検索サイト等では「広告代理業・ディスプレイ業」の企業として東京都港区三田の住所と電話番号がヒット [魚拓] するが、「マクローズ」にもウェブサイトはなく企業概要も公表されている様子はない。
マクローズはゴルフ場開発やイベントの企画運営を業務としているというが[>>21 ] 、検索をしても『人体の不思議展』以外の業務実態の情報は見つからない。
この「マクローズ」の代表取締役は、2004年のZAKZAKの記事[>>22 ] で『人体の不思議展』のプロデューサーとして紹介されていた山道良生氏である。山道氏の2004年の発言は今見ると実情と異なる点が目立っている件は前エントリー で言及している。
山道氏は1995年にマクローズの前身の「(株) マリブインターナショナル」に入社、2004年6月にマクローズの代表取締役に就任している人物。[>>23 ]
ブログ『非理法権天』さんがが人体の不思議展事務局に電突 を行った件は前エントリー で紹介したが、その後『非理法権天』さんは昨年11月15日に名古屋で開催されていた『人体の不思議展』の会場を訪問し、人体の不思議展事務局の山西美緒氏に質問 を行っているが[>>24 ] 、この山西氏はマクローズに所属している人である。[>>25 ] [>>26 ]
実際マクローズの名称は昨年の3月の沖縄展以降は運営企画の表記から消えているのだが、その後もマクローズの関係者が「人体の不思議展事務局」として運営に携わっているようである。
株式会社イノバンス (主催:2007年4~8月)
2007年4月の札幌展から「日本アナトミー研究所」に取って代わる形で主催に登場した「イノバンス」であるが、週刊金曜日の2008年1月の記事によれば、「イノバンス」の代表は故・安宅氏であり、港区芝に移転した「日本アナトミー研究所」と同一ビルの同じフロアにある という。[>>27 ]
そして2008年5月時点では『人体の不思議展』のサイトの下部に「Innovance Co., Ltd.」の表示があったとの目撃情報もある。[>>28 ]
しかし「イノバンス」の名称は同年7月の大分展に登場したのを最後に主催から消えている。
この「イノバンス」は2008年2月に東京国際フォーラムで行われた「大江戸骨董市」の主催の「大江戸骨董市実行委員会」が住所を置いた所であり、その実態はイベント企業のようであるが、ネット上で確認出来る「イノバンス」の『人体の不思議展』以外の業務記録の情報は現時点ではこれが唯一 である。
(財団法人まちみらい千代田) [G]
株式会社エム・ディー・ソフトハウス (主催:2009年7~9月)
「イノバンス」の名称が消えた後はしばらくは地元メディアや「実行委員会」の名義による主催で「マクローズ」の運営企画という形での開催が続いていたが、2009年7月の松江展では「人体の不思議展実行委員会」に山陰中央新報社と共に名を連ねているのが「エム・ディー・ソフトハウス」である。
この企業に関しては昨年の夏に求人情報がネット上に公開された事がある。
2009年夏に求人サイト「はたらいく」に掲示されたエム・ディー・ソフトハウスの求人情報。 (リクルート) . (2009年11月に削除) [H]
この企業の設立は2000年9月であるが、これは2002年3月に開始した『新・人体の不思議展』の1年半前で、「日本アナトミー研究所」が南京蘇芸生物保存実験工場から人体標本167点を購入した2001年6月の9ヶ月前である。
そしてその代表者が北村氏で住所が「イノバンス (日本アナトミー研究所)」と同一という事であれば、これは同じ企業が「日本アナトミー研究所」→「イノバンス」→「エム・ディー・ソフトハウス」と名称が変わったもの と考えられる。
ちなみに10月31日に『非理法権天』さんが人体の不思議展事務局へ電突を行った際に電話で応対をした江森精文氏はエム・ディー・ソフトハウスに所属している人物である。[>>44 ] [>>45 ]
人体の不思議展への質問
「南京死体事件」の特集は前回で終わりで、それに続く中国の報道で中国の人体闇市場の特集を続ける予定であったが、『非理法権天』さんが11月15日に名古屋展の展示会場で人体の不思議展事務局の山西美緒氏と江森精文氏を訪問 したエントリーで、事務局側の余りにも戦々恐々とした対応に却って好奇心をそそられてしまったため、予定を変更して今回のエントリーを書く事にした。
以下そのやり取りを転載する。
「人体の不思議展」に訪問して質問をした(入場はしていません) 非理法権天 2009/11/16 08:46
人体の不思議展なる死体展示が名古屋の駅前にある愛知県産業労働センターで11月14日から1月11日まで開催された。
昨日15日に主催者に質問をしに現場を訪れた。
8階会場前まで行き以前質問したときに電話があった人体の不思議展実行委員会の江森精文氏を訪ねた。
会場前は結構人が出入りしていた。
全く幼い子もいた。
死体を見に来ている事が分かっているのだろうか。
これはいわゆる人間の剥製である。
程なくして江森氏が訪れた。
会場の外観も撮影するなと言われた。
後、撮影した映像の削除を求められた。
その警戒振りには驚く。
ここでは、という事で人体展の事務局江森氏(男性)と山西さん(女性)と1階に降りた。
1階の人体の不思議展の案内のあるところの脇で事務局・江森氏、その左に山西さん、江森氏の対面に私、私の右隣に一緒に行った方との様態である。
色々と質問等をした。
私: 「人間の死体を展示する事で倫理的に問題はないのか」
江森: 「倫理的に問題はない」
私: 「南京大学からの献体であると以前電話で江森氏が言っていたが、そうなのか」
山西: 「南京蘇芸生物保存実験工場から借りている」
私: 「江森氏は南京大学からの献体と言っていたが」
山西: 「南京蘇芸生物保存実験工場だ」
私: 「おかしいな、南京大学と言っていたが」
江森: (沈黙)
私: 「江森氏は献体はシナ人とアジア人と言っていたが」
山西: 「献体の国籍、名前、年令は明かされない」
私: 「江森氏はシナ人とアジア人と言っていたが、アジア人はチベット民族か」
山西: 「献体の国籍、名前、年令は明かされない」
「献体には証明書が出ている」
私: 「どういう証明書が出ているのか」
山西: 「どういう証明書が出ているか公表できない」
私: 「何故公表できないのだ」
山西: 「医学の発展のためだから人体を見せるのは良い」 「献体に問題はない」
私: 「献体に問題がないという口頭での告知で問題がないということか。全く理解できない」
「南京蘇芸生物保存実験工場と献体の直接取引きをしているのか」
山西: 「そうだ」
私: 「シナ共産党は関与していないのか」
山西: 「していない」
私: 「シナ共産党が関与せずに献体をうけれるのか」
「この展示の責任者は誰だ」
山西: 「(責任者を)言う必要がない」
私: 「展示しているのは死体ではないのか」
山西: 「死体とは違う。標本だ」
私: 「人間の死体だろ」
「誰に問い合わせば良いのか」
山西: 「山西が現場責任者 」
私: 「米国、欧州で問題になっているが」
山西: 「米国、欧州とは違う」
私: 「意見を言う。日本人は死体を晒し物にして展示する様な感性はない。人体の不思議展を止めろ」
(所見)
事務局は黙秘することが多い。
言えない言えないと答弁を避ける謎の多い組織 に感じる。
かなり警戒しているように感じる。
死体を晒して商売する事にやましいと自分で思っているのだろうと推測する。
献体に関しては口頭で問題ないと述べる、ただそれだけである。
ただそれだけである。
献体を借り受け輸入するのに、シナ共産党が関与していなくてできるのだろうか。
シナ共産党の死体ビジネスの一環ではないのだろうか。
法輪功学習者などの内臓を売買するようにだ。
人体の不思議展実行委員会に黙秘が多い。
誰か表に名前の一切出て来ない、後ろに本当のオーナーのような者がいるのではないのだろうか。そうも感じる。
「今までに56億円ほど売り上げていますよね」と聞くと、「何故そんな事が分かるのか」くらいに言ってきたが、2002年からこの7年間で560万人入場と自らが謳っているのだから、入場料平均1000円として単純計算すれば、56億円になる。
ほとんど大人が多いようなので、売り上げは60億円くらいになるのではないかと思う。
推定売り上げを述べただけで、気色ばむ様子は異常である。
愛知県の公有財産で死体を展示して、利潤を上げながら、黙秘が多い人体展の事務局に疑問を感じる。
何かおかしいと感じざるを得ない。
8階会場前まで行ったときに、両肩に重くのしかかるようなものを感じたが、浮かばれぬ死者の霊魂によるものと推測する。
会場訪問お疲れさまでした。
2003年の南京死体事件の際に南京大学は『人体の不思議展』との関わりを否定しているにもかかわらず[>>35 ] 、2006年の仙台展の際にも主催の河北新報の記事で標本の提供元として南京大学が言及されており、それを受けて2007年に南京大学は上海の日本領事館に抗議文章を提出している。[>>36 ]
昨年10月31日に非理法権天さんが電突を行った際には、人体の不思議展事務局の江森精文氏は「南京大学からの献体」と説明していたのだが[>>37 ] 、11月14日には今度は山西氏がそれを否定 している。
南京大学が再三抗議を行っているにもかかわらず、事務局側は昨年に至るまで南京大学と説明していたのだろうか?
