マイク・ホンダ議員が逃亡犯の中国系実業家から献金を受け取っていたというニュースがウォールストリート・ジャーナルとロサンゼルスタイムズで報じられている。
米下院のマイク・ホンダ議員が中華系反日組織の「抗日戦争史実維護連合会」や在米中国人からの献金など、中国系活動家との癒着は以前から指摘されていたが、ここの所中国系実業家のノ−マン・シュー(徐諾曼)が2004年以来民主党の候補者などに合わせて100万ドル以上の政治献金をし、そこにはヒラリー・クリントンが最高額の献金を受け取っており、一方そのシュ−氏が指名手配逃亡犯である事が明らかになったりなど、アメリカではちょっとしたニュースになっている。
その中でマイク・ホンダ議員も献金を受け取っていた一人であり、更にその献金が7月31日の慰安婦非難決議案可決の1ヶ月前に行われていた事が、ウォールストリート・ジャーナルの記事で言及されている。
産經新聞 8.31 13:25
【ワシントン=山本秀也】中国系実業家ノーマン・シュー氏による米民主党議員への献金問題で、慰安婦問題での対日非難決議を主導したマイク・ホンダ下院議員も同氏ら中国系の献金を受け取っていたことが分かった。シュー氏への批判を受けて、ホンダ氏は献金を辞退する意向を表明したが、同氏周辺に濃密な中国系人脈の影響が改めて裏付けられた形だ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルが調べた献金リストによると、ホンダ氏はシュー氏から今年6月に1000ドルの献金を受けたほか、迂回(うかい)献金を請け負った疑惑の出ているポー家からも計2000ドルを受け取った。シュー氏は同月、ホンダ氏のレセプションで幹事役を務めていた。
30日付の地元紙サンノゼ・マーキュリーによると、ホンダ氏の広報担当グロリア・チャン氏は、献金を返すか、寄付する方針を表明した。ホンダ氏は、慰安婦決議の推進で在米の中国系反日組織「抗日戦争史実維護連合会」の支援を受けたほか、中国系の献金が多いことも確認されていた。
以下が産經新聞の記事で取り上げられていたウォールストリート・ジャーナル紙の記事。ここではシュー氏がヒラリー・クリントン議員だけでなく、バラック・オバマ議員やマイク・ホンダ議員との繋がりも指摘されています。

レーダーの下のクリントン献金の大物
イアンス・ジャンヌ・デュガン、ブローディ・マリンズ
ウォールストリート・ジャーナル 2007年8月29日 A6面
ノーマン・シュー (徐) 氏は全国クラスで今年の政治献金提供者の大物の一人。実際多くの政治献金提供者が、彼が100万ドル以上の献金が出来る一握りの人々の一人であると言っている。2008年の選挙では1人あたり最大4,800ドルの献金が許可されている中での離れ業である。
![]() ノーマン・シュー氏(左)とヒラリー・ クリントン氏。2005年ニューヨーク での上位議員資金パーティにて |
連邦の選挙記録によると、シュー氏は3年前まで大統領候補者の陣営に対する献金を行った事はなかった。しかし今は大統領候補者達は、政治献金に関してシュー氏がメジャープレイヤーであると言う。
多くの「ヒル・レイザー」(ヒラリー・クリントン大統領選陣営のために少なくとも10万ドルをかき集める人々)がシュー氏の影で小さく見える。民主党の大統領選の資金提供者の数人は、衣服業界幹部のシュー氏はニューヨーク上院議員の大統領選のために100万ドル以上を献金したと言っている。彼は全国でトップ20の政治献金者に入っている。クリントン陣営はそのような詳細を明らかにせず、コメントを拒否した。
ヘッジファンドマネージャーでバラック・オバマ氏のトップ献金者であるオリン・クレイマー氏は「政治の話はともかく、シュー氏はきちんとして非常に寛大な人物として知られています」と語った。バラック・オバマ氏はイリノイ州の上院議員で、クリントン氏にとって党の大統領候補指名の最も強力なライバルである。
今週始めにシュー氏はウォールストリート・ジャーナルの記者への電子メールで「この国が私に与えてくれたものによって私は恩恵を受け、それを様々な方法で返そうとした。その一つが私が支持する候補者や運動への政治献金である。私は見返りは求めた事はない。私は友人や同僚に出資を頼み、同意した人達もいる」と書いている。
イベントで彼に会った人々は、シュー氏を暖かく熱心で魅力的で身だしなみのきちんとした人物だと言う。しかし、オバマ氏を支えるヘッジファンド大物のポール・テュードー・ジョーンズ氏や、アリゾナ共和党のジョン・マッケイン上院議員を支える企業買収のパイオニアのヘンリー・クラヴィス氏などの多くの大物献金者と違って、シュー氏には著しくキャリアがない。クリントン氏の他の献金者すらも、彼の事を全く知らないしトップ献金者に彼が突然現れた事に驚いていると言っている。
