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リック・オバリーが入管で拘束

 和歌山県太地町のイルカ漁に反対する活動家で、『ザ・コーヴ』に出演した事で知られるリック・オバリー(76)が18日の夕方に成田空港で入国しようとした際に入国管理局に拘束されていた事が分かった。翌日午後にAP通信が報じている。

 ドルフィンプロジェクトによるとオバリーの到着は18日16:45でそれ以降国外追放者用の施設に拘束されたままだという。

 オバリーの代理人の高野隆弁護士によると、オバリーの観光客としてのステータスが「十分に証明されていない」ため観光ビザで入国できないと言われたという。またオバリーが『ザ・コーヴ』の製作に関わっている事と、シーシェパードとの関係が問題にされたが、オバリーはその両方を否定しているという。
 同弁護士は異議申し立てをしているが、決定をサポートする情報の提示は拒否され、オバリーの反論も受け付けられなかったという。決定には数日かかるとみられ現在のところ不明だという。
 高野弁護士は、オバリーの扱いは日本に関するネガティブなメッセージを発信したとし、「これは日本が批判的な視点を認めない事を示している」と話している。



 息子のリンカーン・オバリーを介して報道機関などに送られた声明でオバリーは「日本政府がイルカ戦争を行う者達を厳しく取り締まっている。私は全ての欧米人活動家の名目上の長として利用されているように感じる。これは太地の残虐を隠そうとする日本政府の必死な試みだ。彼らはイルカの屠殺と水銀汚染肉の販売の言い訳のネタが尽きたのだ」と書いている。

 入管は個々のケースに関してコメントはしないとしている。

 『ザ・コーヴ』の公開後にシーシェパードが常駐し始めた2010年度以降、ドルフィンプロジェクトの活動家を率いるオバリーは年に2回ほど来日し、太地町でのイルカ漁監視活動の他、東京都内で反イルカ漁デモに参加したり、静岡県の富戸で現在休止しているイルカ漁に圧力をかける活動などを行っていたが、一昨年度辺りから入国の際に入管で取り調べを受けるようになっていたという。

 また、昨年9月には和歌山県那智勝浦町で飲酒運転の疑いで警察に職質を受けた際にパスポート不携帯で逮捕をされたが、この時は更に免許不携帯だったという。この数日後には太地町内でレンタカーの自損事故を起こすなど昨年は幾つかの事件を起こしている。

 なお、オバリーの代理人の高野弁護士の事務所は、2014年5月に太地町立くじらの博物館を「人種差別」と「思想信条の自由の侵害」として訴えたオーストラリア・フォー・ドルフィンズ(AFD)の弁護も行っている。

 現在のところこのニュースを国内メディアは報じていないが、英語メディアは見つかる記事の全てがAP通信の掲載か同記事が情報源となっており、ドルフィンプロジェクトのサイト以外に新たな情報は出されていない。(了)




脚注・資料:

太地町関連の情報は悪用される可能性があるため限定公開とします(パスワード制)。又はFacebookまで。




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