また以前より『人体の不思議展』側は人体標本は貸与されたものと説明しているが[>>38 ] 、南京蘇芸工場は人体標本をリースでなく販売しそれ以降は一切利潤は受け取っていないと主張している。[>>39 ]
南京公安当局は、南京蘇芸工場と日本アナトミー研究所の間に2001年6月に総額338.4万人民元の販売契約 があったとの調査結果を2003年に発表している。[>>40 ]
それにしても、人間の死体を標本にしたら「死体」でなくなるのであれば、米国のプレミア・エキシビション社がプラスティネーション人体を「プラスチック模型」と輸入申告したのと同じような超理論であるが[>>30 ] 、これも同様に輸入申告の名目であろう。
ちなみに2001年に南京蘇芸工場が日本アナトミー研究所に人体標本を輸出した名目は「示教模型」(教育用サンプル模型) である。[>>40 ]
前エントリーへの追加
前エントリー「南京死体事件と人体の不思議展」は中国での報道を中心にまとめたが、それ以降の調査で前エントリーに加えた方が良さそうな情報がいろいろ見つかったため最近前エントリーに追加補足をしたが、その追加部分がたまたま上記の事務局とのやり取りと関連している内容であったので折角なので以下に再掲する。
『人体の不思議展』に販売された標本は「在庫品」
2003年11月25日号の『瞭望東方週刊』の記事では、2001年9月30日から2002年1月30日にかけて3回にわたって南京蘇芸工場から日本アナトミー研究所に人体標本が発送されたという南京公安部門の調査結果に触れられているが>>40] 、プラストミック標本は保存プロセスに1年を要するものであり、日本で展示されている人体標本の「原料」を入手したのは遅くとも2000年後半である。
つまり、日本アナトミー研究所への販売契約が行われた2001年6月時点では、それらの人体は既に死亡した後で、既に標本化していたか遅くとも保存プロセスの最中 であり、このタイミングであれば少なくとも日本の『人体の不思議展』で展示されるために献体された人体は100%あり得ない という話になる。
実際、2002年当時は日本アナトミー研究所の安宅克洋氏はサンデー毎日の取材に対して「確かに今回のような展示を想定したものではない」と説明している。 [>>29 ]
ちなみにこの2000年という時期は、これはタイミング的には中国当局が法輪功の弾圧を開始した1999年7月の翌年である。
『人体の不思議展』側は中国の赤十字を通じて献体の意思が確認されたと主張
公益社エンバーミングセンターの宇屋貴氏の2004-2005年度の論文では日本アナトミー研究所の安宅克洋氏と人体の不思議展プロデューサーの山道良生氏が協力を行っているが、そこには「中国でプラストミックをされる場合は赤十字を通じて事前に献体の意志が確認された者のみが標本にされる」との記述がある。[>>31 ]
しかし中国の報道を見る限りでは、南京市赤十字の献体組織である『志友組織』は『人体の不思議展』の事は全く知らず、商業展示の為に献体を提供した覚えもなく、むしろ死体の商業展示や死体売買によって献体希望者がいなくなると怒りを表している。[>>43 ]
またこの事件を受けて、中国赤十字会が南京市赤十字に対し介入調査を委託している。[>>43 ]
中国側の情報を見る限りでは、中国の赤十字は医学研究や教育用の献体を受け付けるが、医学解剖の余りを標本としてプラストミック保存する[*] かどうかに献体者の意思が確認されたかどうかはグレーであり、それが売買されたり展示される事への同意があったという点はクロ という事になる。
* 南京医科大学は、実習で使用済みの臓器の標本保存を蘇芸工場に発注した事があり、その一部が日本に転売されたのではないかと2003年11月に『瞭望東方週間』の取材に対して説明しているが、日本で展示されている死体は献体ではないと主張している。
昨年の4月にフランスで人体展禁止判決が出された裁判で、フランスの裁判所と倫理委員会に指摘されていた主旨を要約すれば、“科学教育目的に献体された事の証明が出来ない限りはその展示会は科学教育目的とはみなされない”[>>32 ] [>>33 ] であるが、人体の不思議展事務局は「公表出来ない」の一点張りでありながら「医学の発展のため」と言っている訳であり、国際的常識に照らし合わせてもそんな理屈が認められる筈がないのである。
南京蘇芸生物保存実験工場が「死体が献体かどうか分らない」と主張し[>>41 ] 、南京医科大が「蘇芸工場に提供したのは献体ではない」と説明[>>42 ] 、その他の医大が知らぬ存ぜぬで、南京赤十字が関わりを否定している[>>43 ] という状況で、『人体の不思議展』側が説明している「献体」との主張が成立しない のは前エントリーで説明した通りである。
雑感:
『人体の不思議展』とは要するに、最初は発明者のドイツ人医学者アーチスト博士の風変わりな人体アート趣味の世界であったものが、それが中国の死体商人と日本の芸能プロモーターの目に止まり、日本の番組制作プロダクション系列の興行プロジェクトに取って替わった、悪く言えば乗っ取られたのが現在の『人体の不思議展』 という事のようである。
開始当時から地元メディアに主催をさせたり毎回運営形態を変え明確な主催者を表に出さず、更に他に業務実態が殆ど存在しない専門企業を設立していると見られる点など、『人体の不思議展』の運営方法は結局のところは、米国のプレミア・エキシビション社がプロジェクト毎に子会社を作ったり、中国の大連鴻峰生科技社がダミーと見られる企業や財団などを作ったり中国国内の医大ネットワークの連携で取引先によって出所が違うというネットワークビジネスを行っているという点と比較しても、このカモフラージュ的な運営方法は中国系の人体展示業界全体に共通したやり方 に見える。
ただし昨年3月の沖縄展を最後にマクローズの名前が消えて以降は「人体の不思議展事務局」という名称が用いられるようになり、東京都内の固定した電話番号が2009年6月の静岡展と同年11月の名古屋展で用いられ、それがエム・ディー・ソフトハウスの電話番号と一番違いである事から、以前よりは運営形態が簡略されその実体が見え易くはなって来ている印象である。
それと同時に以前なら地元メディアや医学協会等の後援が鈴なりであったのに比べ、2008年の川崎展以降の最近の展示では後援が殆ど付いていない状態である。これは運営方針を変えたのかそれとも社会的批判が高まっているのかどうかは知らないが。
ネット上は憶測を含む不確かな情報に溢れており、それらの全てを信用する訳には行かないが、当ブログでは一昨年より中国の人体闇市場の調査のために米国、フランス、ドイツや中国等の報道を集めそれらの情報ソースのつじつまの合う部分で検証を行っており、判断根拠となるデータベースはある程度は揃っている。
そして今回は極力チケットやチラシなど現物の写真を集め、そこに掲載されている情報を中心に検証をしてみた。
このテーマに関しては『風のまにまに (by ironsand)』さんでかなり詳しく扱われているので参照頂けばと思う。2006年から継続してこの問題を扱っておられこのテーマに関しては老舗のブログである。今回は『風のまにまに』さんの情報を大幅に参考にさせて頂いた。
なお『風のまにまに』さんの関連エントリーは最新情報がそれぞれのエントリーに書き足されるという方式なので、それぞれに新しい情報が含まれている。
参考サイト:
・
リポート「人体の不思議展」 (JDNリポート 2003.10.29)
・
人体の不思議展 横浜 (rappajazz 2006.5.3)
・
人体の不思議展 週刊現代 (rappajazz 2006.5.3)
・
養老センセイ 人体の不思議展に決別 だが、話題のDVDには賛同 (ひろしこむ 出張Blog 2006-05-29 15:34)
・
読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催 (Hagex-day.info 2006.6.1)
・
海賊版人体の不思議展(続報) (Hagex-day.info 2006.6.8)
・
「人体標本展」の疑惑 (アムネスティ・横浜グループ(16G) 2007.2.15)
・
人体の不思議展が沖縄県立博物館・美術館の会場を借りて行われる (風のまにまに(by ironsand) 2009.1.23)
・
人体の不思議展が7月から静岡と松江で興業予定とか (風のまにまに(by ironsand) 2009.6.27)
関連サイト
・
八月の一ヶ月間、中国では18人の法輪功学習者は迫害によって死亡した (日本明慧 2002.9.11)
・
法輪功学習者を監禁する強制収容所が暴かれた:臓器の「収穫」のために受刑者が殺される (法輪大法情報センター 2006.3.12)
・
中国の臓器売買と人体標本の疑惑を語る一体の人体標本 (大紀元 2006.3.21)
・
法輪功信者への弾圧 (nozawa22 2006.8.17)
・
「中国の臓器狩り」という衝撃的な内容の新聞を配る人々 (おたねっと 2006.9.11)
・
中国における生体臓器狩りを告発するシンポジウムに参加 (仮称 パルデンの会(FREE TIBET PALDEN ) 2009.7.8)
・
人体の不思議展の死体はどこから来るの? (Hagex-day.info 2009.9.21)
関連資料:
『人体の不思議展』の運営形態の変遷
これらの情報は入手出来るものは主催メディアや会場が発表した情報や、開催当時の情報ウェブサイトが現存するものはそれらを参考にし、チラシやチケットの画像ファイルが存在するものは可能な限りそこから読み取っている。情報が入手出来ないものは『風のまにまに』さんの資料を参考にしている。
2002年
新・人体の不思議展 大阪展
2002年3月21日~9月29日 新梅田シティミュージアム
主催 : 読売テレビ/人体の不思議展監修委員会/日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/大阪府・大阪市教育委員会/大阪市医師会/大阪市歯科医師会/大阪市看護協会
協力 : 南京大学/江蘇省教育委員会/南京蘇芸生物保存実験工場 /日本航空/日本通運/ウエスト/エースプロモート/フォレストアート
総合企画・運営:マクローズ
標本製作:南京蘇芸生物保存実験工場
新・人体の不思議展 広島展
2002年10月5日~12月1日 NTTクレドホール
主催 : TSSテレビ新広島/人体の不思議展監修委員会
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/広島市/広島県・広島市教育委員会/広島県・広島市医師会/広島県・広島市歯科医師会/広島県看護協会
人体奥妙展 香港展
2002年12月25日~2003年2月23日 香港展覧センター
主催 : Interchina Agents (マクローズの山道良生氏が代表)
2003年
人体の不思議特別展 福岡展
2003年4月12日~6月29日 福岡市博物館
主催 : 福岡市博物館/西日本新聞社/テレビ西日本/人体の不思議展監修委員会/日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医師会/日本医学会/第26回日本医学会総会/日本歯科医師会/日本看護協会/福岡県/福岡県教育委員会/福岡市/福岡市教育委員会/福岡県医師会/福岡市医師会/福岡県歯科医師会/福岡市歯科医師会/福岡県看護協会/西日本リビング新聞社/FREE WAVE TENJIN FM