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昨日ウォールストリートジャーナルは、郵便配達員ウィリアム・ポー氏の一家が住むサンフランシスコ郊外の中産階級地区にある質素な家が、クリントン陣営への多くの献金のための住所として記載されていると報じた。公式な記録にはシュー氏はかつて、この家を彼の住所として使っていたと書いてあり、ポー氏の献金も非常に似通った方法で行われていた。
シュー氏の弁護士のローレンス・バーセラ氏は、彼のクライアントとポー氏一家との関係に関して反論している。
![]() (写真:AP通信) |
連邦選挙委員会の選挙資金記録では、シュー氏はコンポーネント社と言う企業のコンサルタント、ネクスト・コンポーネンツ社と言う別な会社の社長、ビコーズ・メンズ・クロスのデザイナー、そしてフリーのアパレルコンサルタントの肩書きで記録されている。
この問題に詳しい人物によると、シュー氏は少なくとも10年間はポー氏一家との関係があったとされる。シュー氏は最近ウィリアム・ポー氏の35歳の息子のウィンクル・ポー氏をニューヨークにある彼のアパレル会社の幾つかで働くために雇ったそうだ。
政治活動財政記録によると、シュー氏の最初の政治献金は、2004年7月21日のジョン・ケリー上院議員の大統領選陣営への2,000ドルとなっている。それ以来シュー氏は民主党候補に22万5000ドルの献金をしている。
その同時期に、シュー氏は候補者のために他の提供者から献金を「バンドル(掻き集め)」している。一個人が友人や同僚や親族に政治候補者への献金を頼む事は合法であるが、献金をした人達への払い戻しは認められていない。
殆どの大統領選候補者は彼等の「バンドラー」(金集め屋) の氏名を公表している。そして登録したロビイストは翌年の初めに代議士に対する献金額を公表する事が新法律では義務づけられている。
![]() (写真:AP通信) |
ウォールストリート・ジャーナル紙への電子メールでシュー氏は、彼が献金した数人の民主党の政治家を挙げて、優待などの見返りを求めた事は一度もないと書いている。そのリストにはペンシルバニア州のエドワード・G・レンデル知事、ニュージャージー州のジョン・コージン知事、マサチューセッツ州のテッド・ケネディ上院議員、カリフォルニア州のダイアン・ファインスティン上院議員、そしてオハイオ州のシャーロッド・ブラウン上院議員が含まれている。
それら民主党議員の代理人は、この件に関するコメントを拒否した。
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。
産經新聞の記事で言及されていた、ウォールストリート・ジャーナル調査による献金リストを見ると、ノーマン・シュー氏やポー氏一家の6人を中心に、中国系の姓を持つ複数の人物から同じ時期に集中的に一人の政治家に献金がされている事が分かる。
またホンダ議員に献金があったのは2007年6月25日、ノーマン・シュー氏とポー夫妻の3人からの合計3,000ドルで、これはワシントンポスト紙に意見広告『事実』が掲載された11日後、下院で非難決議案が可決された1ヶ月前と言う時期である。
次は、これも産經新聞の記事で言及されていた、30日付の地元紙サンノゼ・マーキュリーの記事である。ここではシュー氏の犯罪歴に関して言及されている。

民主党は汚れた献金を明らかにする緊急発進
逃亡者とベイエリアは政治陣営を結び付ける
マリー・アン・オストローム
サンノゼ・マーキュリー紙
2007年8月30日 太平洋夏時間 1:31'55"
地方と国政の民主党政治家のための気取った資金調達屋のかつてのベイエリア実業家、州司法局が彼が15年間の逃亡者であると発表した後、何人もの政治家が彼から逃げ出した。
今回彼が有罪判決を受けた泥棒である事が発覚した。彼はニューヨーク在住で、ヒラリー・クリントン上院議員を含む民主党の政治家に何十万ドルも献金していた。
![]() スピッツァー知事の29日の記者会見 (写真:Gothamist) |
クリントン氏のための「ヒル・レイザー(ヒラリー献金屋)」
シュー氏に関する事実は、激しく争われた予備選挙の最中に暴露され、その最有力候補達の数千万ドルもの献金受領の事実を直撃した。2004年以来シュー氏は民主党員のために少なくとも25万ドルを献金していたと見積もられている。彼は10万ドルをニューヨーク上院議員の大統領選出馬のために献金すると約束するために、クリントン陣営における「ヒル・レイザー」の身分を得て、ウッドサイドで9月30日に行われるクリントンイベントの共催者となる予定であった。彼はまたイリノイ州のバラック・オバマ上院議員に2004年と2005年に献金を行っている。