協力 : 南京大学/江蘇省教育委員会/南京蘇芸生物保存実験工場 /九州・山口の解剖学者、医師、歯科医師グループ/東映/ウエスト/フォレストアート
総合企画・運営:マクローズ
新・人体の不思議展 名古屋展
2003年7月5日~8月31日 ナディアパーク国際デザインセンター
主催 : 人体の不思議展監修委員会 /中日新聞社/東海テレビ放送/東海ラジオ放送
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/愛知県教育委員会/名古屋市教育委員会/愛知県医師会/愛知県歯科医師会/名古屋市医師会/名古屋市歯科医師会/愛知県看護協会/国際デザインセンター/
人体の不思議展 東京展
2003年9月6日~12月28日 2004年2月1日まで延長 東京国際フォーラム
主催 : 人体の不思議展実行委員会 /日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/東京都/東京都教育委員会
監修 : 人体の不思議展監修委員会
問い合せ:人体の不思議展事務局 TEL 03 (5427) 6228
会場問い合せ先 TEL 03 (3217) 4555 (開催期間中)
2004年
人体の不思議展 札幌展
2004年4月24日~6月27日 札幌メディアパーク・スピカ
主催 : STV札幌テレビ放送/人体の不思議展監修委員会 /日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/北海道/札幌市/北海道教育委員会/札幌市教育委員会/北海道医師会/札幌市医師会/北海道歯科医師会/札幌歯科医師会/北海道看護協会
総合企画・運営:マクローズ
監修 : 人体の不思議展監修委員会
問合わせ:人体の不思議展札幌事務局 011-280-7837
人体の不思議展 浜松展
2004年7月17日~8月31日 浜松科学館
主催 : 人体の不思議展実行委員会 /浜松市/浜松市教育委員会/静岡新聞社/静岡放送
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/浜松医科大学/浜松市医師会/浜松市歯科医師会/浜松市薬剤師会
監修 : 人体の不思議展監修委員会
主管 : 浜松科学館
問合わせ:053-454-0178
人体の不思議展 東京展
2004年9月4日~2005年1月16日 2月28日まで延長 東京国際フォーラム
主催 : 人体の不思議展実行委員会
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/東京都/東京都教育委員会
監修 : 人体の不思議展監修委員会
技術協力:株式会社東京国際フォーラム
総合企画・運営:マクローズ
問合わせ : 人体の不思議展実行委員会 事務局 TEL 03-5427-6226
会場問合せ先:TEL 03-8212-0000
2005年
人体の不思議展 京都展
2005年4月2日~5月22日 京都文化博物館
主催 : 人体の不思議展実行委員会 /京都文化博物館/京都新聞社/日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/京都府/京都市/京都府教育委員会/京都市教育委員会/京都府歯科医師会/京都府看護協会/平安建都1200年記念協会/NHK京都放送局/KBS京都/エフエム京都
監修 : 人体の不思議展監修委員会
総合企画・運営:マクローズ
問合せ先 : 人体の不思議展会場事務局 TEL 075-229-0280 (開催期間中)
人体の不思議展実行委員会 事務局 TEL 03-5439-4590
人体の不思議展 金沢展
2005年7月15日~8月14日 金沢21世紀美術館市民ギャラリー
主催 : 北國新聞社、富山新聞社、人体の不思議展監修委員会
後援 : 日本赤十字社、日本医学会、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本看護協会、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、石川県医師会、金沢市医師会、テレビ金沢、北陸放送、エフエム石川、ラジオかなざわ、こまつ・ななお、金沢ケーブルテレビネット
問い合わせ:北國新聞社事業局 076-260-3581
人体の不思議展 新潟展
2005年7月23日~9月25日 新潟県民会館
主催 : TeNYテレビ新潟/日本アナトミー研究所
後援 : 日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/新潟県/新潟県教育委員会/新潟市/新潟市教育委員会/新潟県医師会/新潟県歯科医師会/新潟市医師会/新潟市歯科医師会/新潟県看護協会/新潟日報社/エフエムラジオ新潟
協力 : JR東日本新潟支社
監修 : 人体の不思議展監修委員会
総合企画・運営:マクローズ
問合わせ : 人体の不思議展会場事務局 025-226-7366 (開催期間中)
人体の不思議展新潟事務局 025-283-8180
人体の不思議展 岡山展
2005年12月8日ー2006年1月11日 コンベックス岡山
主催 : 山陽新聞社/日本アナトミー研究所
後援 : 岡山市/岡山大学/日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/岡山県医師会/岡山県歯科医師会/岡山市医師会/岡山市歯科医師会/岡山県看護協会/岡山県社会福祉協議会/岡山県病院協会/NHK岡山放送局/山陽放送/岡山放送/テレビせとうち/Oniビジョン/岡山エフエム放送/岡山シティエフエム
監修 : 人体の不思議展監修委員会
総合企画・運営:マクローズ
問合せ先:人体の不思議展岡山事務局(山陽新聞社事務局内)TEL:086-233-2300
人体の不思議展 郡山展
2005年12月15日ー2006年1月22日 ビッグパレットふくしま
主催 : 人体の不思議展郡山実行委員会/こおりやま東都学園/日本アナトミー研究所
共催 : 福島民報社/福島テレビ
後援 : 福島県/福島県教育委員会/日本赤十字社/日本医学会/日本医師会など
2006年
人体の不思議展 横浜展
2006年3月18日~6月18日 横浜産貿ホール
主催 : 人体の不思議展実行委員会 (人体の不思議展監修委員会 /日本アナトミー研究所 /読売新聞東京本社)
後援 : 横浜市/日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/神奈川県医師会/神奈川県歯科医師会/横浜市医師会/横浜市歯科医師会/神奈川県看護協会
総合企画・運営:マクローズ
「人体の不思議展」会場事務局 TEL:045-210-0122
人体の不思議展 仙台展
2006年7月1日~8月27日 自然史博物館
主催 : 河北新報社/TBC東北放送/(財)斎藤報恩会/日本アナトミー研究所
後援 : 宮城県/仙台市/日本赤十字社/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/日本看護協会/宮城教育委員会/仙台市教育委員会/宮城県医師会/宮城県歯科医師会/仙台市医師会/仙台歯科医師会/宮城県看護協会
協力 : JR東日本 仙台支社/キョードー東北
監修 : 人体の不思議展監修委員会
総合運企画・運営:マクローズ
事務局:人体の不思議展仙台事務局 022-227-0793
人体の不思議展 人体の不思議展 神戸展
2006年12月1日~2007年1月14日 神戸サンポーホール
主催 : 神戸新聞社/日本アナトミー研究所
後援 : 兵庫県/神戸市/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/兵庫県教育委員会/神戸市教育委員会/兵庫県医師会/兵庫県歯科医師会/兵庫県看護協会/神戸市医師会/神戸市歯科医師会/兵庫県鍼灸師会/サンテレビジョン/ラジオ関西/KissFM KOBE
監修 : 人体の不思議展監修委員会
総合運営・企画:マクローズ
問合わせ : 人体の不思議展会場事務局 TEL 078-265-1456 (開催期間中)
人体の不思議展神戸開催事務局 TEL 06-6372-5268
人体の不思議展 人体の不思議展 埼玉展
2006年11月23日~2007年2月4日 さいたまスーパーアリーナ
主催 : 人体の不思議展実行委員会
後援 : 埼玉県/さいたま市/日本医学会/日本医師会/日本歯科医学会/日本歯科医師会/埼玉県教育委員会/埼玉県医師会/埼玉県歯科医師会/大宮医師会/さいたま市与野医師会/浦和医師会/岩槻医師会/さいたま市歯科医師会/(財)埼玉県体育協会/テレ玉/FM NACK5/(社)さいたま観光コンベンションビューロー/さいたま商工会議所
監修 : 人体の不思議展監修委員会
特別協力 : さいたまスーパーアリーナ
協力 : キョードー横浜
総合運営・企画 : マクローズ
問合わせ : 人体の不思議展会場事務局 TEL 048-600-2777 (開催期間中)人体の不思議展実行委員会事務局 TEL 03-5805-1086
2007年
人体の不思議展 高知展
2007年1月20日~2007年3月11日 高知県立美術館
主催 : 高知新聞社、RKC高知放送、日本アナトミー研究所
後援 : 日本医師会、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本理学療法士協会、高知県、高知市、高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知県医師会、高知市医師会、高知県歯科医師会、高知市歯科医師会、高知県看護協会、高知県薬剤師会、高知県臨床検査技師会、高知県放射線技師会、高知県歯科衛生士会、高知県理学療法士会、高知県作業療法士会、高知県言語聴覚士会、高知県鍼灸師会、高知県柔道整復師会、高知県栄養士会、高知県市町村教育委員会連合会、高知県社会福祉協議会、高知市社会福祉協議会、高知県老人クラブ連合会、高知県小中学校PTA連合会、高知県小中学校長会、高知県保育所経営管理協議会、高知県国公立幼稚園会、エフエム高知、NHK高知放送局、連合高知、高知県連合婦人会、高新会、高知リハビリテーション学院(順不同)
【問い合わせ】高知新聞企業事業企画部(088・825・4328)
新・人体の不思議展 札幌展
2007年4月28日~7月1日 札幌メディアパーク・スピカ
主催 : 新・人体の不思議展実行委員会 (STV札幌テレビ放送/イノバンス )
後援 : 北海道/札幌市/北海道教育委員会/札幌市教育委員会/北海道医師会/ 札幌市医師会/北海道歯科医師会/札幌歯科医師会/北海道看護協会/ 北海道理学療法士会/北海道作業療法士会/北海道鍼灸師会/北海道柔道整復師会 (順不同)
協力 : STVラジオ
総合運営・企画:マクローズ
問合せ先:スピカインフォメーション (TEL)011-280-7836
開催期間中の問い合わせ先 (TEL)011-280-7817
人体の不思議展 長野展
2007年5月26日~7月22日 長野県信濃美術館
主催 : NBS長野放送/信濃毎日新聞社/キョードー北陸
後援 : 長野県/長野県教育委員会/長野市/長野市教育委員会/長野県医師会/長野県歯科医師会/長野市医師会/長野市歯科医師会/長野県看護協会/長野商工会議所/長野柔道整復師会/長野県薬剤師会/長野県栄養士会/長野県臨床衛生検査技師会/長野県歯科衛生士会/長野県はり灸マッサージ師会/善光寺/(財)ながの観光コンベンションビューロー/JR東日本長野支社/ FM長野
協力 : 信州大学医学部/長野県信濃美術館
問い合わせ:会場事務局 028-231-5022 (開催期間中)/人体の不思議展長野事務局(長野放送事務局内)TEL026-227-3500
人体の不思議展 大分展
2007年7月12日~8月19日 大分県立芸術会館
主催 : 大分合同新聞社/イノバンス
共催:大分県/大分県教育委員会/大分県立芸術会館
後援 : 大分市/大分市教育委員会/大分大学/大分県立看護科学大学/大分県医師会/大分市医師会/大分県歯科医師会/大分市歯科医師会/大分県看護協会/大分県薬剤師会/大分市薬剤師会/大分県臨床衛生検査技師会/大分県理学療法士協会/大分県作業療法協会/大分県歯科技工士会/大分県歯科衛生士会/大分県柔道整復師会/大分県鍼灸マッサージ師会/大分県言語聴覚士会/大分県栄養士会/大分県社会福祉協議会/生活協同組合コープおおいた/NHK大分放送局/OBS大分放送/TOSテレビ大分/OAB大分朝日放送/エフエム大分/大分ケーブルテレコム(順不同)
協力 : JR九州大分支社
綜合運営・企画:マクローズ
問合わせ : (TEL)097-538-9647(開催前)
(TEL)097-551-4041(開催後)
人体の不思議展 富山展
2007年7月27日~9月2日 富山市民プラザ
主催 : 富山新聞社/北國新聞社
後援 : 富山県/富山市/富山県教育委員会/富山市教育委員会/日本赤十字社富山県支部/富山県医師会/富山市医師会/富山県歯科医師会/富山市歯科医師会/富山県看護協会/富山県薬剤師会/富山県薬業連合会/富山県臨床衛生検査技師会/富山県歯科衛生士会/富山県理学療法士会/富山県作業療法士会/富山県言語聴覚士協会/富山県鍼灸マッサージ師会/富山県柔道整復師会/富山県市町村教育委員会連合会/富山県社会福祉協議会/富山市社会福祉協議会/富山県老人クラブ連合会/富山県PTA連合会/富山県保育連絡協議会/富山県国公立幼稚園長会/富山県婦人会/北日本放送/ラジオたかおか(順不同)
問合わせ:富山新聞社営業事務局(TEL)076-491-8126
人体の不思議展 大阪展
2007年9月1日~12月2日 2008年2月3日に延長 新梅田シティミュージアム
主催 : 毎日放送 →人体の不思議展実行委員会
後援 : 大阪府 /大阪府教育委員会 /大阪市教育委員会 /大阪府医師会 /大阪府歯科医師会 /大阪府看護協会 /大阪府理学療法士会 /大阪府作業療法士会/大阪府歯科衛生士会 /大阪府鍼灸師会/大阪府柔道整復師会/FM802
協力 : 積水ハウス梅田オペレーション株式会社
綜合運営・企画:マクローズ
問合わせ : 大阪事務局06-6372-5335
会場事務局 06-6440-3700
2008年
人体の不思議展 愛媛展
2008年4月5日~5月18日 愛媛県美術館
主催 : 愛媛朝日テレビ
後援 : 愛媛県/松山市/愛媛県教育委員会/松山市教育委員会/愛媛県医師会/松山市医師会/愛媛県歯科医師会/ 松山市歯科医師会/愛媛県看護協会/愛媛県歯科衛生士会/愛媛県理学療法士会/愛媛県作業療法士会/ 愛媛県接骨師会/愛媛県鍼灸師会/松山商工会議所/松山観光コンベンション協会/愛媛県社会福祉協議会愛媛県老人クラブ連合会/愛媛新聞社/朝日新聞松山総局/えひめリビング新聞社/日刊スポーツ新聞社/ 南海放送/テレビ愛媛/あいテレビ/FM愛媛/愛媛CATV/愛媛県朝日会
問合わせ : 人体の不思議展愛媛事務局 (3/1~ 月~金10:00~18:00) (TEL)089-946-2888、(FAX)089-946-9618
人体の不思議展会場事務局 (開催期間中)(TEL)089-915-6166、(FAX)089-915-6176
人体の不思議展 青森展
2008年5月24日~7月21日 青森県立美術館
主催 : 人体の不思議展実行委員会 (東奥日報社/青森放送)
後援 : 青森県/青森市/弘前大学 /青森県教育委員会/青森市教育委員会/青森県立保健大学/青森県医師会/青森県歯科医師会/青森県柔道整復師会/青森県放射線技師会/青森県看護協会/青森県臨床衛生検査技師会/青森県薬剤師会 青森県予防医学協会/青森県総合検診センター/青森県理学療法士会(順不同)
総合運営・企画:人体の不思議展実行委員会 /マクローズ
問い合わせ :
人体の不思議展事務局 (TEL)017-742-9300、(FAX)017-743-2212
人体の不思議展会場事務局(開催期間中) (TEL)017-783-3751、(FAX)017-783-3752
人体の不思議展 盛岡展
2008年7月12日~8月31日 岩手県民会館
主催 : テレビ岩手
後援 : 岩手県教育委員会/盛岡市/ 盛岡市教育委員会/(社)岩手県医師会/(社)岩手県歯科医師会/(社)盛岡市医師会/(社)盛岡市歯科医師会/(社)岩手県看護協会/(財)岩手県予防医学協会/(社)岩手県薬剤師会/(社)岩手県臨床衛生検査技師会/(社)岩手県柔道整復師会/(社)岩手県鍼灸按摩マッサージ指圧師会/(社)岩手県歯科衛生士会/(社)岩手県歯科技巧士会/(社)岩手県栄養士会/(社)岩手県作業療法士会/(社)岩手県理学療法士会/(社)岩手県理学療法士会/岩手日報社/読売新聞盛岡支局/エフエム岩手
総合運営・企画:キョードー東北/マクローズ
問合わせ : 人体の不思議展岩手事務局 [テレビ岩手内設置] (TEL)019-624-1188
人体の不思議展会場事務局 (開催期間中) (TEL)019-652-0086
人体の不思議展 川崎展
2008年10月25日~2009月3月1日 川崎ルフロン
主催:人体の不思議展実行委員会
総合運営・企画:マクローズ
問い合せ : 会場事務局 TEL 044-230-1600 (開催期間中)
人体の不思議展事務局 TEL 03-6809-4809
2009年
人体の不思議展 沖縄展
2009年3.20日~5月17日 沖縄県立博物館・美術館
主催 : 人体の不思議展実行委員会 (琉球新報社/沖縄テレビ放送)
後援 : 沖縄県/沖縄県教育委員会 /那覇市 /那覇市教育委員会 /沖縄都市モノレール/ラジオ沖縄/エフエム沖縄/週刊レキオ
総合運営・企画:マクローズ
問合わせ : 沖縄事務局 TEL 098-865-5522
会場事務局 TEL 098-860-8101 (開催期間中)
人体の不思議展 静岡展
2009年6月11日~8月31日 ツインメッセ静岡
主催 : 人体の不思議展実行委員会
静岡事務局 03-5444-2010
会場事務局 (開催期間中) 054-283-1601
人体の不思議展 松江展
2009年7月25日~9月27日 くにびきメッセ
主催 : 人体の不思議展実行委員会 (山陰中央新報社、エム・ディー・ソフトハウス)
特別協力 : 松江遊技業防犯協力会/株式会社バリューエージェンシー/株式会社豊洋
問い合せ : 島根事務局:0852-24-6008 (7月24日まで)
会場事務局:0852-60-0355 (7月25日以降・開催期間中)
人体の不思議展 名古屋展
2009年11月14日~2010年1月11日 愛知県産業労働センター
問合わせ : 人体の不思議展事務局 03-5444-2010
人体の不思議展会場事務局 052-589-8050(開催期間中)
2010年
人体の不思議展 熊本展
2010年1月23日~3月28日 熊本県立美術館
主催:人体の不思議展実行委員会 (KAB熊本朝日放送/人体の不思議展事務局)
人体の不思議展熊本事務局 (TEL)096-359-8550
人体の不思議展会場事務局 (TEL)096-312-0228
人体の不思議展 山口展
2010年4月4日(日)~2010年5月12日(水) 海峡メッセ下関 1F展示見本市会場
主催:人体の不思議展実行委員会
人体の不思議展山口事務局 (TEL)092-711-5505
人体の不思議展会場事務局(開催期間中) (TEL)083-232-5030
新・人体の不思議展 新潟展
2010年7月17日(土)~ 2010年9月26日(日) 新潟県民会館 3Fギャラリー
主催:人体の不思議展実行委員会 (TeNYテレビ新潟/人体の不思議展事務局)
後援:新潟日報社 /読売新聞新潟支局/エムエムラジオ新潟/FMPORT 79.0
人体の不思議展新潟事務局 (TEL)025-283-8300
人体の不思議展会場事務局(開催期間中) (TEL)025-283-8300
人体の不思議展 金沢展
2010年8月13日(金)~ 2010年9月12日(日) 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA
主催:人体の不思議展実行委員会 (北國新聞社/人体の不思議展事務局)
人体の不思議展 金沢事務局 (TEL)076-223-0512
人体の不思議展 京都展
2010年12月4日(土)~2011年1月23日(日) 京都市勧業館みやこめっせ地下一階第1展示場
主催:人体の不思議展実行委員会
人体の不思議展京都展事務局 (TEL) 06-6372-5337
人体の不思議展会場事務局(開催期間中のみ) (TEL) 075-761-7230
人体の不思議展の図録の出版状況
ハーゲンス時代
1996年版
人体の不思議展 からだ=未知なる小宇宙
責任表示: 人体の不思議展監修委員会/監修;出版者: ワイプ;出版年: c1996;形態 : 112p/29cm
1997年版
人体の不思議展2 からだ=未知なる小宇宙
責任表示:人体の不思議展監修委員会/監修;出版地:東京;出版者:ワイプ;出版年:c1997;形態:164p/29cm
『新・人体の不思議展』以降
2002年版
新・人体の不思議展:からだ=未知なる小宇宙
責任表示: 新・人体の不思議展監修委員会/監修;
出版地: 東京;
出版者: タクトマーケティング;
出版年: 2002;
形態: 190p/29cm;
一般注記: 出版年:著作権表示年;
定価: ¥2000
2003年版
人体の不思議展 Jintai plastomic
Mysteries of the human body
責任表示:人体の不思議展監修委員会/監修;
出版地: 東京;
出版者: タクトマーケティング;
出版年: 2003;
形態: 174p/29cm;
一般注記: 主催:人体の不思議展実行委員会/日本アナトミー研究所;
定価:2381
2004年版
人体の不思議展 Mysteries of the human body
責任表示: 加藤征/執筆・監修;
出版地: 東京;
出版者: メディ・イシュ;
出版年 :[2004];
形態:192p/29cm;
一般注記: 監修:人体の不思議展監修委員会
2005年版
図録・人体の不思議展
ZUROKU: Mysteries of the human body
監修:人体の不思議展監修委員会;
サイズ:28.4 x 22 x 2174ページ;出版社::(有) インサイト;発売元:丸善;発売日:2005年10月;ページ数/版型:174p/28.4 x 22 x 2 cm;ISBN-10: 4-9902756-1-6;ISBN-13: 978-4-9902756-1-7
現行版 (?)