ジェリー・ブラウン司法長官のスポークスマンは、現在マンハッタンのアパレル業界にいるシュー氏が1990年代前半の判決から逃亡した後に、シュー氏への逮捕状が出されたと語った。シュー氏はラテックス手袋転売を伴ったネズミ講からの大規模な窃盗への抗弁をしていた。彼は投資家への賠償支払いと州の刑務所での3年以内の服役に同意していた。サンマテオ・カウンティ高等裁判所によると、1992年の令状には200万ドルの保釈金が書かれていたそうだ。
香港出身でカリフォルニア大学バークレー校に通ったシュー氏は、ワシントンDCの弁護士の電子メール声明で「私が送っている市民生活の事実によって令状が宣伝されたような事になって驚いている。如何なる義務や法からも逃れようとしていた訳ではない」と書いている。
また彼は、どの候補者に対しても迷惑をかけるつもりはなかったし、献金は止めるつもりでいるとしている。
ロサンゼルスタイムズ紙がシュー氏の逃亡を報道した後の29日、クリントン陣営は献金を辞退する事を決定した。
シュー氏は少なくとも数人の地方議員に献金をしており、それは6月にアサートンのホンダ議員の誕生パーティ資金集めレセプションの幹事役を勤めた事や、2004年に民主党の大統領候補に指名されたジョン・ケリー上院議員のためのシリコンバレー献金などを含む。
民主党への献金者でサンタ・クララ・カウンティー判事のラリー・ストーン氏は、シュー氏が2004年にベイエリアでのケリー候補のイベントに来た時に初めて会い、国際的な実業家としてのシュー氏を思い出したと語った。
![]() (写真:AP通信) |
ミネソタの民主党のアル・フランケン上院議員候補を含む、カリフォルニア以外でのその他の幾つかの陣営は、シュー氏からの献金は手元にはないと表明した。
シュー氏が2004年のオバマ氏の上院選挙運動に2,000ドル、2005年には彼のホープファンド社の政治運動委員会が5,000ドルの寄付を行っていると記録にはある。これに関してオバマ陣営はノーコメントだった。
2004年以来デリーシティのポー (鮑) 一家が、クリントン氏への4万5000ドルを含む20万ドル以上の政治献金をしていた事をウォールストリート・ジャーナルが報じた後、シュー氏の居場所はカリフォルニア司法局が把握している。このポー氏一家が質素な家に住み、父親のウィリアム・ポー氏が郵便配達員で、妻のアリス・ポー氏が主婦であるのに関わらず、この一家の献金は彼等の成人した子供達を巻き込んだ疑惑を引き起こしている。同紙はシュー氏とポー氏一家の献金方法を関連付け、ポー氏の住所をシュー氏が居住地として使っていた事を報じている。
資金のバンドラー
他人に献金を頼む、いわゆる「バンドラー」(金集め屋) と呼ばれる行為は違法でないにせよ、シュー氏のように献金を払い戻す行為は連邦法に違反となる。
シュー氏の弁護士のE.ローレンス・バーセラ氏は電子メールインタビューで、シュー氏が誰に対しても献金を払い戻したような事は決してなく、ポー夫妻の子息のウィンクル・ポー氏はシュー氏の下で働いていたとしている。ウィンクル・ポー氏は献金は彼自身のもので投資として悪いものではなかったとウォールストリート・ジャーナル紙に語った。
それなら何故シュー氏は15年間も逃亡者のままでいたのか?
「当時の法施行では現在と以前の住所でシュー氏を探したのだろう」と発言したジェリー・ブラウン司法長官の広報担当のギャレス・レシー氏は「この犯罪はインターネット時代以前のものです。彼の名前をGoogleで正確に検索出来ません」と語った。
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。
![]() 出頭し保釈金を支払った後のシュー氏 (Heidi Schuman for the New York Times) |
ウォールストリート・ジャーナル紙調査の献金リストを見ると、それにしても米民主党は随分とまあ中国系支持者とズブズブの関係であった訳で、まあなるほどと言う感じであるが、最近突然ヒラリー・クリントンが中国製品不買を言い出したりなど、実はこの事件と関係があるのかとも勘ぐってもしまう。
また、ホンダ議員がシュー氏とポー夫妻から受け取った額は計3,000ドル (約26万円) であり、献金を受けた中では額が多い方ではないのだが、それでもこれだけ人数がいる民主党の献金受領者の中で、84のメディアで彼が記事に取り上げられると言うのは何か意味深ではある。
なお、ホンダ議員の広報担当者は「チャン」(Chan 陳) と言う姓であるが、これは香港か広東系華僑特有のスペルであり、つまり彼のオフィスで華僑が働いていると言う事である。
関連情報
・慰安婦決議のホンダ議員が指名手配中の中国人からの不正献金受け取りを認める (ステージ風発 2007/08/31 10:21)
・米民主党に巨額政治献金する華人、資金の出所に疑惑 (大紀元時報 07/09/01 04:58)
・ホンダの中華マネー汚染…シナ人犯罪者の献金発覚 (東アジア黙示録2007/09/01 04:41)