人体の不思議展 特別編集版
JINTAI: Mysteries of the human body
エム・ディー・ソフトハウスの2009年6月24日掲載終了の求人情報より
リクナビNEXT . 『株式会社エム・ディー・ソフトハウス』 , 2009年. (2009年6月29日以降に削除、現在は企業概要のみ表示)
脚註:
^
週刊現代 . 『養老孟司「『人体の不思議展』という“バカの壁”」』, 2006年5月22日発売.; 要約:Hagex-day.info. 『読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催』 , 2006.6.1.
・1998年にハーゲンス博士が安宅氏を訴える。その原因は、興行収入に何パーセントかは博士にいく契約だったが、その契約不履行のため。
・そのトラブル時に養老氏が博士と安宅氏がの仲裁をする。しかし、ハーゲンス博士と安宅氏の関係は冷め、1999年2月に「不思議展」は終了。標本はすべてハーゲンス博士の元に返却される
^
本エントリー末の人体の不思議展の主催・後援団体一覧 を参照のこと。
^
2006年版以降の図録、CD-ROM、DVD等はアマゾン等のサイトでは売られてなく、人体の不思議展のウェブサイトで販売されているのみのため、それらの詳細は不明である。
^
2003年10月4日付朝日新聞朝刊第3社会面「日本の標本展に中国人らが反発 中国から献体 死者への侮辱」
^
週刊現代 . 『養老孟司「『人体の不思議展』という“バカの壁”」』, 2006年6月3日号.; 要約:Hagex-day.info. 『読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催』 , 2006.6.1.
週刊現代 . 『"本家"ドイツの解剖学者がメッタ斬り「日本の『人体の不思議展』は卑劣なパクリだ!」』, 2006年6月17号.; 要約:Hagex-day.info. 『海賊版人体の不思議展(続報) 』 , 2006.6.8.
^
小林拓矢、片岡伸行. 『死体標本はどこから来たのか』 . 週刊金曜日 2006年9月15日号.
^
人体の不思議展に疑問をもつ会. 『資料(質問状・回答文』 .
^
山頭火つれづれ四方館日記. 『それは死の前のてふてふの舞』 , 2005.2.11.
「人体の不思議展」HPを閲覧しても、主催-人体の不思議展実行委員会とあり、総合企画・運営のマクローズ社なるものも実態は詳らかでない。販売出版物の連絡先となっている㈱日本アナトミー研究所もこれまた実態が明らかでない。
^
okeydokey. 『人体の不思議展』 , 2003.9.19. [魚拓]
^
小林拓矢、片岡伸行. 『死体標本はどこから来たのか』 . 週刊金曜日 2006年9月15日号.
これらの疑問についてただすため、仙台での主催団体の一つ財団法人・斎藤報恩会に取材すると「場所を貸しているだけ」、TBC東北放送も「詳しいことは知らない」と話し、会場事務局は「ここでは事務的なことしか答えられない。詳しいことは東京の会社やキョードー東北に聞いてほしい」と、まさにたらい回しの対応である。
事務局に言われたとおりキョードー東北に聞くと、「日本アナトミー研究所については答えられない。PR関係以外の取材はお断りします」と、にべもなく断られた。取材日にはちょうど入場者5万人突破のセレモニーが行われたが、会場の様子を撮影することさえ許されなかった。...
日本アナトミー研究所に電話で取材を申し入れたが、担当者から「質問書を出してくれれば回答する」との返答を得た。そこで本誌は、これまで指摘してきた疑問点を中心に24項目にわたる質問書を郵送したが、約一週間後、同研究所から「社内で検討した結果、お答えしないことに致しました」との文書が一枚送られてきた。なぜ「お答えしない」のかの理由もない。
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小林拓矢、片岡伸行. 『死体標本はどこから来たのか』 . 週刊金曜日 2006年9月15日号.
本誌の調査で、「株式会社日本アナトミー研究所」について断片的ながら次のようなことが判明した。
場所は東京都文京区湯島。代表者の北村勝美氏は、東京都港区麻布にあるテレビ番組企画制作の「(株)インプットビジョン」の代表取締役社長を兼任している。同社は情報・ドキュメンタリー番組を主として制作。日本アナトミー研究所との関係については不明だ。
日本アナトミー研究所の所在地には「人体の不思議展」の写真図版を作成している「(株)メディ・イシュ」社があり、電話番号も数字が近い。ここの代表者も北村氏である。
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AllAbout. 『「新・人体の不思議展」取材記事 え!?本物の内臓や脳に触れるの!?』 , 2002年 08月 21日.
今回、主催者である日本アナトミー研究所の漆畑様にいろいろとお話を伺うことができました。
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Yomiuri Online. (中学生記者) 『本物の人体から標本』 , 2004年01月21日 .
同研究所の漆畑光裕(うるしばたみつひろ)さんは「自分の体のしくみなどを知ることで、病気になった時、医師と対等に話ができるようになってほしい」と話していました。
^
okeydokey. 『人体の不思議展』 , 2003.9.19. (コメント欄) [魚拓]
さらに「漆畑光裕」でググると、(株)インプットビジョン http://www.inputvision.co.jp/staff.html なる会社が出てきます。開くとスタッフ紹介という頁が表示され、一番下の中央に、漆畑光裕の名が見られ、写真を見ると、ホワイトボードの行先にアナトミー研究所の文字が…。
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週刊現代 . 『養老孟司「『人体の不思議展』という“バカの壁”」』, 2006年5月22日発売.; 要約:Hagex-day.info. 『読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催』 , 2006.6.1.
・私が主催した、日本で最初の不思議展に安宅克洋(あたかつたかひろ)氏が見に来る。人体の不思議展が金になると思い、ドイツへ飛んでハーゲンス博士と話をつけ、その後、日本で再び人体の不思議展を開催する
・安宅克洋は日本アナトミー研究所のスタッフであり、現在開催されている不思議展の中心人物
・安宅氏が主催する不思議展の時、養老氏に監修委員になるように依頼される。が、強引なやり方に不信感を抱く
・1998年にハーゲンス博士が安宅氏を訴える。その原因は、興行収入に何パーセントかは博士にいく契約だったが、その契約不履行のため。
・そのトラブル時に養老氏が博士と安宅氏がの仲裁をする。しかし、ハーゲンス博士と安宅氏の関係は冷め、1999年2月に「不思議展」は終了。標本はすべてハーゲンス博士の元に返却される
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修平のひとりごと. 『またひとつ、悲報が…』 , 2008.2.22.
IABは1970年代に安宅さんが社長を務めていたプロモーター、いわゆる外タレ(外国人タレント)の呼び屋の社名。後にマジェスティミュージックと改称した。
^
宇屋 貴. 『『腐らせない!』~遺体保存を垣間見る~』 , 2004-05.
☆多大なるご協力をいただいた方々 臨床医学オントロジー研究会 安宅克洋 様
^
修平のひとりごと. 『「お別れの会」に出席した』 , 2008.2.29. [魚拓]
^
Hagex-day.info. 『読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催』 , 2006.6.1.
また、「jintai.co.jp」でドメイン主を調べてみると「株式会社マクローズ」という会社が引っかかり、そのままサーチエンジンにかけると、イベントプロダクションが引っかかるのみ。しかもちょっと前まで、「人体の不思議展」自体が独自ドメインで運営されておらず(http://www7.ocn.ne.jp/~karada/ だ)、日本の運営・企画団体もかなり怪しい感じがする。
^
風のまにまに (by ironsand). 『違法状態の人体の不思議展サイト』 , 2006.10.7.
(株)マクローズ Macrocosm Co,.LTD.という表記も。jintai.co.jpのドメインの登録はマクローズが行っている「。登録担当者はマクローズの佐藤雄大(yuta)氏。佐藤氏のメールアドレスはマクローズの前身のマリブインターナショナルを反映してかmalibu-net.co.jpとなっている。
malibu-net.co.jpのドメインの登録は株式会社マリブ。登録担当者は山道良生氏。
^
末長恵子 『「人体の不思議展」の倫理的問題点について』 , 人体の不思議展に疑問をもつ会 . (PDF)
仲宇佐ゆり「マーケテイングの達人」(『週刊東洋経済』2004年10月㍊日号,p68)によると.1994~95年にかけて150日間開催された東京展に75万人が来場し,売上約8億円,利益約1億円を計上したという.(株)マクローズは,ゴルフ場開発や
イベントの企画運営を業務としていて,医学研究との接点はない.
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ZAKZAK . 『“人体の標本”に群ギャル不思議…「触感」が人気』 , 2004-1-31. [阿修羅]
ギャルにタッチされ、奇妙なポーズの主は一体、何者なのか。展示会のプロデューサー、山道良生さんは「プライバシーの問題で私たちも生前の状況を知ることはできないが、全員中国人です」と話す。
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学報NITTAIDAI 第10号 (2005年春). 『山道良生さん:人体標本を通して「人間とは」「身体とは」「健康とは」を実感してください。』 . (日本体育大学). (PDF)
P R O F I L E ●やまみち・りょうせい●
1970年東京都生まれ。
小学校からラグビーを始め、柏日体高等学校でもラグビー部。88年4月健康学科入学。92年3月同学科卒業後、他社で勤め、95年(株)マクローズ[前(株)マリブインターナショナル]に入社。04年6月、同社代表取締役に就任、現在に至る。98年イタリア「ポンペイ展」を東京・大阪で企画・開催。02年から「人体の不思議展」の総合企画・運営として、年間約4会場を廻る現在の形態の展示を始める。05年は、東京の次は4月から京都、夏には新潟と開催が決定しており、金沢でも予定されている。
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非理法権天. 『「人体の不思議展」こと「死体展」を即刻止めろ!(名古屋21年11/15) 』 , 2009/11/16 08:46.
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FM NORTH WAVE モースコブログ. 『5月14日(月)今日のトピックス プレゼントもありますよ♪』 , 2007.5.14.
8:15~【GROBAL SCOPE】
今日は7/1まで「札幌メディアパークスピカ」で開催中の『新・人体の不思議展』をご紹介。企画・運営をしているマクローズの山西美緒さんにお越しいただき、お話を伺いますよ。お楽しみに
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山陰中央日報. 『人体の不思議展が来場者2万人突破』 , 09/08/13. [魚拓]
同展事務局の山西美緒さんから記念のパンフレットなど4点を受け取った三原君は「うれしい。人体のことをまとめて自由研究に役立てたい」と話し、真剣な表情で展示の標本に見入り、説明文をメモに書き写していた。
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小林拓矢、片岡伸行. 『死体を商品化、メディアと医学界の倫理を問う----いかがわしい主催者と〝献体〟の出所』 . 週刊金曜日 2008年1月18日号.
札幌展(2007年4月28日~7月1日)より、新しく「イノバンス」が主催となったが、所在する東京都港区芝のビルの同じフロアにはそれまでの主催者「日本アナトミー研究所」がある(文京区から移転)。イノバンスの代表取締役は安宅克洋氏。同氏は日本アナトミー研究所のスタッフだった。研究所の母体だった「メディ・イシュ」は業務を縮小し、同じく港区芝に移転している。
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2ちゃんねる. 『2008年沖縄県議会選挙』 (コメント4), 2008.5.4 5:27.
4 :無党派さん[]:2008/05/04(日) 05:27:56 ID:HkiQh45I
人体の不思議展の公式ページを見る→運営団体の情報が無いに等しい→ページ下に「Inovance Co.,ltd」を発見→ 株式会社イノバンスをgoogleで発見→ 代表取締役の名前でgoogle検索→このイベントは黒確定
^ 最相葉月. 『人体の不思議展の傲慢』 . 最相葉月のなんでやねん日記 , 2003年10月4日.
昨年、大阪会場での人体展を見た私は、大阪市立大学の土屋貴志氏の協力を得て上に言及した雑誌(サンデー毎日)の記事を書いたとき、事務局の安宅克洋氏から、承諾書は献体であり、確かに今回のような展示を想定したものではないことは確認し記事化しています。にもかかわらず、人体展はその後も地方を回り、このたび東京展が大々的な広告展開をして開催されました。
サンデー毎日の記事:最相葉月. 『死体の気持ちになってみろ』. サンデー毎日 , 2002.; 『あのころの未来』 (新潮社 2005/08).
^ ABC News 20/20 . "20/20: Human Bodies On Display - But Where Did They Come From? , 2/15/08.
ABCニュース20/20 , 『展示される人体:しかし彼等はどこから来たのか?』, 2008年2月15日 [全訳]
Reporter: Our investigation found, the container of plastinated bodies have been sent to the US from China through the port of Los Angeles.
And Shipping documents obtained by "20/20" show how suppliers for Premier Exhibitions avoid the laws relating to human remains. By declaring the human bodies as plastic models, plastic models for medical teaching.
Reporter: We showed the documents to the chairman of the Premier Exhibitions.
Geller: It's right.
Ross: Do you think that's accurate?
Geller: Technically, it's accurate, of course.
Ross: A plastic model for medical teaching?
Geller: You know, I can't debate it with you over and over again. I mean you say it's entertainment.
Ross: You think that's accurate.
Geller: I've given you my statement. I think they are plastic models practically.
中国からのプラスティネーション人体のコンテナがロサンゼルス港から米国に入って来る事を我々の調査はまた突き止めた。
『20/20』が入手した発送記録では、プレミア・エキシビション社の取引先が、人間の死体に関する法律をいかにくぐり抜けていたかを見る事が出来る。人体をプラスチック模型と申告する事で。
我々はその書類をプレミア・エキシビション社の代表に見せた。
ゲラー:この通りです。
ロス記者:この記述を正確だと思いますか?
ゲラー:もちろん実用的には正確です。
ロス記者:医学教育用のプラスチック模型ですか?
ゲラー:同じ事を何度も議論するつもりはありません。私の考えは既に言いました。
ロス記者:この記述は正確だという事ですね?
ゲラー:実用的にはプラスチック模型だと思います。
^ 宇屋 貴. 『『腐らせない!』~遺体保存を垣間見る~』 , 2008年6月6日.
最近、日本でも毎年好評で全国で定期的に開催されている「人体の不思議展」。並んでいる人体標本の全てが本物だという。ここにあるのが、「プラストミック標本」。2005年4月2日から5月22日まで京都文化博物館で行われた「人体の不思議展」を取材し、関係者に話を伺うことができた。...
「人体の不思議展」で展示されている標本は主に中国で造られている。...
中国でプラストミックをされる場合は赤十字を通じて事前に献体の意志が確認された者のみが標本にされる。
☆多大なるご協力をいただいた方々
臨床医学オントロジー研究会 安宅克洋 様
株式会社マクローズ 山道良生 様
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" Nouvelobs.com/AFP. 'La justice confirme l'interdiction de l'exposition anatomique "Our Body"'. . Nouvelobs.com , 30.04.2009; 13:18. [魚拓]
ヌーヴェル・オブセルヴァトゥール/AFP通信.『解剖学的展示会「Our Body展」の禁止を法廷が確認 』. ヌーヴェル・オブセルヴァトゥール , 2009年4月30日 [全訳] Alors qu'en première instance le juge des référés avait motivé son interdiction par le manque de décence de l'exposition, le premier président de la cour d'appel, Jean-Claude Magendie, s'est appuyé sur le doute entourant l'origine des corps. "La société Encore Events (organisatrice de l'exposition, ndlr) ne rapporte pas la preuve, qui lui incombe, de l'origine licite et non frauduleuse des corps litigieux et de l'existence de consentements autorisés", est-il indiqué dans la décision de la cour d'appel.
最初の審査プロセスでは良識の欠如が禁止処置の理由とされ、控訴院のジャン=クロード・マジャンジー裁判長は人体の出所に付きまとう疑惑に言及した。「アンコールイベンツ (展示主催者) にとって義務である、人体が合法的な出所でそこに偽装がなく認可された同意書が存在するとの証明を怠った」。
Verney-Caillat. "L'exposition de cadavres « Our Body » interdite en appel". . Rue89 , 30/04/2009; 12:55. [魚拓]
ヴァーニ=カイラ.『死体展示会「Our Body展」に禁止命令 』. Rue89 , 2009年4月30日 [全訳]
L'organisateur n'a pas su produire devant la cour de documents assurant que les corps avaient été donnés avec un libre consentement. Les documents montrés provenant de l'Anatomical Sciences and Technologies Fundation basée Hongkong qui fournit les corps n'ont pas permis à la justice de déduire que les personnes avaient donné leur corps à la science.
そのプロモーターには、人体が同意を得たという証明書類を作成する方法がなかった。人体を供給している香港の解剖科技基金会から見せられた書類は、人々が研究目的に献体したと法廷がみなせるような代物ではなかったからである。
^ Verney-Caillat. "L'exposition de cadavres « Our Body » interdite en appel". . Rue89 , 30/04/2009; 12:55. [魚拓]
ヴァーニ=カイラ.『死体展示会「Our Body展」に禁止命令 』. Rue89 , 2009年4月30日 [全訳]
Pierre Le Coz, vice-président du Comité consultatif national d'éthique, explique : « Sur 39 membres du comité d'éthique, seuls deux ont estimé qu'il n'y avait rien de répréhensible, les autres ont jugé que la visée scientifique de l'exposition n'était pas suffisante, qu'il n'y avait pas d'autre sens que de flatter le voyeurisme. C'est abject ! Un corps peut être utilisé après sa mort seulement à des visées scientifiques, même si les personnes sont consentantes. Qu'est-ce que ça veut dire le consentement d'un Chinois quand on connaît le respect des droits de l'homme dans ce pays ? On n'aurait jamais fait cela avec des Français. ».
国家倫理諮問委員会のピエール・ル・コズ副委員長は説明する:
「倫理委員会の39人のメンバーのうちたった2名が非難される事はないとし、その他残りは学術的展示会という説明は不適切との判断を下し、それが覗き部屋以外の何物でもないとした。それは卑俗である。たとえ同意が存在したとしても、個人の死後にその肉体は学術目的のみに利用されるものである。中国の人権状況において中国人の同意が何を意味するのか? これはフランスではあり得ない。」
この主張は労改基金会の呉弘達氏のコラムで説明されている:
呉弘達. 『中共利用死囚死体制作塑化人体標本』 . 看中国 , 2008年2月15日. [魚拓]
呉弘達. 『中共はプラスティネーション人体標本制作に死刑囚を利用』. Observe China , 2008年2月15日. [全訳]
紐倫堡大審判処了二十三名徳国医生,其中七名死刑。徳国医生在法庭上弁解説,"這不僅是戦争的需要,每個猶太人都簽了自願書才来実験室的"。来自美国的法官回答很簡単,"這些人在那種状態下已失去簽署任何文件的能力了。"
ニュルンベルクの大審判では23人のドイツ人医師が告発されうち7人が死刑になった。ドイツの医者は法廷で「これは戦争の需要ではなく、全てのユダヤ人は自らの意思で署名して実験室に来た」と抗弁している。米国の司法官の答えはシンプルで「これらの人々はそのような状況下でどのような文書に答える能力をも失っていた」である。
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小林拓矢、片岡伸行. 『死体を商品化、メディアと医学界の倫理を問う----いかがわしい主催者と〝献体〟の出所』 . 週刊金曜日 2008年1月18日号.
日本アナトミー研究所の代表・北村勝美氏は、番組制作会社「インプットビジョン」の代表でもあった。06年9月、テレビ朝日のチーフプロデューサーが制作費の架空請求で懲戒解雇されたが、この人物と関係の深い北村氏はこれを機にテレビ制作から撤退したといわれる。
今年に入り、インプットビジョンは「ストレージ・ビジョン」を設立(1月9日)。北村氏は代表取締役会長である。同社は東京地裁から破産宣告を受けたコンピュータ関連機器メーカー「アドテックス」から一部の事業を継承した。このアドテックスを舞台にした事件が新聞紙上を賑わしたのは07年2月のことだ。「事件屋」とも呼ばれる前田大作氏(当時の日本スポーツ出版社社長)と指定暴力団山口組弘道会傘下の元組長といわれる下村好男氏がアド社経営陣に加わっていたが、共同通信は両氏を「『乗っ取り屋』ともみられていた」と報じた。同年2月に両氏は民事再生法違反の容疑で逮捕。北村氏はいわくつきの会社事業を両氏から継承したことになる。こうした人脈と「人体の不思議展」はどこかでつながっているのか。
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青島新聞網 . 『東京在9月18日舉弁“中国人体器官標本展”』, 2003-09-20 01:51:58.; [太洋論壇 - 魚拓 ]青島早報 . 『日本で人体器官展 南京が出所の標本が争議を呼ぶ』, 2003年9月20日. [全訳]
南京大学、江蘇省教育部門為何要在日本東京搞此展覧?昨天(19日),記者就此事展開調查。
昨天上午,記者分別撥通了南京大学及江蘇省教育庁的電話。“竟有這種事?我怎麼沒有聽説?”南京大学宣伝処的徐老師聽完記者講述後吃驚地表示,他表示将立即調査,並給記者一個答復。昨天下午,記者再次与其連繋時,他説,據調査南大未参与此展覧活動。徐老師又告訴了記者南大校長弁公室及科技処的電話,譲記者再覈実,記者分別与両部門連繋後,対方的答復是:我們不知道有此活動。
南京大学と江蘇省教育部門はなぜ日本の東京でこのような展示を行う必要があるのか? 昨日記者はこの件に関する調査を行った。
昨日午前中、記者は南京大学と江蘇省教育庁にそれぞれ電話をしてみた。
南京大学宣伝部の徐教諭は記者の説明を聞いて「どうしてそのような事になっているのか? そんな話は聞いていない」と驚きを表し、直ちに調査を行うと言った。午後に再度電話をしたところ、学内の調査を行ったがそのような展示活動に関わった事はないと説明された。徐教諭はまた、南京大学の学長室と科学技術課の電話番号を教えてくれ、記者に事実を確かめさせたが、その両方がいずれもそのような展示活動自体を知らないとの返答をした。
瞭望東方週刊. 『南京蘇芸事件再調査:地下死体交易鏈的曝光』 . 新浪網 , 2003年11月15日 13:24 [魚拓] 瞭望東方週刊 . 『「人体標本」事件調査:地下死体取引の鎖が露出』, 2003年11月25日. [全訳]
南京大学否認了網上的説法。"南京大学医学院従未在日本或与別人合作搞過甚麼人体標本展覧!"南京大学医学院院弁陳主任対《瞭望東方》説,"我們解剖課教学所用人体標本基本上来自海軍軍医学校,也曾想在教学上使用蘇芸的人体生物塑化標本,但価格上談不攏,便沒有買成。到目前為止,我院只在蘇芸廠買過5件仿真人体顱骨。"
南京大学はネット上で言われている事を否定した。南京大学医学院の陳主任は『瞭望東方』に対し「南京大学医学院は日本やその他に協力して人体標本展を行った事はこれまで一切ない。当大学の解剖課教学は基本的に海軍軍医学校から来た人体標本を使用している。また以前は蘇芸の人体生物プラストミック標本を教育用に使用する事を検討した事があったが、価格上の話がまとまらず購入はしなかった。現在までのところ、当医学院は蘇芸工場から5つの人間の頭蓋骨の人工模型を購入した事がある」と述べた。
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小林拓矢、片岡伸行. 『名前かたられ「強い怒り」! 南京大学が抗議声明』 . 週刊金曜日 , 2007年8月31日号. (ウェブ掲載:人体の不思議展に疑問を持つ会 ).
外務省(上海総領事館)に文書送付
看板は偽りだった。「人体の不思議展」主催者によって、中国人の人体標本に協力しているかのように宣伝されてきた中国・南京大学が「一切関係ない」とする抗議声明を出した。新聞社やテレビ局などの主催者側、医学界や自治体などの後援団体はこの事実をどう受け止めるのか。
南京大学国際交流所(鄒亞軍所長)から日本国駐上海総領事館(隈丸優次総領事)宛に、今年3月2日付で一通の文書が送付された。
日本のメディアと関係機関への通報を要請
「数年来、日本国内で『人体の不思議展』が開かれており、主催者側は『南京大学の研究施設の協力の下で、中国人の検体遺体を人体標本にしたもの』と説明しているという。
2003年に我が大学はこの報道に注意を払い、しかも厳しい声明を出した。『南京大学はこの展覧会とは一切関係がない』という声明である。それから数年が経ち、再びこの類のニュースを耳にし、我が校は深い遺憾の意を表する。ここにおいて私は南京大学を代表し、再び次の声明を出す。
『人体の不思議展』と南京大学とはいかなる関係もない。南京大学は人間の遺体を標本に使い、商業主義を目的としたいかなる活動にも反対する。主催者側が南京大学の名義を借用してこうした展覧をしたことは驚くべきことだ。我が校はこの種の行為に強い怒りを示す。
貴領事館が我が校の声明および態度を日本の関係メディアおよび機関に通報してくれることを切に望む」
本誌2006年9月15日号では、同年夏に仙台市で開かれた「人体の不思議展」を主催した河北新報社が、展示されている人体標本について「南京大学の研究施設から貸与」(同年6月26日付)と紹介したことを報じた。『河北新報』の記事は虚報だった疑いが濃厚だ。
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非理法権天 . 『抗議!人体の不思議展事務局との応答(11月14日から名古屋開催予定)』 , 2009-11-1; 7:40.
私:「南京大学からの献体か?本人、御遺族の了解を得た献体なのか?」
人体事務局・エモリ氏:「南京大学からの献体だ。献体の了解は得ている」
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小林拓矢、片岡伸行. 『死体標本はどこから来たのか』 . 週刊金曜日 2006年9月15日号. (ウェブ掲載:人体の不思議展に疑問をもつ会 )
会場には主催者の一つ、河北新報の6月26日付の特集記事が掲示され、この死体標本の提供元と献体について次のように紹介されていた。
「本展で展示されている遺体は全て中国・南京大学の研究施設から貸与されたもので、生前に献体登録を受けている」
また、会場で販売されている分厚い写真図版の中の「ごあいさつ」で、前日本医学学会会長で東京大学名誉教授の森亘氏も「前回はドイツとの協力であったのに対し、今回は中国の大学との提携である」と述べている。したがって、森氏の言う「中国の大学」とは、河北新報で紹介された「南京大学」であろう。
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瞭望東方週刊. 『南京蘇芸事件再調査:地下死体交易鏈的曝光』 . 新浪網 , 2003年11月15日 13:24 [魚拓] 瞭望東方週刊 . 『「人体標本」事件調査:地下死体取引の鎖が露出』, 2003年11月25日. [全訳]
《瞭望東方》:蘇芸向日本医学界提供人体塑化標本是無償的嗎?
劉:当然是売給他們的,怎麼会是無償的呢?這種標本的造価很高。
《瞭望東方》:日本的教研機構従蘇芸購進這些人体生化標本時,其用途有"展覧"這一項嗎?蘇藝是否与日本教研機構在日本共同舉弁過這様的展覧?
劉:這沒有特意説明。但都知道這種人体塑化標本主要是用於医学教学的。我們沒有和日本方面搞過任何展覧,也沒有分得甚麼利潤提成。
瞭望東方:蘇芸が日本医学会に無償で人体プラストミック標本を提供したのか?
劉:当然彼等に販売したが、どうして無償なのか? この種の標本制作費は非常に高価である。
瞭望東方:日本の教学研究機構が蘇芸からこれらの人体標本を購入した時、その用途に「展示」の項目はあったのか? 蘇芸が日本の教学研究機構と共同で日本でこれらの展示会を開催したという事なのか?
劉:この件に関しては特に説明する事はない。しかし私が知っていたのは、この種の人体プラストミック標本は主に医学教育に用いるものであるという事だ。私達は日本側と協力してどのような展示会も開催した事はなく、利潤の分け前もない。
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瞭望東方週刊. 『南京蘇芸事件再調査:地下死体交易鏈的曝光』 . 新浪網 , 2003年11月15日 13:24 [魚拓] 瞭望東方週刊 . 『「人体標本」事件調査:地下死体取引の鎖が露出』, 2003年11月25日. [全訳]
據南京公安部門問詢調査,2001年6月,日本解剖技術研究所以学術研究的名義与蘇芸廠簽訂了総価為338.4万元人民幣的銷售合同,購買人体不同部位的塑化標本162件,日本解剖技術研究所在與蘇芸簽訂購銷合同時声称這些標本将用来"医学教育、科研、科普知識展覧"
標本製作完成後,南京蘇芸以"示教模型"的名義,通過江蘇舜天集団機械進出口公司,於2001年9月30日和12月30日、2002年1月30日分3次運抵日本大阪。
南京公安部門の調査では、2001年6月に日本アナトミー研究所は学術研究の名目で蘇芸工場と総額338.4万人民元の販売契約を締結し、様々な部位の人体プラストミック標本162点を購入。日本アナトミー研究所は蘇芸と仕入れ・販売契約を締結した時に、これらの標本の使用を「医学教育、科学研究、科学普及知識展覧」と申告している。”
標本の完成後、南京蘇芸は「教育用サンプル模型」の名目で、江蘇舜天グループ機械輸出社を通じて、2001年9月30日と12月30日、2002年1月30日の3回にわたって日本の大阪に運送している。
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南方週末 . 『東京死展南京探源』 , 2003-10-09 14:33:13. [魚拓]
南方週末 . 『東京死体展の深源は南京』, 2003年10月9日. [全訳]
南京蘇芸承認了死体和標本來源於南京医科大学的事実,“都是他們使用過的,又要花銭火化,我們要求給我們使用,学校同意了。我們其実為医科大学省了(火化)銭。”
“不過,我們不清楚死体来源是不是捐献者的。”南京蘇芸的員工李女士説。
南京蘇芸は死体と標本の出所が南京医科大学である事実を認め、「全て彼等が使用したもので、また火葬には費用がかかるため、私達が使用出来るものを供給するように要求し、大学側も同意をした。私達は大学の (火葬) 費用を節減させたという事である」と説明した。
南京蘇芸の李玉蘭氏は「でも、死体の出所が献体者なのかそうでないかが私達にはよく分らない」と述べた。
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南方週末 . 『東京死展南京探源』 , 2003-10-09 14:33:13. [魚拓]
南方週末 . 『東京死体展の深源は南京』, 2003年10月9日. [全訳]
9月25日,南京医科大学解剖學與細胞生物学系主任王鶴鳴教授対記者説,在1998年到2000年之間,南京蘇芸和南京医科大学曾有一段合作関係。但該大学認為,在日本展出的標本,沒有一件来自志願者的遺体。
“他們把我們製作的標本拿去塑化,然後我們買回来使用。”負責死体接收的教師方実邦説。
在江蘇省教育庁協調下,南京医科大学等属下高校提供人体標本,譲南京蘇芸塑化加工為可重復使用的標本。省教育庁提供専項資金,一旦加工完畢標本返回学校,資金則流転到工廠的賬戸上。
同日、南京医科大学解剖学及び細胞生物学系主任の王鶴鳴教授は記者に対し、1998年から2000年の間、南京蘇芸と南京医科大学が共同関係があったと説明した。ただし日本で展示する標本に志願者の遺体は一体もないと同大学は信じているとした。
死体接収責任者の方実邦教諭は「当学が制作した標本を彼等がプラストミック保存し、それを私達が買い戻して使用していた」と証言した。
江蘇省教育庁のコーディネートの下で、南京医科大学などの管轄下の大学は人体標本を提供し、南京蘇芸がプラストミック保存加工をして繰り返し使用出来る標本にしていたとの事である。省教育庁は特定項目資金を提供し、加工が完了した標本は大学に戻り、資金は直ちに工場の口座に振り込まれる。
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瞭望東方週刊. 『南京蘇芸事件再調査:地下死体交易鏈的曝光』 . 新浪網 , 2003年11月15日 13:24 [魚拓] 瞭望東方週刊 . 『「人体標本」事件調査:地下死体取引の鎖が露出』, 2003年11月25日. [全訳]
但令童老和南京遺体捐献志願者心情灰暗的是,一個在日本東京銀座舉行的"不可思議的人体展"的標本来源竟被懐疑来自南京遺体捐献者,而該市惟一的遺体捐献志願組織対此竟不知情。在事件沸沸揚揚両個月後,当事者公司南京蘇芸生物保存実験工廠以及南京医科大学、東南大学医学院仍未對此事件作出譲人信服的解釋。
11月9日,記者再次来到南京,獲知,中国紅十字会已委託南京市紅十字会介入調査。"一定要給遺体捐献志願者一個説法。"南京市紅十字会与志友組織的連繋人徐小平女士説。
"我們有権利知道,志友們無償捐献的遺体是否被南京蘇芸公司及医学院校出售給日本人做商業展出了?這事情不弄清楚,本来就舉歩維艱的志友事業将会雪上加霜。"90高齡的楊搜非老先生、志友組織的創始人之一,対《瞭望東方》談及東京死展事件時心情沈重。
"拿捐献者的遺体謀利,以後誰還願意捐体?"志友組織副総幹事殷明老先生憤憤然。
しかし童氏と南京の献体希望者の気持ちを暗くするものは、日本の東京の銀座で開催されている『人体の不思議展』の標本の出所が意外にも南京での献体者の疑いがある事で、市で唯一の献体組織が意外にもその状況を全く知らない事なのである。事件の騒ぎの二ヶ月後、当事者企業である南京蘇芸生物保存実験工場と南京医科大学、東南大学医学院は未だ事件に対して納得の行く説明をしていない。
11月9日、記者は再び南京に来て、中国赤十字会が南京市赤十字会に介入調査を委託していたという情報を入手した。
南京市赤十字会と志友組織の担当者の徐小平氏は「献体志願者に対して説明する必要がある」と述べた。
志友組織の創始者の一人、90歳の高齢の楊搜非氏は『瞭望東方』の取材に対し「志友達の無償献体の遺体を、南京蘇芸社と医学院が商業展示のために日本人に売ったのかどうか、私達には知る権利がある。この事をはっきりさせない限り、もともと困難であるこの志友事業には打撃となる。」と、東京死体展事件に関する沈重な心情を語った。
志友組織の副総幹事の殷明氏は「利益のために献体者の遺体を手に入れるなら、今後一体誰が献体をしたいと思うのか?」と怒りを表した。
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リクナビNEXT . 『全国巡回展示「人体の不思議展」の企画・運営スタッフ (募集人数:2名) 求人概要』 , 2009年6月23日.
江森 清文/30歳 企画・運営
イベントの姿勢に共感
以前は百貨店ギャラリー勤務していました。 ここに入社したきっかけは人体の不思議展でバイトとして働いたこと。 健康を考える機会を与えてくれる、意義ある展示だと感じたんです。 色々な土地に行き、たくさんの人に出会える楽しさも、この仕事ならではの魅力だと思います。
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SBS Radio . 『ツインメッセで、「人体の不思議展」開催中!!』 , 2009年7月13日.
静岡市駿河区曲金にある「ツインメッセ静岡」におじゃましました。
今日は、こちらで、現在開催中のイベント「人体の不思議展」についてお伝えしました。
お話を、事務局の江森清文さんに伺いました。
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ウィキペディアの「インプットビジョン」の項目は編集合戦による執拗な白紙化が何度も起こっている。以前は制作番組のリストなども書かれていたが2010年2月時点では社名と代表者名を除いて全てが削除されている。ウィキペディアの編集ノート を参考の事。
なお2008年2月4日の白紙化の際に「会社は実在しないため、削除願いたい」とのコメントがされているが、現在「株式会社インプットビジョン」のウェブサイトは「只今、公開準備中です」との表示がされる状態であるが実在する。
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瞭望東方週刊. 『南京蘇芸事件再調査:地下死体交易鏈的曝光』 . 新浪網 , 2003年11月15日 13:24 [魚拓] 瞭望東方週刊 . 『「人体標本」事件調査:地下死体取引の鎖が露出』, 2003年11月25日. [全訳]
據南京公安部門問詢調査,2001年6月,日本解剖技術研究所以学術研究的名義与蘇芸廠簽訂了総価為338.4万元人民幣的銷售合同,購買人体不同部位的塑化標本162件,日本解剖技術研究所在與蘇芸簽訂購銷合同時声称這些標本将用来"医学教育、科研、科普知識展覧"
南京公安部門の調査では、2001年6月に日本アナトミー研究所は学術研究の名目で蘇芸工場と総額338.4万人民元の販売契約を締結し、様々な部位の人体プラストミック標本162点を購入。日本アナトミー研究所は蘇芸と仕入れ・販売契約を締結した時に、これらの標本の使用を「医学教育、科学研究、科学普及知識展覧」と申告している。
写真:
^ まつぼっくりんご . 『「人体の不思議展」疑惑』 , 2003年10月13日.
^ Noevierstyle . 『★人体の不思議展・・・・・★』 , 2007年07月13日(金).
^ 古本クラウドブックス . 『人体の不思議展 MYSTERIES OF THE HUMAN BODY(送料無料※)[92291]』 .
^ Hagex-day.info . 『読売新聞社が怪しい死体展覧会を主催』 , 2006年06月01日.
^ revival . 『理科室の人体模型以来で。』 , 2005年07月30日.
^ GMO Internet Group . 9199.jpによる『(株) マクローズ』検索 , 2010年2月現在. [魚拓]
^ 財団法人まちみらい千代田. 『大江戸骨董市』 . 千代田day's , c.2008.
^ リクルート. 『株式会社エム・ディー・ソフトハウスの求人・転職情報』 . はたらいく , 2009年8月6日.
^ JDNリポート. 『人体の不思議展』 . Japan Design Net , 2003年10月29日.
^ Pugh, Geoff. "Gunther von Hagens with one of his resin-filled exhibits",; Cited in Kate Connolly. "Corpse showman's pick-up service for new exhibits" , telegraph , 12:01AM BST 06 May 2006.
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